【創作びより】

【創作ブログ】はじめての原稿料

はじめての原稿料をいただいたので、家族5人で1泊2日の旅行に出かけました。『母の友』11月号に原稿用紙3枚の小さな童話を載せていただいて手にした原稿料。銀行で通帳に「フクインカンショテン」(福音館書店)と印字されているのを見たときは何とも言えないうれしさが込み上げてきました。
本当はオーブンレンジを買おうかなぁと思っていたのですが、私が原稿を書けるのは家族の支えと励ましがあっこそ。特に今回、『母の友』に掲載していただいた作品は、三女が水ぼうそうで保育所を休んでいるとき、三女を喜ばせようと思って書いた作品。「もいっかい、もいっかい」と催促され、何度も読み返し、推敲することができた作品です。
子どもたちに「どこ行きたい?」とたずねると、声をそろえて「舞子ビラー!」という返事が返ってきました。

水曜日、いつもより早く子どもたちを保育所へ迎えに行き、電車に乗って、神戸の舞子へ。その昔、宮家の避暑地だったという「ホテル舞子ビラ神戸」は、緑の庭園といい、明石海峡大橋をのぞむ眺めといい、来るたびに心の底から癒されます。
子どもたちは「掲載おめでとう!」も「原稿料もらってよかったね」も何も言ってくれませんが、一人で思い出しては喜びをかみしめていました。お風呂につかりながらも、ごちそうを食べながらも、お部屋からの景色を眺めながらも、あぁ、童話を書いて、ここへ来れたのだなぁと…。たった3枚の童話ですが、苦労して頭かかえて何度も何度も書き直し、最後まであきらめずに完成させたからこそ、ここへ辿り着いたんだと…。

2日目は元町で電車を降り、異人館を目指して長い坂道を登っていきました。三女は「しんどい~」と言って歩こうとしないので、おんぶをしたりだっこをしたり。風見鶏の館に着いたときは、私のほうがヘトヘト。乾いた喉に、六甲山牧場のアイスがヒンヤリ沁みて美味しかったです。

異人館を巡ったあとは、ロープーウェイに乗り、布引ハーブ園へ。子どもたちが「楽しい、楽しい」と言ってくれたので、きっとこの旅は忘れられない想い出になったと思います。


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