アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2012-08-28 23:40:46 | 競馬
土曜 小倉
11R デスペラード 10着
「道中、ガツンとくるところがなかった。
 小回りだから早目に動いたこともあるんだろうけどね」
戦前、小倉の1700m戦があっているとは誰も予想しなかっただろうし、
レースが終わった今、100万人に聞いても全てが合わないと言うだろう。
走力で何とかしないかというところだったが無理だった。
同馬は現役でも数少ない真の追い込み馬なので、
早めに動かしたことは無意味、というか馬の邪魔でしかなかった。
待っていればガツンと来るところがあったはずなんだけども、
それが訪れるのを待てるような条件ではなかったし、
結構早めに仕掛けたのを見ると、待つ気も無かったような気がするね。

まあ、レース条件が合わなさ過ぎたとしか言いようがないだろう。






日曜 札幌
6R シルクオフィサー 10着
コメントなし

まず最初に、今回は1年ぶりの出走なので、
どういう結果であろうとも度外視はして良い。
プラス24キロというのはいかにも余裕があったし、
かなり発汗していて最初からテンションが高かったので、
まともなレースになっていなかった。
真価は使ってからだということは言うまでもないだろう。

それにしてもえらいガツガツと前に突っ込んで行っていたが、
気が抜けているよりはまだ良いんじゃないだろうか。
一度実戦を走れば少しは落ち着きを取り戻すだろう。
次は大幅な前進を期待したい。




11R パドトロワ 1着
「歩様もデキも良くなっていたし、内枠も良かったね。
 ハナにはこだわっていなかったが、
 バッタリ止まることのない馬だから、早めにスパートしようと思った。
 正直、最後はタイミング的に負けたと思ったけど、
 G1級の強い相手に勝ちきれて良かったね。
 昨年はスプリンターズSで悔しい2着だったので、
 今年は良い結果が出るように頑張りたい」
3、4、7、8、9、10、12、14着馬の騎手から
相手が強すぎた、相手が悪かったというコメントが出ている。
それくらいに1、2着馬の力は抜けていた。
本番へ向けての試走を良い形で終えたこの2頭だけが、
本番でも上位人気を形成して再び勝ち負けをするだろう。
レースぶりについてはそんなに言うことはない。
テイエムオオタカのスピードではパドトロワの望むペースにならないから、
自分で出て悠々と1200mを走ってきただけの事。
ダッシャーゴーゴーはこちらの真後ろを走る絶妙の競馬で、
パドトロワの動きを見極めて上手く外に併せに来た。
どちらもこの地点で出来る事を存分に見せている。
勝ち負けは分かれたが、まあこれは勝負なのでね。
勝ったことについては、運が良かったということで良いだろう。
ハナ差ってのは間違いなく運だから。

函館スプリントSを走った後に、
わざわざ新潟に遠征してアイビスサマーダッシュを走り、
戻ってキーンランドCに出た馬は、おそらくパドトロワが初だろう。
函館から新潟への輸送は一般的なものより相当な負担なのだが、
今回の函館から札幌への輸送もそう簡単なものではない。
輸送を挟みまくっており疲労がたまりそうなもんだが、
このように使った理由が「馬体を絞る為」だから前代未聞w
それで二つ重賞を制するんだから底力が違う。
後は栗東に帰って坂路を中心の調整。
こちらのほうが負荷をかけやすく調整しやすいのは間違いない。
今度は100%のパドトロワを見ることが出来るはずだ。


ところで、今回の勝利で夏の短距離王の座を確定させた。
これから手に入れようとしているG1タイトルから見れば、
あくまでおまけみたいなものなんだけども、
この夏の連勝によって、G3の3800万円を2つと、
サマーシリーズの優勝賞金5000万円を加え、
1億2600万円をあっという間に手に入れたわけで、
既にG1を1つ勝ったようなものとなっている。
実際にそのタイトルを取ってみると、思いの他にでかいねこれw
既にG1で連対した経験もあるし、
この2つの重賞勝ちだけでも種牡馬になる権利を手に入れたと思うが、
(エンドスウィープの後継として輸入された父は、
 地味だけども高確率で勝つ馬を出すから需要はとても高い。
 よって、代表産駒となったパドトロワはまず種牡馬になれると思う)
G1勝ちのタイトルがあれば人気種牡馬への道が拓けるだろう。
昨年の雪辱を果たして、明るい将来を掴み取って欲しいと願う。