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「自民党新憲法草案」具合の悪い話その④

2006年01月23日 12時44分38秒 | 平和運動
自民党の出している憲法草案で僕達庶民にとって具合の悪い所を連載で紹介しています。
今日は76条、裁判所に関する条項です。

改憲案
第76条の3 軍事に関する裁判を行うため、法律の定めるところにより、下級裁判所として、軍事裁判所を設置する。

現行の憲法ではもちろんこのような条項はありません。改憲案で新設する項目です。自民党と公明党や政府、改憲を目指す人達がどのような日本にしたいのかは、この一文を読めば誰でもわかるはずです。もはや説明は不要でしょう。
国民が知らないうちに軍靴の響きは着実に増しているという事です。これを国際化の一言で片付けられる人はそうはいないでしょう。

憲法改正は国会で発議させない、発議されても国民投票で半数が反対すれば潰せる。
民主主義とは僕達一般国民の心の中にあるのです。



「自民党新憲法草案」具合の悪い話その③

2006年01月14日 17時03分49秒 | 平和運動
再び憲法改憲で庶民にとって具合の悪い話を書きたいと思います。
今日の条文は第96条、改憲についての条項です。

改憲案
第96条 この憲法の改正は、衆議院又は参議院の議員の発議に基づき、各議院の総議員の過半数の賛成で国会が議決し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には特別の国民投票において、その過半数の賛成を必要とする。

現憲法では三分の二以上の賛成で国会が発議する事になっているこの条項をハードルを低く変えてしまおうという事です。
つまりここを今回変えておけば次からはいくらでも遠慮なく憲法の改正が出来るという事です。
最初は国民を刺激せず憲法をコッソリと変えやすくしておいて、次回以降は様子を見ながら時代に逆行して人間の権利や国のあり方にすら踏み込む改憲を出そうという遠大な自民党の戦略です。
国民をバカにした実にいいポイントをついていると思います。(もちろん皮肉です)

戦後日本が築いて来た民主主義を守る為にも、やはり一人一人が勉強して改憲を阻止する声を上げていく必要がありますね。

憲法改正は国会で発議させない、発議されても国民投票で半数が反対すれば潰せる。
民主主義とは僕達一般国民の心の中にあるのです。

「自民党新憲法草案」具合の悪い話その②

2006年01月11日 13時18分25秒 | 平和運動
昨日に引き続き自民党の改憲案から一般庶民にとって具合の悪い話を書きたいと思います。今日は基本的人権についての条項です。

基本的人権とは:人間が人間である以上、人間として当然もっている基本的な権利。日本国憲法は、思想・表現の自由などの自由権、生存権などの社会権、参政権、国・公共団体に対する賠償請求権などの受益権を基本的人権として保障している。基本権。(大辞林)
つまり生まれながらにある生きて行く上で当然の権利の事です。

自民党改憲案はここにもメスを入れています。二百年以上前から世界の共通認識になっているこの権利に踏み込むとは実に大胆ですね。(もちろん皮肉です)

改憲案
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

現憲法
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

公益=大企業を中心とした権益、国益
公の秩序=その場の権力者の為の秩序
と読み替えてみたらどうでしょう?自民党と財界がどんな社会を目指しているのかが垣間見えませんか?

憲法改正は国会で発議させない、発議されても国民投票で半数が反対すれば潰せる。
民主主義とは僕達一般国民の心の中にあるのです。


「自民党新憲法草案」具合の悪い話その①

2006年01月10日 12時45分34秒 | 平和運動
今日は自民党の出している憲法の改憲草案についてどう考えても一般国民には
具合の悪い話を書きたいと思います。
読んでいただく大前提として憲法とは国民が守るものでは無く、国が守るものである
という事を知った上で読んでもらえると幸いです。

改憲案
第9条の二 3
自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところに
より、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行う事ができる。

先の文章で自衛軍を保持する旨を明記した上で続くこの文章。どう感じられますか?
法律=イラク特措法
国際的に協調=アメリカいいなり

とあてはめてみればどうでしょうか?実際今そうなってますし・・。
今後も日本人が外国にアメリカの手先として出撃し諸外国の人に銃を向けて殺してもよい。これを認める悪魔の文章だと僕は思います。
当然若い世代には軍事力強化の為の徴兵制などを強いてくる可能性もあるでしょう。

もし少しでも心に引っかかる人は国会で憲法改憲の発議をさせない世論を広げましょう。
そして改憲が発議されたとしても国民の半数が反対すれば潰せます。この事を皆に知らせましょう。
民主主義の未来とはまさしく僕ら自身の心の中にあるといえますね。


今日は開戦の日ですね

2005年12月08日 12時41分08秒 | 平和運動
今日12月8日は真珠湾攻撃、太平洋戦争開戦の日ですね。
多くの日本人、世界の人々が犠牲になった戦争が始まった日です。
普段の暮らしを奪われ、他国の人を傷つけた戦争だったと思います。
小泉首相がこだわる靖国参拝、靖国史観の行き着く先をもう一度
日本人として皆が考えてみる必要があるのでは無いでしょうか?
「人の命よりも国益の方が大事」
この考えに心の底から賛同出来る人がどれほどいるでしょうか?
しかも政府の言う国益とは大企業の利益権益に他ならないというのに。
人類全体の進むべき方向が争いと差別、矛盾の無くならない道なのか?
人間が大切にされて共感の溢れる社会なのか?
どちらが良いかは言うまでも無いと思います。
多くの犠牲者の人の想いを本当に考えるのならば
日本と世界がどういう方向へ進むのかを今を生きる僕達が自覚する
必要があると思いました。

最後に民商の言葉を紹介します。
「平和でこそ商売繁盛」
いい言葉でしょ?