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人間、失敗に学ぶことは多いです。
怒っている時と、酔っぱらった時は、メールを打ってはいけない。
要は(冴えない)本性が出てしまうからですが、身を以て実感しています。
それなのに、この前テレビを見ていたら、「泥酔状態で作曲した交響曲では」と指揮者が紹介していました。
この人
エサ・ペッカ・サロネンです。
そしてこのサロネンがフィルハーモニア管弦楽団を率いての来日公演で振ったのが
この曲
(まあ、テレビ観戦ですけど)
そう、ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調です。
人気の曲ですね。
自分的にも、小学生の頃毎月行っていた東京フィルの定期公演で、最も気に入った曲の一つです。
当時のプログラムに書いてあった、ワーグナーは「舞踏の権化」、リストは「リズムの神格化」と讃えていた、というのを今でも覚えていますが、、、、、、、
サロネンさん、こんなことも言っていました。
まあ、これは情景描写的にはわかるのですが、最初に聞いた「泥酔者の音楽」というのは、、、、
、
ちょとひどいなぁ、と調べてみると、かのロマン・ロランも同じようなことを言っているようです。
イ長調交響曲は泥酔者の作であるといわれている。
巨大な笑いを伴う激情の興奮と、惑乱する諧謔の閃き、思いもよらぬ恍惚悦楽の態。
それはまったく酩酊せる人の作である。力と天才とに陶酔する人の作であった。
なるほど、踊る葬送行進曲ともいえる2楽章のあとの3楽章は確かに諧謔、その突然の幕引きとともになだれ込む4楽章は狂乱と恍惚悦楽、でしょうか。
(あ、細かいことですが、この曲の演奏スタイル、3楽章から4楽章でアタッカで入る場合がしばしばありますが、1楽章から2楽章にアタッカで入る場合もあります。直近に聞いた演奏では1楽章から2楽章のみのアタッカだったのですが、本来どうなんでしょう。教えて!偉いひと、です)
確かに子どもと酔っ払いって相性が良さそうですし、昔好きだった訳ですよ。
この曲の人気を考えると「みんな大好き泥酔者」ということになるのでしょうか。
でも、泥酔してメールを打つのは、、、、やめましょう。
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