【創作びより】

欲張りな自分

さぁ、今日は3枚童話を1本完成させるぞぉと、机の上にノートや資料を広げた。ここんとこ頭ガチガチだったんで、かなりやわらかくしないといけない。4才の三女を思い出し、床や土の上のものをひらうように、種をさがす。キーワードをひろい、じわじわ広げていく。
もう少し…というところで、チラッと見えてしまった。資料の間にはさんでた『ジュニア冒険小説大賞』の発表の冊子。気になって、また見てしまう。選評に書かれていることは、何度読んでも面白い。最終選考に残られた方の発想の斬新さには、思わずうなってしまう。冒険の世界は、果てしなく広い。広くて深い。応募は今年きりでやめとこうと思ってたけど、またムクムクと挑戦したい気持ちが沸いてきた。とにかく面白いものを書きたい。自分にしか書けないものを…と、別のノートを広げ、ジュニアのアイデアを書き込んでいく。落ちた直後は、闘志がメラメラしてるから、アイデアも浮かびやすい。あとで見ると、なにこれぇ!?というのも多いんだけど。
過去の選考経過などもPCからプリントアウトして読んだ。と…、あることに気づいた。一次選考通過された方も、受賞された方も、みんなかっこいい漢字のペンネームを使われている。オールひらがなのペンネームは、わたしだけ。なんか、中学生の中に、ひとり幼稚園児が混ざってしまったかんじ。わたし…、ここにいて、本当にいいんやろかという気になってきた。
幼年童話も書きたいし、中編もカタチにしたいし、長編でも自分の世界を創りあげたいし。欲張りだなあと思う。水に浮かんだハッポースチロールのあっちにもこっちにも足をのせ、股がさけていくかんじ。どこかで絞りこんでいかないといけないのかなぁと…、まあこれはまた今度悩もう。
夕方、郵便受けを見ると、雑誌『日本児童文学』が届いていた。えぇ~、ジュニアに出したから、もらえるのかなぁ、落ちた理由が書かれてるのかなぁと、こわごわ開けた。と、推理・探偵シリーズに応募したから、くれはったみたい。んもう、出す出すぅ、こんな素敵な雑誌くれるんなら、協会の公募には全部出しちゃうぅという気にさせられた。どの記事も創作も公募の募集も、創作だましいをぶんぶん揺さぶってくる。あぁ…、公募に振り回されず、ほんとに書きたいものを書いて、条件がピッタリなら応募しようと思ってたのに、なんて魅力的な公募が多いんだろう。
とにかく地に足つけていかないと、前見極めていかないと、本当に振り回されて終わることになる。しっかりしろよ、と自分に言い聞かせた。

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