ハードカバーは高いし、かさばるから車内では読みにくい。でもどうしても読みたいから自宅読書専用に図書館で借りようかと思っていた矢先、ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチコード」が文庫になった。上中下の3巻だが、合計で1,800円ほどだから映画1本分の料金。これならば、と昼休みに中野坂上の文教堂で買った。
入口を入ってすぐの一等地に、ハードカバーと並べて平積みされている。周りをダ・ヴィンチ関連の書籍やムックが取り囲んでいる。業績をまとめた資料や「ダ・ヴィンチコード」は大嘘だ、といった派手な帯で存在を主張する関連本が山積みだ。
カバーをかけてもらったら、これがまた「ダ・ヴィンチコード」の宣伝用の特製ブックカバー。版元の角川書店の提供だろうけれど、どうなのよそれはとちょっと興ざめ。文教堂のカバーは特に印象にないけれど、あの本屋のブックカバーが好きだからそこで買う、という読者だっているのだから、あまりあこぎにすぎると反発をくらうよ、と人事ながら少し気になる。
車両をまるまる特定企業のCMで飾る交通広告の手法があるけれど、見ただけでうんざり。名前を連呼すれば利用者の記憶に残るから、という広告代理店のデータ資料があるのだろうか。逆効果じゃないかと思うぞ。ダ・ヴィンチコード、読む前から波乱の予感。
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