さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

福島の旅を終えて磐城壽を飲む

2019年05月15日 | 東北シリーズ



宇都宮からの帰りは、東武線の特急スペーシアで帰る。新幹線は高いしねw



北千住の手前だから、あれは小菅刑務所かー。やけにモダンな建物になりやがった。
中央から放射線状に造られているのは、全体を見張るのに便利だから。近代的な建物に
なってからその伝統を守る必要もあるまいに。



スカイツリーが見えてきた。今回の旅もこれで終わり。



昼飯も居酒屋も、今回の旅ははずしまくった。なので通販で浪江町の酒、磐城壽を
注文した。福島で飲んで以来、これを求めて金町の居酒屋へ行ったりもしたものだ。
(その店の主人はあちら出身で、友達が蔵をやっているそうです)

原発のおかげで浪江町の蔵元はもちろん操業不可になった。磐城壽は世の中から消滅する
ところだった。しかし検査用の麹が県外に出されており、それがあれば造れるだろうと
山形の酒蔵が協力し、磐城壽は甦ったのです。

そんなニュースをどこかで読んだことを、私はすっかり忘れていました。あるとき立川の
場末の居酒屋で飲んでいたとき、「山形の酒、磐城壽」とメニューに書かれていたので、
店員に「俺はこの酒を好きなんだよ。山形のはずがねえ。だって磐城だよ?」と言ったら、
「では確かめるために瓶を持ってきます」といって戻ってきたら、やっぱり「山形」!

そォ~だっ!どこぞの山形の蔵が、浪江の酒を救ったっつー話だったんだっ!
泣けてくるじゃありませんか。

米は福島産。水はまだ浪江町のを使えませんが、いずれ水も米もオール浪江で造りたいと
頑張っているそうです。俺もせいぜい飲んで応援するよ!



今回初めて飲んだ「ゴールデン スランバ」。「黄金のまどろみ」のなかで見た夢は、
悲しくないんだね?!泣いちゃうから少女なんて出すなっつーのっ!



少し湿っぽくなっちまったもんだから、能天気なやつをひとつ。
桐の箱に入った「類」の文字。もう酒ってわかりますよね?



ミシェル・グロ! ブルゴーニュの「ニュイ・サン・ジョルジュ」です。
吉田類がフランスを旅した特別番組がありました。そこで彼はなんとグロに会うのです。
そしてグロの作ったワインのエチケットに、類さんが絵を描くという企画。



あ~、俺もブルゴーニュに行って、地酒を飲みまくりたい。そのうちやるよ!マジ。
フランス語をやらねば。「チュ・エ・シ・ベル♪」(=あなたはとても美しい)

さてさて、ミシェルの造った珠玉のニュイ・サン・ジョルジュ、お味のほうは。。。
グラスに注ぐとピノ・ノワール特有の華やかな香りが立ち上り、澄んだ薄紫の色に
吸い込まれるように、これは飲まずにはいられない。花のドレスを着た、すらりとした
姿の美女が長い髪をなびかせながら、新緑の林の中を軽やかに歩いていて、こちらを
振り向いて微笑んでくれたよう。すべてが完璧で均整がとれている。パーフェクト。



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