サイババが帰って来るよ

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インタビュー特集(77)独り占めするな

2019-02-05 04:00:14 | 日記

ポニョ:今日のインタビュー記事は少し長めですので、余計な事は言わずに早速本文に入って行きますね。

1997 年 1 月 1 月 26 日
スワミはマンディールで小学生たちにパーダ ナマスカール〔御足に触れる礼拝〕をお与 えになっていた。スワミは何人かの小学生にスピーチとサンスクリット語での寸劇をさせ るため前にお呼びになった。それが終わるとスワミは惜しみなくその生徒たちを祝福な さった。その後、スワミはベランダのガネーシャのところで学生たちの間をお歩きになっ ていた時に手を骨折している学生をご覧になり、「体育祭のプラサーダム〔神から流れ出 る恩寵/プラサード〕!」と冗談をおっしゃった。

生徒: はい、スワミ。

スワミ: 右手でなく左手でよかったですね。試験が近づいています。

スワミは愛情深く微笑み、移動なさった。バジャンホールで通路沿いにもう1人の骨折し た学生がいるのをご覧になり、
スワミ: 体育祭のプラサーダムかね?

学生: はい、スワミ。

スワミ: 不注意です! スワミは学生にお尋ねになった。

スワミ: どこから来たのかね? 学生たち:ライプルです。

スワミ: ジャイプル!

学生: ライプルです。

スワミ: テルグ ヴァッチャ?(テルグ語がわかりますか?)

学生: ヴァッチュ スワミ。(わかります、スワミ。)

スワミはその学生をポンポンと叩き、それから移動なさった。ダルシャンの時間の間、ア ドベンチャー スポーツに参加した学生たちがスワミにインタビューをねだった。スワミ はその学生たちから手紙を受け取り、「時間の無駄」とおっしゃり、ダルシャンを続けら れた。学生の1人がハンカチを捧げた時、

スワミ: (ハンカチを受け取り)これは良い手ぬぐいですか、汚れた手ぬぐいですか?

学生: 良い手ぬぐいです、スワミ。

スワミ: どうしてわかるのですか?(笑顔)

スワミはそのハンカチを使い、それからお返しになった。

1 月 27 日
10年生と12年生の学生たちが朝のダルシャンに来て、1番前のブロックと3番目のブロックを占領した。スワミは朝7時ごろにダルシャンにお出ましになった。ダルシャン後、 スワミは3番目のブロックに向かい、学生たちにお尋ねになった。

スワミ: 10年生ですか、12年生ですか? なぜ皆、来たのですか?

学生: 朝のダルシャンのためです。

スワミ: (ある学生に向かって)なまけもの、よく勉強していません。勤勉に働いて、 よく勉強しなさい。

(皆に向かって)勉強、勉強。共通試験があります。た だ本を覚えるだけではいけません。10年生に休みはありません。
スワミは前にお進みになり、別の学生の前で止まられた。

スワミ: 何年生ですか?

学生: 12年生です、スワミ。

スワミ: 何か運動をしなさい。

学生: はい、スワミ。

インタビューの後、スワミはステッカーを手に持って、それらを配るようにと12年生の 1部の学生たちにお渡しになった。

スワミ: 本に貼るようにと言いなさい。

学生: スワミ、1人1つですか? それとも、1人1シート全部ですか?

スワミ: 1人1シート全部です。

その後、スワミは全員ステッカーをもらったかどうかお尋ねになり、何人かの学生がも らっていないと答えた。

スワミ: (冗談で)あの学生が独り占めしている!

午前8時15分ごろ、スワミは中央のベランダに座っていた帰依者の1人にパーダ ナマ スカールをお与えになった。

スワミ: どこから来ましたか?

帰依者: ゴーテマラです。(正しくはグアテマラ)

スワミ: (近くに座っていた学生に)スペルは?

その学生は答えることができなかった。

帰依者: (その学生に)ゴーテマラ。

スワミ: ゴーテマラではありません、グアテマラです。

ダルシャンの時間に、

スワミ: 学生全員、怠け者の学生です。君たちは運動していません。お腹がクエスチョンマークのように丸く出っ張っています。若い学生がそんなふうでいいのかね?

ベランダで、スワミは病気から回復しつつある学生にお話しになった。

スワミ: 何キロ増えましたか?

学生: 3キロです、スワミ。

スワミ: 血糖値は?

学生: スワミ、測っていません。

スワミ: 血糖値が上がるとどんな症状が見られますか?

学生: スワミ、めまいがします。

スワミ: いいえ、めまいではありません!

学生: 衰弱します、スワミ。

スワミ: 膝の痛み、過度の空腹感です。今、以前より空腹感がありますか?

学生: いいえ、スワミ。

それから、その学生はスワミに将来の勉強について導いてくださいと懇願し始めた。

学生: スワミ、11年生になったらどのグループに入ったらよいでしょう?

スワミ: 結婚? 私は君を結婚させます!(冗談)

学生: いいえ、スワミ、11年生のグループの・・・

スワミ: ドイツ人のグループ?

学生: いいえ、スワミ、11年生のグループのことです。

スワミ: ああ! 君は日本人女性がいいのだね? 私は君を結婚させよう。(冗談)

その後、スワミはシュリ V・K・ナラシンハン(VKN)氏(サナータナ サーラティ誌の 編集者で元インディアン エクスプレス誌の著名な編集者)にお話しになった。

スワミ: よく聞こえませんでしたね。

VKN: スワミ!(氏はスワミがおっしゃったことを聞き取れなかった)

スワミ: (大声で)よく聞こえませんでしたね。

VKN: はい、スワミ。年を取ったせいです。

スワミ: 年を取った? 年取れば年取るほど、五感が鋭くなるべきです。 VKN: どうすればそれが可能になりますか、スワミ?

スワミ: 果物は、熟せば熟すほど種が堅くなります。年を取ると物覚えが悪くなる、 と人々は言います。ところが、自分が結婚した日のことは覚えています!(冗 談)

スワミはシュリ ナランハン氏をいたずらっぽく見て、おっしゃった。

スワミ: ナラシンハン、あなたの結婚式はいつでしたか?
VKN: スワミ、1930年です。67年前です。スワミ、結婚式は人の一生の中で 重要な出来事です。
スワミはにっこりとして、インタビュールームにお入りになった。


1 月 28 日

スワミは12年生の学生を1人呼んで、スワミが帰依者から受け取った手紙を持っている ようにとおっしゃった。スワミはその学生に中央のベランダで待っているようにとおっ しゃった。インタビューの後、スワミはその学生のところに来て、手紙を取った。

スワミ: 君の本はどこですか?

学生: ここです、スワミ。(彼は自分の物理の教科書を見せた)

スワミ: よろしい、一所懸命勉強しなさい。時間を無駄にしてはいけません。

インタビューの後、スワミはベランダのガネーシャのところに来て、3番目のブロックの 前にお立ちになった。

スワミ: よく勉強しなさい。時間を無駄にしてはなりません。そうでないと、私は君 たちに朝のダルシャンに来ることを許しませんよ。12年生なのですから!

学生たち:はい、スワミ。

スワミ: 試験はいつですか?

学生たち:3月です、スワミ。

スワミ: 10年生と12年生の全国試験ですね。私は10年生と12年生が100点 を取ることを望みます。

1人の学生が大学の入学願書をスワミに祝福してもらいたがった。

スワミ: どうして私に? あそこ(学生課)に渡しなさい。

1人の学生が美しく装飾された手紙をスワミに渡しそうとした。

スワミ: それには何がありますか?

その学生は前に出て、開いた手紙をスワミに見せた。

スワミ: アートは外側です。ハートは内側です。もしハートが清らかなら、自動的に あなたは身体的に私の近くに来るでしょう。

スワミは1人の学生の目をまっすぐに見つめておっしゃった。

スワミ: 精神病院に行きなさい・・・精神病院に行きなさい。(別の学生を指して) 彼も連れていきなさい。(V・K・ナラシンハン氏に向かって)トリニダード トバゴ共和国の首相が来ました。彼を含めて125人がスワミに会いに やって来ました。
その後、インタビューのあとで、

スワミ: あなたは何のために毎日手紙を持ってくるのですか? 私はここ3日間あな たを見ています。

それから、スワミは4番目のブロックに移動なさった。そこでスワミは通路に立って、ハ ンカチを持って並んで座っている2人の学生をご覧になった。

スワミ: ああ、競争ですか?

それから、スワミは移動なさり、後ろの隅にいた学生の手紙を受け取られた。スワミはおっ しゃった。

スワミ: そんな手紙をよこしてはいけません。そういう手紙は誰かが死んだ時にしか 出しません。

その学生は、わけがわからず、立ち上がった。

スワミ: 黒く塗ってあります。わかりましたか?

学生: はい、スワミ。

それからスワミはバジャンホールへと歩いていかれた。途中、1人の学生から薔薇の花を 受け取り、それをV・K・ナラシンハン氏にお渡しになった。

スワミ: 奥さんに渡しなさい。

VKN: パーダ ナマスカールを、スワミ。

スワミ: ああ、あなたは私があなたにパーダ ナマスカールを与えたら、奥さんに薔 薇の花を手渡すというのですね?(笑顔)


1 月 29 日

スワミはベランダのガネーシャのところにお出でになり、1人の学生が真剣に勉強をして いるのに気づかれた。その学生は、いつの間にかスワミが目の前に立っておられるのを見 て驚いた。

スワミ: ああ、良い学生だ。勉強、勉強、勉強。君はここにいるが、君の心はあっち にいる。(別の学生を指して)君のカメラはどこかね?

学生: スワミ、寮です。よく動かないのです。

スワミ: どうしてだめになったのかね?

スワミは、他の学生が、以前スワミに物質化してもらった指輪を見せているのをご覧に なった。指輪はきつくなってしまっていた。

スワミ: 君の奥さんにプレゼントしなさい。(冗談)

1 月 30 日

通常のダルシャンの間、スワミは3番目のブロックに座っている10年生の学生たちを見 つけて、朝は寒いので学生が風邪をひいたり咳が出たりするかもしれないから、午後のダ ルシャンにだけ来るようにとおっしゃった。
それからスワミは2人の学生をインタビュールームに呼んで、ビスケットの箱を1つ持ち 上げるようにとおっしゃった。スワミは2人にその箱をバジャンホールに持っていくよう にとおっしゃった。スワミは別の学生を指差しておっしゃった。

スワミ: (冗談で)頭の上に載せておきなさい。

それからスワミは、2人の学生にその箱を玉座の前に置いておくようにとおっしゃった。 スワミはご自分でその箱をお開けになった。学生全員がすぐに中に入ってきた。スワミは 箱の中身の一つを手に持って周囲を見渡された。スワミは「ケーキです」と言ってそれを 1人の学生にお投げになった。それからスワミはお菓子の入った大きな袋を取り、近くに いた学生たちに放られた。スワミはその学生たちに、分け合いなさい、もし1人で食べた かったら、バスルームに行きなさい、とおっしゃった! それからスワミは小さな箱を手 に取られた。

スワミ: (1人の学生を見て)これは何ですか?

学生: クローブの箱です。

スワミ: どうしてわかるのかね?

そう言うと、スワミはその箱をお開けになった。実際の中身はクッキーだった。

スワミ: (その学生を見て)ドゥンナポータ!

(しばしばスワミは愛情を込めて学生をドゥンナポータとお呼びになる。ドゥンナポータ とは、文字どおりには雄の水牛という意味。〔愚鈍な者を指す〕)
スワミはその箱を1人の学生に放り、「クッキーを食べ終わったらその箱は石鹸箱に使い なさい」とおっしゃった。しばらくしてから、スワミは外に出て、中央のベランダと3番 目のブロックに座っていた学生にお尋ねになった。

スワミ: なぜ学生がここに座っているのかね? 礼拝堂に中に入りなさい。学生たち は歌を上手く歌うことができます。スワミのことも見ることができます。

1 月 30 日夕方 インタビューの後、スワミはベランダのガネーシャのところに出ていらした。手を骨折し
た1人の学生がその前に座っていた。

スワミ: 手はどうですか? 良くなりましたか?

学生: はい、スワミ。明日、お医者さんが以前のレントゲン写真と新しいレントゲ ン写真を見てくれます。
スワミ: (いたずらっぽく)おお! それは色が塗ってあるのですか?

学生: はい、スワミ。

スワミ: ひじは曲げられますか?

学生: はい、スワミ。

スワミ: 君の主治医は誰ですか? クリシュナムールティかね?

学生: はい、スワミ。

スワミ: おお! クリシュナムールティはそこにはいない。だが、心配してはいけま せん。

そう言うと、スワミはヴィブーティを物質化し、その学生にお与えになった。スワミはそ の学生がヴィブーティを紙に包むのを手伝って、スワミ自ら紙を折って、その包みを学生 のポケットに入れてくださった。スワミは愛情深くその学生をポンポンと叩き、帰りなさ いとおっしゃった。


1 月 31 日
アドベンチャー スポーツの学生たちがインタビューを願っていた。スワミは前にいらし て、「パーパム、パーパム、パーパム」〔苦行、苦行、苦行〕とおっしゃった。1人の学生 がピーナッツの入った器をバガヴァンに祝福してもらうために手に持っていた。

スワミ: ずいぶんたくさんのピーナッツ! コレステロールを増やしますよ。 1人の学生が手紙を手に持っているのを見て、スワミはおっしゃった。

スワミ: 君は知力を持っていないのかね! 君は毎日手紙を渡してくる。

インタビューの後、スワミは学校の生徒たちにパーダ ナマスカールを与えるために出て いらした。パーダ ナマスカールを与えた後、スワミはやって来て、おっしゃった。

スワミ: 私はいくら忙しくても、笑顔でいます。しかし、あなた方はずっとここに座っ たままでいるのに、苦虫を噛みつぶしたような顔をしています!

アニル クマール教授: はい、スワミ、あなただけがそのようでいられるのです。私た ちは、とてもあなたのようではいられません。

(アニル クマール教授は、サティヤ サイ大学プラシャーンティ ニラヤム校の生物化学科 の教職員で、バガヴァンの御講話の英語への通訳であり、元サティヤ サイ大学ブリンダー ヴァン校の校長、および、元アーンドラ プラデーシュ州のシュリサティヤ サイ セヴァ オーガニゼーションの会長である。)
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p87

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