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今日もまた、日経新聞ネタ。
(購読料の元は取れてる気がしてきた)
DXというのでしょうか、データ分析のコーナーで、テレワーク等で減少した都心・オフィス街への人の戻りを、NTTと協力し、分析したもの。
携帯位置情報から「オフィス街に人が戻ってきた」という話なのですが、それを携帯の所有者情報(属性)と併せて分析することで、色々な解釈を行っています。
それがタイトルにもある、「出社再開 お酒好きから」というもので、要は「お酒好き」「料理好き」「アウトドア好き」で比べると、「お酒好き」の人の(出社)減少度合いが少ないというデータから、この結果を導き出しています。
さすが天下の日経、天下のNTTですが、これ、本当なのでしょうか?
確かに自分に照らすとお酒は好きですし、思い切り出社していますが、お酒を(オフィス近くで)飲むために出社しようとは微塵も考えません。
(確かに「料理好き」だと、自宅で料理をしたいので自宅に居たい、という因果関係もありそうですが、、、)
手元に最新かつ適切なデータがあるわけではないですが、
「(生産年齢人口では)年齢が上がるほどお酒を飲む」という事象と、
「役職・意識等も関連し、年齢が上がるほど、出社率が高い」という事象があって、
その両者の関係性で「お酒が好きだと出社率が高い」という関係性になる気がします。
よく、統計の入門編などで、2つの事象が関係しているからと言って因果関係があるとは言えない、と習いますが、このコーナー(Data Finder)のご担当は、そういうものに鷹揚なようですね。
総務省統計局「社会人のためのデータサイエンス入門」講座PV
せめて、多重共線性の検定くらいはして欲しいし、仮に何もなしに記事を出しているとしたら、日経は経済とかに詳しいと幻想をいだいている読者に悪影響を及ぼすことになりかねません。
あーあ。
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