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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

思いは様々でも目標は一つ!! はせがわ酒店 長谷川浩一さん@カンブリア宮殿

2008-05-20 10:56:40 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨夜はちょっとお出かけ。
サントリービール




ではなく、サントリーホールです(しょーもない駄洒落ですいません、、、、、、、、)。

(ちなみに幕間、ビールはモルツプレミアム500円、でした)

終演後、飲み食いもせず、そそくさと帰宅。テレビの前に座りました。

昨夜22:00からの村上龍の経済番組「カンブリア宮殿」

ゲストは、はせがわ酒店の長谷川浩一さん。酒問屋としては見逃せません
(絵は、カンブリア宮殿でも出てくる、バージェス動物群。これはカンブリア爆発よりちょっと後のはずですが、この辺りの考証?ってしてるんだろうか)

酒ブログランキングの上位ブログでも結構取り上げられているんだろうなぁ

さて、はせがわ酒店さんといえば、亀戸に本店を構える、地酒の伝道師とも言える酒販店さんで、若者や女性にも目を向けられ、表参道ヒルズや麻布十番、東京駅GranStaなどにも意欲的なお店を出されている有名なお店です。

日本酒の消費量が落ちているという統計データや、「若い人が日本酒、いや、酒を飲まなくなっている」というお話でスタート。
(なお、「若い人云々」とかは、統計で検証できるはずなので、せっかくの経済番組なのだからして欲しかった)

村上龍さんの「自分は良いことがあったらお酒を飲んでいる。今の若い人は良いことが無いんじゃあないか?」というコメントは新鮮でした。
(そういえば、村上龍さんといえばラムとかだと思っていましたが、日本酒への想いも語られていましたね)

はせがわ酒店さんのこれまでの歩み。メディアなどでもしばしば紹介されているので、いろいろなトピックは耳にしていたのですが、一時間の特集の中で改めて拝見し、勉強になりました。


全体として感じたのは、「熱い人」なんだろうなぁ、ということ(番組の最後で村上龍さんは「クールな人」とか言っていましたが)。

この熱さが、日本酒の復権のためのいろいろな活動に結びついているのでしょう。

もちろん、その「熱さ」故、長谷川さんの「ある行動」「ある言説」には「独りよがり感」「違和感」を感じる人もいると思います。。
(怒りながら見ていた人もいるだろうなぁ、、、後でブログとかを探してみようっと)

しかしながら、こういう熱い想いを持った酒屋さんがもっと出てきて、それぞれの方向性・方法論で頑張っていけば、日本の酒である日本酒が、もっと生活に根付くはず。
また、問屋こそ、長谷川さんのような「どうしたら売れるか」を、いろいろなターゲット毎に考え、それを酒屋さんの個性に併せ提案すべき、です。反省、反省


ちょこっと懸念されるのは、一時期、ワイン界の一部で高名なワイン批評家ロバート・パーカーの好みに合わせた「こってり&樽香」系に雪崩を打ったような、集団ヒステリー現象。
特に、日本人は権威に弱いこともあり、「はせがわ・Dancyuテイスト」みたいなものがあまり出てきても困るなぁ。。。。

でも、このテレビを見て、若者や女性が表参道ヒルズでちょこっとテイスティングしたり、出張帰りに東京駅GranStaで面白いお酒を見繕う人など、日本酒の裾野が少しでも拡がれば、と思います。

けどなぁ、番組の造りとして「ここなら滅多に入らない八海山の大吟醸がある」というお客様のコメントや、「売れない酒を売れるようにする」というナレーションは、本筋からちょっとずれている気がしました。。。。

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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
コメント
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