さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

北前船廻船問屋 森家

2019年12月15日 | 山陰・北陸日本海



岩瀬という街は、江戸から明治にかけて北前船の寄港地として栄えました。
というわけでここ新川町通りには、歴史的な家屋が並んでいるのです。富山市内から
ライトレールの終点までやってきた港は、いまこそ「街はずれ」ですが、江戸時代は
栄えていたので、この通りにはなんと参勤交代の行列が通っていたそうです。



北海道から昆布を運んでくるもんだから、富山の昆布消費量は日本一なのです。
北前船は日本海を西に進んで九州まで行き、瀬戸内海に入って大阪にまで行きました。
というわけで、その中継地点では日本中の物資が行き渡りました。

北海道の鰊、昆布、青森のリンゴを積んで大阪に行き、そちらでは紀州のみかんを
積んで北国に持って行ったと。みんな喜んだでしょうねェ~。



こりゃでっかい酒蔵。そういえば酒も運ばれただろうなあ~。



こりゃ素晴らしい窓。書斎にしたら最高です。



さて北前船廻船問屋の森家です。ここは見学できるのです。



おうおう、北前船の模型が飾られていました。



見上げれば籠。ほとんど殿様じゃねーかー。



案内係のバーさんが、数人の年配の観光客に説明をしていました。最初に入るとき
入り口のジーさんに「案内聞いて!」と言われたのですが、北前船の歴史を語られても
なあ、と消極的。聞いているバーさんたちは「へえ~!そうなんですか~!ほぉ~!」と
熱心な感嘆の声をあげている。「そんなん俺のほうが詳しいんですけど」的な顔を
するわけにもいかんし、ウソ臭い相槌もする気にならんし、グループの相手をしている
のを幸いと距離を取る^^;



蔵の扉にも装飾がありました。



こりゃあ広くて立派。やっぱり通商貿易は儲かるんです。



オンボロマンション暮らしが長いので、こういう和室に憧れるなあ。



廊下があって中庭もある。憧れても無理かー。しかし田舎で限界集落になっている
ところなら安く買えるか?電気や下水道、ブロードバンドは望めないだろうなあ。
NHKは集金に来るのか?「罪を悔いよ」みたいな看板を貼れってやつらは来るのか?