見出し画像

【創作びより】

まさかの自問自答

夫が家で仕事をするというので、三女をおばあちゃんにあずけ、長女と次女をつれて、扇町キッズプラザへ出かけた。長女に「どこへ行きたい?」とたずねたら、「寒いから、キッズプラザ!」と答えたけど、考えることは皆同じなのかも。ロッカーは空いてないし、人気のあるコーナーは行列ができてるし、今まで行ったなかで、一番混んでいた。あまりの人の多さに、2回も迷子になってしまった。わたしのほうが(笑)。長女が次女にしっかりついてくれてたんで、助かった。
子供たちにずっとついてまわってると、まるで鏡を見てるように、じぶんとそっくりなお母さんたちに出会う。子供の写真をとったり、走って子供を追いかけたり…。自分もどっぷり母親にもどった気になった。一役だけをしていればいいのは、すごく心が落ち着けた。それ以上、自分はどうしてそんな厳しいなかへ飛び込んでいこうとするのだろう…と初めて思った。
今までは、よりどころが創作しかなくて、周りも見えず、突き進んできた。ところが、創作以外で仕事が見つかり、別の道を歩み始めた。ふと、そこまでして本当に創作したいんやろうかという気持ちがうかんできた。自分でもすごく不思議。今までそんなこと、思ったこともなかったのに。
正直、締めきり前に作品が仕上がらず、吐きそうになって原稿を完成させるのはすごく苦しい。自信があった作品が認められず、落選を続けるのも精神的にきつい。それでも、今まではすぐに立ち直って、書き続けてきた。まさか、今になって、自分はそこまでして本当に創作がしたいのかと、自問自答するなんて、意外だった。創作の書き方の本などでは、まず、そこを深く考えなさいとある。どうして自分は童話を書きたいのか。今までは、子供たちを爆笑させたいから、なんて答えてたけど、それは甘いとやっと気づいた。書かずにいられないから書く。いつやめたっていいのに、他にもラクな生き方はいっぱいあるのに、それでもやっぱりやめられないのは、書かずにいられないから。書けないときはつらいけど、書き出すと楽しくてたまらない。やっぱり遠距離恋愛に似てるかも。会えないときはさびしくて、つらいけど、会うとうれしくて時間がたつのも忘れてしまう。
新年早々、まさかの自問自答に自分でも驚いた。距離ができたからこそ、気づけてよかったなぁと思う。ちょっとしたことで、スタンスが変わったような気がする。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事