日本共産党堺市会議員団のHPに2008年度の予算要望がアップされていましたので紹介します。
http://www.jcp-sakai.org/report/youbou08/page0.html
(長いので右下のNEXTを押して読みすすんで下さい)
民商にとってやはり重要なのは国保、そして中小企業施策です。
抜粋して見て見ましょう。まずは国保。
(19)国民健康保険制度の改善について
1.国民健康保険会計への一般会計からの法定外の繰り入れを行い保険料を引き下げる。
2.保険料の減免基準を拡充する。一部負担金減免制度の市民への周知を図り、適用条件を緩和する。
3.短期保険証、資格証明書の発行をやめ、医療を受ける権利をすべての被保険者に保障する。
4.国保財政の悪化の根本原因となっている国庫負担率切り下げ措置を止め、45%の補助率に戻すことや、収納率によるペナルティーを科すことをやめるよう国に求める。
正に民商の会員さんの、いや多くの堺市の国保加入者が望んでいる事そのものでは無いでしょうか?
次に中小企業施策を見てみます。
〈中小企業対策の抜本的強化〉
(1)国にベンチャー企業にとどめず、すべての中小企業を対象とした中小企業対策の抜本的強化を求める。
(2)中小企業対策予算(融資を除く)を大幅に増額する。
(3)市内中小商工業の全事業所を訪問し、実態を把握するとともに行政への要求を直接聞きとり、期待に応えた実効ある対策をおこなう。
(4)下請け中小企業への一方的な単価切り下げ、買いたたきなどの苦情を受けつける相談窓口を設置し、相談者が特定されないことを前提に親企業に是正を要請する。
(5)建設業界における下請け代金の不払い問題についての相談窓口を設け、建設業法にもとづく元請け企業が倒産した場合、下請け企業への未払い金の支払い等支援措置を講じる。
(6)市内金融機関に対して、貸し渋り、貸し剥がし、貸出金利の引き上げ、追加担保の強要などの中小企業いじめをやめるよう申し入れる。苦情相談窓口を設け解決に協力する。
(7)大阪府に無担保・無保証人融資制度の拡充をもとめ、本市独自の無担保・無保証人の融資制度を創設する。
(8)堺の伝統産業のすぐれた技能の継承発展、継承者の育成のための対策を抜本的に拡充する。堺市の伝統産業を総合的に展示・紹介する観光の拠点にふさわしい施設を建設する。
(9)無秩序な「大型店」出店を規制するとともに商店街・中小商業への支援を抜本的に強化する。
(10)住宅リフォーム助成制度を創設する。
これも多くの人が我が意を得る提案だと思います。
さて、ここからが重要ですが素晴らしいこれらの提案を通すのは誰でしょう?
もちろん議員であり議会です。
つまり、この提案を拒否する抵抗勢力が堺市議会では多数派を形成しているのです。
堺市議会は自民、公明、フェニックス、民主党などなど様々な会派が一致団結して今の木原堺市長の政治を支えているのでした。
市民が議会の中の内実を目にし、絶望するのでは無く、解決への科学的な模索を始めるならば、いずれ先ほどの提案は実現します。
議会制民主主義なのですから、具合の悪い議員は当選させなければいいのですから・・・。
事務局:つ