さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

旧下ヨイチ運上家 ランドーの冒険記48

2022年11月11日 | 北海道シリーズ


ニッカウヰスキー蒸留所から海岸のほうにやってきました。


こちらは旧下ヨイチ運上家です。


内部はあまり明るくないので、人が座っているのを見て少しギョッとしました^^;
竹鶴さんも、最初はこういう人にウィスキーを飲ませたのでしょうから、わかって
もらうようになるのも大変だったでしょう(^益^;


なかなか大きいぞ。


ここは19世紀の初め、運上金を払った商人が対アイヌ交易の権利を請け負って作った、
言わば中間搾取の拠点となったのです。原住民から税金を搾り取る資本主義の始まり
とも言えましょう。


この建物は建築年次は特定されていないが、場所請負人林長左衛門が嘉永6年
(1853年)に改築した折の図面が林家に伝承されており、その図面に従って昭和54年
(1979年)、今の姿に復元されたそうです。だからまだ40年ちょっとなんだな。


各部屋に人形が置いてあります^^


こいつはちょっと偉いのでしょう。


遠山の金さんの父親も滞在したことがあるそうです。右の人がそうなんだって。


こいつが片肌脱いだらタトゥーだったりして^^;


アイヌをひどく虐待したのですが、そのことについては全く触れてはおりませんw
まあだいたいそういうものですなw


ランドーの冒険記48(最終回)長い旅を終えて

146日間の旅だった。最初に函館を出てから4200マイル(6759キロ)、3800マイルは
馬に乗り(1日に約40キロ)、400マイルは汽船かカヌーに乗っていた。骨を折って
から58日間、馬に乗って進んだ。足に大きな怪我をしてから函館できちんと治療を
してもらえるまで60日も過ぎていた。

ヘンソン氏は親切に迎えてくれた。宿屋ではなく自分の家に招待してくれた。
ふたたび心地の良いベッドに寝られた。シーツと毛布のあるベッドに寝るのは変な
気持ちだった。

函館に戻ってきたときに感じの悪かった領事は自分の過ちを認めて、「最初は誰だか
わからなかったから」という謝罪の手紙と共に、100通もの私宛ての手紙と新聞を
送り届けてきた。

これで蝦夷地一周、アイヌたちの話を終わります。

(-ω-)/
この冒険記を読んで下さった方々、どのエピソードが一番心に残りましたか?