堺北民主商工会

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何度も打ち破られる、しかしその度に・・・

2008年05月07日 12時55分57秒 | 平和運動
少し前に名古屋高裁にて自衛隊のイラク派兵に対し画期的な判決が出たことはニュースなどでご存知の方も多いと思います。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-18/2008041801_03_0.html
要約を書けば、航空自衛隊の米兵などの空輸は戦地に兵隊を運ぶ行為であり、憲法9条第一項に違反するという内容です。

第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

戦地に兵隊を運ぶ=武力の行使
という事に疑いはありません。
政党では日本共産党はイラク戦争当初から違憲を主張し、反対を国会内で行ってきました。
その道理ある主張や、自民公明などイラク戦争に対するの各政党の態度はさながら第二次世界大戦当時の政党の如く歴史の中に刻まれるでしょう。

話を本道に戻せば、近代国家である日本は、当然三権分立が成されています。
「立法・行政・司法」
その三権の一極たる司法の中で例え一度でも憲法9条を尊重した判決が出てしかも確定したという歴史的事実が今回最も大切な事だと思うのです。

判決が出てからまだわずかしか経っていませんが、国はもちろんの事、マスコミや権力者の意を汲む御用学者達はこの歴史的司法の判断に非難や悪意を持って疑義をぶつけ国民に対し無かった事にしようと画策を行っています。

今後、重要なのは国民(市民)の取るべき態度や民主主義に対する理解度だと強く思っています。
結局歴史は人間が作ってゆくのですから・・・。そして歴史を切り開く上で昨日の判決はとても大きな物である事に疑いはありません。

弁証法的な過程の大きな判決だと。

事務局:つ


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