サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

ラクシュマナを励ます会に入会しませんか(上)

2016-01-19 00:00:46 | 日記
いわゆる帰依者と呼ばれる人々のうち、約90%は、実は欺瞞に満ちています。
昔は、今とはずいぶん様子が違っていました。
帰依者の数は少なかったのですが、彼らは皆、純粋な帰依者たちでした。
最近は、帰依者の姿を装う、利己的な意図を持った詐欺師たちが多すぎます。
彼らは朝一番に額にヴィブーティを付けて首にスカーフを巻き、帰依者を装って自由にあたりを歩き回ります。
そのような偽の帰依者たちよりも、食べ物を捜し歩く野良犬の方が優れています!22/7/02

ポニョ:あのね、兄さん。ちょっと聞きたいことがあるんやけど。ラーマヤーナが終わったのはいいけれど、大きな疑問が残ったままですよ。

ヨシオ:ああ、ポニョが聞きたいことは分かってる。自分で考えろや。ポニョはいつも人に聞く前に自分で考えようとしないやろ。それって鈍性の性質や。これはポニョへの宿題や。

ポニョ:あのね、自分でも考えたんでヤンス。でも分からんかったんや。なんでバラタやラクシュマナの双子の兄弟であるサトルグナが、ラーマと一緒にサユル川に入って行ってラーマと融合したのに、ラーマがいないと生きていけないラクシュマナはそこにいないんや?変やないか?

ヨシオ:この件についてはインドでもいろんな話が伝わっているんや。これを深く探究すると真の帰依者ってどんな人か分かるんや。このようななぞなぞを神さんはわざとラーマヤーナやマハバラータの中に、帰依者がそれを解くことを期待して入れてあるんや。だからポニョはこの件については自分で考えろと言ってるんや。

ポニョ:考えたけれど分からんて言ってるでヤンス。これ以上考えると頭の回路がショートして、耳の穴から煙が出てくるでヤンス。

ヨシオ:仕方ないな。それじゃ答えを言ってあげるわ。インドで伝わっている一つの有名なヴァージョンは、ラーマヤーナの物語も終わりに近づき、時の神様であるカーラデヴァがラーマの元にやって来て、「ラーマと相談事がある。」と言ってやって来たんや。その相談事とは、ラーマが、いつ頃ラーマとしての体から離れるという相談やったんや。その時に、これはラーマと二人だけの秘密の会合にしたいから、カーラデヴァがラーマに部屋に誰も入れないように頼んだんや。それでラーマはラクシュマナに「部屋に誰も入れないように、もし入れたら命を落とす事になる。」と言ってラクシュマナにドアの番をさせたんや。でもそこに短気で有名な聖者ドゥルヴァサがやって来て、その「ラーマとカーラデヴァとの会談に是非参加したい。少し言いたいことがあるんじゃ。」とか言って無理やり入ろうとしたんやけれど、ラクシュマナは「絶対入ったらあかんと言われてる。」と言って聖者ともみ合いになったんや。すると、その聖者ドゥルヴァサはめちゃ頭に来て、「もしわしを部屋に入れなかったらお前を呪うぞ。もしくはここで死んでもらう。」とか訳の分からんことを言ったので、ラクシュマナは、「こんな聖者に呪われたり、殺されたり、かと言ってラーマに言われた命令を破ったりするより、もう自分のラクシュマナとしての役割も終わったし、自分でサラユ川に行って元の僕が来たところに戻ろうっと。アホは相手できん。」とか言ってサラユ川でその生を終えたんや。

ポニョ:それってアホな完結やぜよ。なんで突然短気の聖者ドゥルヴァサがやって来るんや。それにラーマ御自身が時を支配する神さんやから、なんでカーラデヴァのような神さんか聖者か知らんけれど、ラーマの命をいつ終わらすかラーマと相談せなあかんねん?全然説得力が無いぜよ。おいらは普段のんびりしているけれど、こういう事になれば結構うるさいんやぜよ。はいそうですか?なんて言って引き下がれませんよ。だいたいこんな子供騙しのような話がインドで広まっていて、人々がそれを受け入れている事自体、信じられないぜよ。これは誰かが後から勝手に作った創作エピソードやぜよ。おいらには絶対受け入れられないですたい。

ヨシオ:ポニョはのんびりしているようで結構細い事にうるさいし頑固やからな。どっちでもええやないか。そんな事は。このラーマヤーナの物語で一番大事な事は、人々がラーマのようにダルマに基づいて生きる事やろ。ラクシュマナがどうやって死んだかなんてどっちでもええやないか。

ポニョ:そういうわけにはいかないのでヤンス。さっきあんたはこのエピソードの中に重大な秘密があると言ったやないか?それにおいらは熱狂的なラクシュマナのファンなんや。これでも「ラーマにいじめられて可哀想なラクシュマナを励ます会」の副会長をやってるんや。

ヨシオ:どこからそんな会を作ったんや。初めて聞くけど。それになんで副会長やねん。

ポニョ:おいらは人の上に立つのが嫌いなんや。だから副会長職に甘んじてるんや。この会はラクシュマナがラーマに命じられてシータを森に連れて行かなければいけなくて、大変困っている時に可哀想になって、おいらが勝手に立ち上げた会なんや。だってラーマもシータと組んで、自分たちで作った劇の劇中人物として演じているだけなのに、それを知らないで真剣に悩んでいるラクシュマナを見ていると、まるであんたに上手く騙されているおいら自身を重ねてしまって、可哀想になったんやぜよ。

ヨシオ:なんで俺がポニョを騙さなあかんねん。確かに、ラクシュマナはシータの件でもそういう大変な役割をさせられて苦しんだよな。そうかそこまでポニョが熱心やったら答えを言うたるわ。仕方ないな。ところでポニョはラクシュマナのファンだと言ってたけれど、ラクシュマナって一体誰か知ってるのか?

ポニョ:ラクシュマナは、いつもラーマの側にいてなんでも言う事を聞いて,ラーマに仕えてラーマを楽にするManやから、楽shumanって呼ばれたんやろ。それっておいらの人生みたいやから、おいらを楽シュマナに重ねてしまうんや。

ヨシオ:えらい違いやないか。それに俺の質問をダジャレでごまかすな。ラクシュマナは元々蛇やったんや。兄弟姉妹がたくさんいて、みんなめちゃ利己的で他の動物や人々に迷惑ばかりかけていたんや。あのガルーダにも迷惑をかけていたんや。そういう兄弟たちに嫌気が差して、みんなの性格が良くなればいいのになと願って激しい苦行を重ねて、創造主ブラフマから特別に恩寵を授けられたんや。だから普通の蛇ではなく多頭蛇で、蛇の中の王様やったんや。

ポニョ:多頭蛇ってサイババさんがまだ若い時に古い方のマンディールの裏で何百歳か忘れたけれど、多頭蛇をペットとして飼っておられたよな。人々が見ている前で餌をやったりしておられたやろ。確かその蛇の額に宝石が付いていたよな。

ヨシオ:そんなエピソードを以前紹介したよな。それでラクシュマナであるその多頭蛇は、ブラフマ神から地中深く入り、そのたくさんある頭で地面を支えて地震が起こらないように、地上を安定させるようにという任務をもらったんや。

ポニョ:それで、地面の割れ目から突然ライオンの姿をした玉座に座って出現した地球の女神様とも親しかったんやな。それにシータを地面を 盛り上げてラーマの花輪を掛けさせるように、ラーマから合図をされたやろ。おいらはどうしてこんな芸当が出来るんかなって思っていたんてけれど、ラクシュマナだったら平気の屁の河童やな。そうかそうやったんか。地面を支えてくれている多頭蛇さんでしたか。でもそういう話を聞くと、あまり、ファンじゃなくなって来たぜよ。多頭ヘビやて。ちょっと怖いな。

ヨシオ:えらい変わり身が早いやないか。なんとかの会の副会長やったんと違うんかい?

ポニョ:もうその会の副会長は辞して、お茶汲みになりました。

ヨシオ:ポニョは、ほんまにラクシュマナのファンなんか?もう勝手にしときなさい。付き合いきれないな。答えを言うのをやめとこかな。

帰依者は私を欲するが、帰依者の願望はどれも世俗のことに関するものだ。
そのような心構えで、どうして私に到達できるか?
もし、行先が別の間違った列車に乗ったなら、どうやって目的地にたどり着くことができるのか?
帰依者は私を欲するが、私を悟る努力はしない。
私のところにやって来る多くの者の中で、私を悟ろうと真に努力する者は、千人に一人しかいない。
帰依者といわれる者の心は、間違った方向を向いている。
自分の願望が満たされると、彼らは私を賞賛する。
しかし、望みが実現しないと、私を罵(ののし)りさえもする。
私を理解しようと試みている間でさえ、頭の天辺から足のつま先まで疑いを抱いている。
世俗的な望みが叶わなければ、私から去っていく者さえいる。
こうした者たちは、まったく誠実な帰依者ではない。
実に、彼らは最悪の罪人だ。そのような者たちが、どのようにして私に到達できるのだろうか?6/10/92


最新の画像もっと見る