goo blog サービス終了のお知らせ 

堺北民主商工会

堺北民商ホームページはこちら

後期高齢者医療制度に関する堺市会議員の態度

2008年05月20日 12時51分28秒 | 堺の話
「後期高齢者医療制度」の酷さはもう皆さんご存知の事と思います。
一言で言えば高齢者は金だけ払って、医者には行かず、さっさと死んでくれたらいいよ。という社会保障の責任を投げ出した姥捨て山のような制度なのですが、そのあまりの酷さに世論に対して恐れをなしたのか自民党の福田総理と公明党の太田代表ですら、一部見直しを言い出しました。

これに先立ち、実は私達の堺市の議会でも国に対してこの酷い制度に対して見直し撤回を求める意見書を出そうという動きがありました。
が、反対多数で意見書は否決されました。

どの政党会派がどういった態度を取ったのかここに掲載しておきます。

「後期高齢者医療制度を見直し撤回を求める意見書」に
賛成した会派
日本共産党
美原市民ネット
スタンス明確市民派

反対した会派
公明党
自民党・市民クラブ
民主党・市民連合
クリエイティブフェニックス
プロジェクト堺

どうぞ、堺市議を選挙する場合のご参考にして下さい。
こういった物でもない限り、ご近所の市議の先生方の本当の所ってなかなか見えないと思うのです。

まあ、自民党や公明党は国会内でも与党なので反対には彼等なりの理屈は通ると思うのですが、国会では野党として政府を追及している民主党が堺市では間逆の立場に回るという点に、民主党の本性が透けて見える気がするのは気のせいでしょうか・・・。

事務局:つ




シャープ潤い堺市民は枯れる?

2008年02月25日 12時49分40秒 | 堺の話
本日の日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」に堺の民商として見逃せない記事が掲載されていましたので、紹介します。
堺市民の方もそうですし、似たような問題を抱える自治体も多いと思いますので、皆に重く受け止めて欲しい問題です。

誰でも知っている話ですが、堺市でシャープの液晶の巨大工場の建設がすすんでいます。
堺市はシャープの工場を誘致する為に固定資産税の10年間の減額などを約束し、300億円という金額を一企業に援助しました。これは決定済みの話です。
堺市の言い分はこうです「シャープが来れば税収が増えるのだからすぐに元は取れる」
ところがです、日本共産党の石谷泰子市会議員の質問で衝撃の事実が明らかになりました。(詳しくはクリック)
それは確かに税収は増えるのだが、先ほど述べた固定資産税の減額は堺市の勝手に行った行為であり、その分は国から地方に配分される収入である地方交付税が減額されるというのです。

つまり堺市がシャープに提示した固定資産税の減額分が地方交付税の減収に直結するという事で、差し引きでは大幅なマイナスになるという事です。
その額10年間で300億円!!!単純計算で1年間あたり30億円収入減!!
(市の予算規模はちなみに3000億円くらいです)

何と言う事でしょう!シャープ様に来てもらうために僕達の堺市が身銭を切る事になっていたとは!!
これまでのテレビや新聞の報道では一切この点には触れられず、赤旗が恐らく初めて指摘した問題でしょう。

「雇用が増えるやろうからええやないか」
「10年経ったら増収になるやないか」
という意見もあるかもしれません。
ですが、冷静になって考えれば30億円の市税の減収を埋める雇用って一体何人分でしょう?
普通のサラリーマンで仮に年間20万円市民税を納めるとすれば堺市民から15000人分の雇用創出をシャープ関連で期待しなければなりません。
こんな数字はもう妄想だ。

それと10年経ったらの方ですが、こう言った意見を持つ方はシャープが今建設している場所には「新日本製鉄」という日本を代表するご立派な企業が在った場所だという事を肝に銘じておくべきだと思います。
新日鉄が来たときも堺市は「税収が潤う」って喧伝していたのですから、そして採算が取れなくなったから今の場所が空き地になったのですから・・・。

前にもブログで紹介しましたが、この言葉がピッタリですね・・。
「人々があらゆる道徳的、宗教的、政治的、社会的なから文句や、声明や約束の影に、あれこれの階級の利害を見つけだす事を学び取らないうちは、彼らはいつも政治における欺瞞や自己欺瞞の愚かな犠牲者となってきたし、これからもそうなるであろう。どんなに野蛮で腐朽しているように見えても、いろいろの支配階級の力によって維持されているのだという事を、改良や改善の賛成者達が理解しないうちは、常に古いものの擁護者たちによって愚弄される事になるであろう」(レーニン)

事務局:つ






日本共産党堺市会議員団の予算要望

2007年12月12日 16時57分51秒 | 堺の話
日本共産党堺市会議員団のHPに2008年度の予算要望がアップされていましたので紹介します。

http://www.jcp-sakai.org/report/youbou08/page0.html
(長いので右下のNEXTを押して読みすすんで下さい)


民商にとってやはり重要なのは国保、そして中小企業施策です。
抜粋して見て見ましょう。まずは国保。
(19)国民健康保険制度の改善について
1.国民健康保険会計への一般会計からの法定外の繰り入れを行い保険料を引き下げる。
2.保険料の減免基準を拡充する。一部負担金減免制度の市民への周知を図り、適用条件を緩和する。
3.短期保険証、資格証明書の発行をやめ、医療を受ける権利をすべての被保険者に保障する。
4.国保財政の悪化の根本原因となっている国庫負担率切り下げ措置を止め、45%の補助率に戻すことや、収納率によるペナルティーを科すことをやめるよう国に求める。

正に民商の会員さんの、いや多くの堺市の国保加入者が望んでいる事そのものでは無いでしょうか?

次に中小企業施策を見てみます。
〈中小企業対策の抜本的強化〉

(1)国にベンチャー企業にとどめず、すべての中小企業を対象とした中小企業対策の抜本的強化を求める。
(2)中小企業対策予算(融資を除く)を大幅に増額する。
(3)市内中小商工業の全事業所を訪問し、実態を把握するとともに行政への要求を直接聞きとり、期待に応えた実効ある対策をおこなう。
(4)下請け中小企業への一方的な単価切り下げ、買いたたきなどの苦情を受けつける相談窓口を設置し、相談者が特定されないことを前提に親企業に是正を要請する。
(5)建設業界における下請け代金の不払い問題についての相談窓口を設け、建設業法にもとづく元請け企業が倒産した場合、下請け企業への未払い金の支払い等支援措置を講じる。
(6)市内金融機関に対して、貸し渋り、貸し剥がし、貸出金利の引き上げ、追加担保の強要などの中小企業いじめをやめるよう申し入れる。苦情相談窓口を設け解決に協力する。
(7)大阪府に無担保・無保証人融資制度の拡充をもとめ、本市独自の無担保・無保証人の融資制度を創設する。
(8)堺の伝統産業のすぐれた技能の継承発展、継承者の育成のための対策を抜本的に拡充する。堺市の伝統産業を総合的に展示・紹介する観光の拠点にふさわしい施設を建設する。
(9)無秩序な「大型店」出店を規制するとともに商店街・中小商業への支援を抜本的に強化する。
(10)住宅リフォーム助成制度を創設する。

これも多くの人が我が意を得る提案だと思います。

さて、ここからが重要ですが素晴らしいこれらの提案を通すのは誰でしょう?
もちろん議員であり議会です。
つまり、この提案を拒否する抵抗勢力が堺市議会では多数派を形成しているのです。
堺市議会は自民、公明、フェニックス、民主党などなど様々な会派が一致団結して今の木原堺市長の政治を支えているのでした。
市民が議会の中の内実を目にし、絶望するのでは無く、解決への科学的な模索を始めるならば、いずれ先ほどの提案は実現します。
議会制民主主義なのですから、具合の悪い議員は当選させなければいいのですから・・・。

事務局:つ










人間は自分で自分の歴史をつくるシャープ編

2007年11月29日 12時44分53秒 | 堺の話
今日は社会の事を学ぶ大切さを書いてみたいと思います。

まず考えて欲しいのは、私達の社会への関わり方です。
生きていくという事、それは大なり小なり歴史を作っていくという行為になります

その歴史について科学的社会主義を唱えたマルクスはこんな言葉を遺しています。
「人間は自分で自分の歴史をつくる。ただし思いのままの素材でつくるのではなく、自分でえらんだ状況のもとでつくるのではない。すぐ目の前にある、与えられた、過去から受け継いだ状況のもとでつくるのである」

考えてみれば当たり前の事なのですが、この言葉は非常に重いと思うのです。

もし、あなたが歴史を作る(生きていく)中でその状況をしっかりと見据える科学の目が養われていなければどうなるでしょうか?
きっと正しい発展の道を見出し歩む事は出来ないと思うのです。

先日、ええまちつくろう市民の集いに参加したときに、僕はシャープ問題の分科会に出席しました。
シャープの堺の大工場の話を聞いていて真っ先に浮かんだ言葉がこのマルクスの言葉でした。

何故ならばシャープの大工場が来る事はもう決定事項であり、その事を覆す事はすでにできません。
ならば、今の状況を受けとめて、シャープの問題が僕達の階級の利益になるように活動してゆけば良いのです。

事実を持って事物を捉える・・唯物論
問題を発展的に解決する・・・弁証法
この科学的社会主義の基礎となる弁証法的唯物論を堺のシャープ問題に適合すれば上記のようになります。

権力者達の欺瞞の犠牲者に、そしてその欺瞞を受けての愚かな自己欺瞞の犠牲者にもならないために、堺市民は科学的にこの問題を注視してゆき、そして普段から団結し、一朝事ある時は立ち上がる必要があるでしょう。

事務局:つ



堺市長の給料上がるかも?

2007年10月25日 12時38分35秒 | 堺の話
題名の通りです。
10月23日、堺市特別職報酬等審議会が開催され、市長などの報酬額についての論議が始まりました。

早速堺市に問い合わせてみたところ・・。
事務局つ「結局、市長の報酬は上がるんですか?」
市の職員「政令市になり多忙という事も考えての審議会です」
との事。
うーん微妙な返答だ(苦笑)

さて、報酬等審議会なるものは以下の通りの決まりで運営されています。
http://www.city.sakai.osaka.jp/reiki/reiki_honbun/s0000039001.html#top
(↑堺市特別職報酬等審議会条例)
この条例の第2条がポイントです。

第2条 審議会は、議会議員の報酬の額並びに市長及び副市長の給料の額について、調査審議し、市長に対し意見具申するとともに、市長から諮問があったときは、当該諮問事項について答申するものとする。

審議会は市長が諮問(意見を求める事)した時に!
つまり市長が「考えてくれよ~」って求めた時に開催される仕組みになっているのです。

ここまでの事を素直に繋げると・・
「木原市長が政令市の市長に相応しく自分の給料を上げて欲しいから審議会を求めた」
って事になります。

普段、市民の要求には「予算が無い」との理由で冷たい対応をする堺市。
また、真面目に働く一般職の市職員の待遇は切り下げ続ける堺市。
でも、木原市長は給料上がるかも!


そんな審議会は11月の末までに数回開催し、結論を出すとの事。
市民として見逃せまへんなぁ!

事務局:つ






復活の海外視察ふざけんな!

2007年10月17日 12時55分13秒 | 堺の話
9月に開催されていた堺市議会の最終本会議にて、議会の海外視察を復活する事が決定しました。
2003年以降、必要性が疑問視されていたこの海外視察は中止されていたのですが、議会の多数の力により強引に復活する事になったのでした。

海外視察復活への賛否は以下の通り
賛成・・自民、公明、民主、クリエイティブフェニックス
反対・・日本共産党

市民感覚からすれば、市政の発展にどれだけ役立つか眉唾物の海外視察にお金を使うのならば、日本一の国保を引き下げる方がよっぽど切実やし、喜ばれると思うのです。

ついでにですが、来春に大混乱が予想される「後期高齢者医療制度」(75歳以上から高額な保険料を徴収したり、医者に行く回数に制限をもうける制度)、この制度は正に生きる権利を奪う「医療破壊」「姥捨て山」の制度であり、民商としても断固反対なのですが、この見直しを求める国への意見書の賛否も載せておきます。

医療破壊の見直しを求める意見書への賛否
賛成・・日本共産党
反対・・自民、公明、民主、クリエイティブフェニックス

何と言う事でしょう!海外視察復活と全く逆の賛否になりました。
この辺を知れば、堺市議会の内情も見えてくるし、何故堺市が住みにくい街なのかも透けてきませんか?
そして、議会は市民が選ぶ議員で構成されているのです。

事務局:つ




べ~らべ~らべらしょっしょい!

2007年09月25日 12時58分38秒 | 堺の話
9月ももうすぐ終わりますが、現在堺は秋祭りのシーズンです。毎週どこかの神社でふとん太鼓のお祭りが開催されています。

堺のお祭りは地車(だんじり)とふとん太鼓の二つに分かれるのですが、堺北民商の地域はすべてふとん太鼓のお祭りです。
http://www.sakai-hyakucho.jp/futon/index.html

「石山の秋の月 月に叢雲花に風 風の便りは阿波の嶋・・・」
かつぎ歌の調子もよく、江戸時代から続くと言われる祭りはこれからも伝えてゆかねばならない堺の伝統の1つだと思います。

事務局:つ

堺市“自由都市・堺 ルネサンス計画19年版”

2007年08月30日 15時12分08秒 | 堺の話
ありがたい中央天下りの木原市政の続く私達の堺市。
そんな堺市の推進すルネサンス計画の最新版が公開されていたので、紹介します。
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_kikaku/top.html
(全文はこちら)

やはり堺市で活動する民商としては限りある予算の使い道がどうなるのか?が大変重要なポイントだと思いますので、その辺を中心に見てみました。
・・・・。
公共事業のオンパレードでした(予想通り)
☆文化芸術ホールの整備
☆北野田駅前ホール及びギャラリー整備事業
☆サッカー・ナショナルトレーニングセンターの整備
☆多目的アリーナを中核とする集客施設の整備検討
☆堺東中瓦町2丁地区市街地再開発事業
☆東西鉄軌道事業(←出ました無駄大本命)
☆路面電車活性化事業(←阪堺電車との絡みなんですが、含みのある書き方ですね、こちらも要注意)
☆阪神高速道路大和川線事業(←これもかなり酷い)
他にもワンサカ工事ばっかり!・・・。総額は幾らになるのでしょう。

どうやらこの計画によると市長やその取り巻きは今までと同じく、無駄な公共事業を続け、市民の願いである、「日本一の国保介護保険料」の是正などには興味が無いご様子です。

ちなみに前回堺市長選挙は投票率33%
木原市長は選挙後のコメントで
「投票率が低いのはそれだけ信任されているからだ」という趣旨の発言をされていた事を付記しておきます。
市民が自分の暮らしが楽になる道を放棄しているのですから、全く救いの無い話です。

事務局:つ


液晶のシャープ堺へ来る、亀山分析編

2007年06月02日 13時11分13秒 | 堺の話
先日書いた堺にシャープの大工場が誘致されるにあたり、堺市が200億円、大阪府が150億円の莫大な税金をシャープに融通する件について掘り下げたいと思います。
前回はこちら

亀山モデルと言えば最高の液晶テレビ、という世評もあるくらい有名なシャープの工場が三重県亀山市にあります。
実はこのシャープの基幹工場とも言える大工場も、堺市が今回採った方法と同じ経過で誘致されているのです。

「一万二千人の雇用効果がある」
そんな甘い謳い文句に、県が九十億円、市が四十五億円を投入して亀山工場は出来上がりました。
しかし、実際には三千四百人の従業員で、半分は請負中心の非正規労働者。
県内の正規雇用は四年間でわずか約二百人、亀山市では二十一人にすぎません。

国の調査報告書ですら、企業誘致に巨額の税金を投入する事に対し、疑問を投げかけるものもあり、堺市のシャープの工場がどうなるかは亀山の例を見ればすでに結論は出ていると思われます。

まあ堺以外でも大阪には無数にこのパターンの大企業奉仕があるので、ご参考にこちらをご覧下さい。
http://www.pref.osaka.jp/ritchi/index.html
(大阪府企業誘致推進センター)

・・・この予算を市民の暮らしや零細企業を支援する資金に回せば、国保や融資制度や教育支援が悪くならずに済むのに・・・。と思わざるをえません。
ちなみに大阪府議会の勢力図はこちら
堺市議会はこちら

この力関係が今の予算配分を生み出しているのです。
まあいずれにしても、この件に関して木原堺市長の発言が出れば続報をお伝えしたいと思います。

事務局:つ