晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

ババンババン、ビッグバン

2010-11-06 | ●読書百変
おだやかな小春日和の土曜日。明日が休みと思うと身体が喜ぶのか、いつもより早めの午後1時に目覚める。久しぶりの晴天に誘われて、郷土資料館沿いの多摩川土手を散歩。

陽射しは暖かく、川を渡るさわやかな微風が頬をなでる。うん、秋はこうでなくちゃと心が弾む。このまま曇らなければ夜は星空だ。深夜にはハレー彗星の青い光も見えるかもしれない。さて、ビッグバンだ。「宇宙は何でできているのか」-素粒子物理学で解く宇宙の謎-(村山 斉・幻冬舎新書)を読了。

「“マイクロ波宇宙背景放射の異方性”の発見により、宇宙はビッグバンから始まり、137億年かけて現在の大きさまで膨張したことが裏付けれらた」のだという。その理由。

現在の宇宙の温度は摂氏マイナス270度(絶対温度で3度)だが逆算するとビッグバンから40万年後に摂氏3,000度になり、初めて光が自由に飛べるようになった。この光の波長が宇宙の膨張によって引き伸ばされ、現在はマイクロ波として観察できる。という次第だ。

宇宙は膨張している。やがてどこかで停止するか、逆に縮小すると思われていたけれど、膨張は現在も加速しており、そのエネルギーが宇宙の物質の70%以上を占める「暗黒エネルギー」と考えられている。

といったあたりで再度ページを行ったり来たり。この後、元素の誕生から最小物質クォークのこと、「超新星爆発」による星屑から炭素が生まれ、人が生まれ…と続くのだけれど、いつも夜明けの通勤電車内で少しずつ読んでいるから、もうろうとした意識が宇宙に飛んでしまい、太陽内部の核融合炉反応あたりで朝日が昇る♪

読みかけの「陰陽道」の本も面白いから、これをたいらげてから、また宇宙に戻ろうかな。「動的平衡」もあわせて、どうやら、それぞれに分野は異なるけれど、人と自然、宇宙と巧みにつながっているようだ。と何かきっかけがつかめたような読書の秋。
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2 コメント

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Unknown (masa)
2010-11-07 03:11:11
うん、良かった。
読書から何かを掴めたような気分になるのは、健全な精神の証拠。
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健全>masa (saki)
2010-11-07 03:23:39
うん、身体はあちこちガタが来ているのだけれど、精神、というか頭脳かな、こいつらはまだ何とか動いているからね♪ まだ精霊の正体がつかめないのがアレだな。これからの楽しみ。
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