土曜日の朝、水墨画教室の生徒有志が集まり、師匠の車で日の出町の「白岩の滝」まで出かけた。昨年の8月末には「滝シリーズ」第1弾として桧原村の「払沢(ほっさわ)の滝」を訪れた。滝までの山道、滝つぼのまわりの涼しさが「よかったねえ」「また行きたいね」と意見が一致しての夏のスケッチ3回目が決まったのだ。
JR五日市線の武蔵五日市駅から「つるつる温泉」行きのバスも出ている。「白岩の滝入り口」で下車しタルクボ沢を平井川に沿って15分ほど歩くと「白岩滝ハイキングコースの入口」に出る。この先の「雨乞橋」を渡るとすぐ左手に「白岩の滝」だ。うーん、思ったより小さいかなあ、と案内板を読むと、これは「雨乞いの滝」らしい。この少し先にもうひとつの滝があり、そこが「白岩の滝」なのだけれど、地元ではふたつを総称して「白岩の滝」と呼ぶ、という。
ややこしい。それでも上流の白岩の滝の周辺はさすがに涼しくて一気に汗がひく。払沢の滝と比べると水量が多いわけでもないし、どどどーっと一気呵成に滝つぼに流れ落ちる華々しさもないけれど、水は冷たく濡れた岩肌の輝きがやさしく、しっとりと落ち着いた滝だ。
滝の横手のハイキングコースはかなり急斜面だけれど、さらに登ると日の出山へ通じる。「熊に注意」のたて看板が不気味だが、リュックを背負ったハイカーと何人も出会った。かつては青梅杉の産地として知られていた山は今も杉木立が続いているが、青々したモミジや、葉の大きな広葉樹も多く、水辺の山アジサイや草むらさえ真夏の風情。
スケッチのできはともかく2時過ぎ頃に切りあげて、帰路は「つるつる温泉」に寄って休憩。「温泉」には入らなかったけれどこの次のスケッチ旅行の話が楽しかった。次回予告「精進湖から富士を仰ぐ」♪
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