サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

あるビジネスマンの物語(上)

2017-11-09 16:00:49 | 日記
ポニョ:You tube にSouth front というチャンネルがあって、毎日、シリアとイラクの戦況を報道していて、とても参考になるんや。
http://thesaker.is/the-saudi-purge-the-middle-east-is-on-the-verge-of-new-war/
今回、そのチャンネルが、最近のサウジアラビアの政変について解説していたので紹介すると、おいらが言って来たように、サウジアラビアの政変は、サウジアラビアがイスラエルと組んでイランと戦争を始める準備をしているんや。
窮鼠猫を噛むじゃないけれど、彼らは全ての策略が裏目に出て、中東でとても追い込まれていて、このままじゃイランやロシアが中東で大きな影響力を持ってしまうので、それを阻止する為に新たな戦争を引き起こそうとしているんや。もうどうしようもないって感じやぜよ。

ヨシオ:どっちに転んでも良い事やな。でも、戦争はやめましょう。

ポニョ:あんたと話していたら暖簾に腕押しや。という事で、今日から上中下三回に分けて、ラジオサイで紹介され、三年前に、このブログやすまさんのブログに掲載されて好評を博した、インドのビジネスマンの帰依者の話を紹介します。

ヨシオ:この商売人は、兄弟で貿易会社などを経営しておられるんやけれど、規模が大きいわ。1,2000人もの人を雇っておられるんやで。

ポニョ:なに~?めちゃ大きな会社やないの。いくらインドは人件費が安いと言っても、これだけの人を雇えるってよほど大きな会社なんやろな。

ヨシオ:でもこの人、占星術師に自分の運命を見てもらったら、1960年の6月14日に亡くなる運命らしいんや。24才以降の生命の反応が感じられないと言われてるんやで。それで気になって、とても有名な占星術師に何人か見てもらったり、手相見に見てもらったりしても、その運命の日以降に生きることは出来ないと、言われているんや。

ポニョ:一人だけの占星術師に言われたんやったら、半分眉唾やなと思えるけれど、どの占星術師に聞いても同じってやばいよな。

ヨシオ:それに、インドの占星術師はハンパやないで。めちゃ当たる確率が高いんや。俺のようなええ加減な適当人間と違うからな。

ポニョ:そらあんたと比べたら、誰でもきっちり人間になるよな。

ヨシオ:何やねんそれって。それだけではなくて、その人は三男なんやけど、お父さんが亡くなったので、長男がビジネスをコントロールされてるんや。そして、縁があって次男の奥さんの妹さんを嫁にもらおうと婚約されてるんや。ところが、長男さんは自分の二人の弟たちの奥さん同士が姉妹ということになると、弟夫婦同士が結束が強くなるので、その結婚に反対されてるんや。

ポニョ:ちょっと、そこのところが理解出来ないけれど。何であかんねん。

ヨシオ:インド人の家庭は結構嫁さんが強いんや。それで将来、弟夫婦が結託すれば自分の立場が弱くなると心配されてるんや。それで、チッダムバラムさんて言う名前の弟さんに、誰か違う娘を探して来いと言われたんや。

ポニョ:それはちょっと無茶苦茶で御座りまするがな~。もう婚約もしてるんやろ。

ヨシオ:それってまた仁鶴カルカルか?ほんまに無茶苦茶やな。誰でもそう思よな。だから、チッダムバラムさんは嫌だ。と言ってお兄さんの要求を断られたんや。ところが、お兄さんは態度を硬化させて裁判所に結婚を取りやめるように弁護士を使って働きかけたんや。その結果、少なくとも向こう五年間は結婚出来なくなってしまったんや。

ポニョ:インドの法律制度ってどうなっているんや?人の結婚まで規制出来るんか?それに訳の分からん兄貴を持つとこれや。弟の幸せより自分の商売の方を優先しとる。えらいカルマをつくっとるなその兄貴。

ヨシオ:そうやろ。でも、そうこうしているうちに、運命の1960年6月14日が近づいて来たんや。

ポニョ:というと、あと何日間残ってるの。

ヨシオ:たった5日間や。それで、同じように大きな商売をしている友達がいて、サイの帰依者なんやけど、一度俺のグルのサイババさんに会いなさいと勧めてくれたんや。でも、その時にはもう既に運命の赤い糸がチッダムバラムさんの首を絞め始めていて、食べ物を食べることは出来ないし、熱もあって身体も弱って来てたんや。

ポニョ:それって、すごいよな。星の位置が悪いとか、星から発する悪い波動とかで人の命まで奪ってしまうことが出来るんやろか。

ヨシオ:そうかもしれんな。俺もインタビュールームでババに九つの宝石が付いてる指輪を出してもらったことがあるけど、インド人の友達は、それは九つの惑星から出ている悪い霊的波動を中和する、聖なる指輪やで。と言われたな。だからそういう事ってあるんやろうな。

ポニョ:その九つの宝石が付いてる指輪をあんたはインドに行く前にずっと探していて、宝石店巡りをしてたんやろ。でも、あんたはババからその指輪を受け取れへんかったんやろ。

ヨシオ:オーストラリアではどこの宝石店に行っても売って無かったな。インタビュールームで俺はババの真横に座っていたんやけど、ババが目の前でその九つの宝石が付いてる指輪を物質化し、俺の目の前にそれを差し出したんや。でも、俺はババの目を身近で至福に包まれながら、じっと集中して見ていたんで、指輪なんてどうでも良かったんや。この世の物なんて何にも入りません、みたいな気分や。それでババはしばらくして、この指輪のもらい手はいないと言われて、みんなに見てご覧と言われて他の人に渡されていたな。後でお袋に、何でもらえへんかったんや、と言われたな。

ポニョ:当たり前やんか。神様からのプレゼントやのに、惜しいことしたな。

ヨシオ:そうかな。でも、インタビュールームでババの真横にいてると、何にも欲しいものって無くなるで。神様のすぐ横に座ってるんやで。いつでも手も握れるし足にも触れることが出来る。抱きしめてもらえることも出来る。なんでそんな時に指輪を欲しいと思うねん。俺は、そっちの方が不思議や。

ポニョ:う~ん。そうかもしれんな。分かるような気がしてきたぜよ。でも、おいらは貰うぜよ。ただやもんな。

ヨシオ:そんなレベルの問題と違うやろ。

ポニョ:ハイハイ。それで、さっきのチッダムバラムさんの話に戻るけど、あと5日の命やけど友達がサイババさんに会いに行けってアドバイスしてくれたんやったな。

ヨシオ:そうや。それで近くの街にサイババさんがたまたま来られるって聞いたので、行ったんや。そこには十二三人の人しか来てなかったんや。それで、ババがある帰依者の家から出て来られてチッダムバラムさんを見つけられた途端、すぐにチッダムバラムさんの手を引いて家の中に入って行かれたんや。
そしてチッダムバラムさんに君の命は終わらないので心配しなくてもいいよ。と言われたんや。
チッダムバラムさんは何も質問もしていないのに、いきなりそういう事をババが言われたんでとても驚かれたんや。ババにどうしてそういう事を知っておられたんですか、と聞くと、この頭は全ての事を知っているんだよ。と言われたんや。

ポニョ:そら驚くよな。いきなり自分が心配していたことを言われたんじゃ。

ヨシオ:チッダムバラムさんは、それにスワミやヨギって年寄りのおっさんかなと思っていたんやけど、ババがとても若くてハンサムな青年だったのでびっくりしたと言ってたな。

ポニョ:その時、ババは幾つぐらいやったんや。

ヨシオ:若干34才やったんや。
そして、「君の結婚の話はどうなってるの?」と聞かれたんや。チッダムバラムさんがお兄さんと結婚の事でもめてるって、本当に親しい人しか知らないのでとてもびっくりして、
「どうして僕の結婚の事について知っておられるんですか?」と聞いたら、
ババは「さっきも言ったでしょう。この頭は何でもお見通しなんだよ。」と言われたんや。それで、お兄さんとのゴタゴタを説明して、
「だから結婚出来ないんです。」と言うと、
「誰がそんな事を言ったんだね。」と言われたので、
「裁判所にストップをかけられてるんです。」と言うと
「そんな事は忘れて結婚しなさい。」と言われたんで、チッダムバラムさんは
「裁判所の事は忘れてもいいのですか?それに結婚するといろんな問題も出て来るんです。だって、僕のお兄さんは議員だし、首相も知り合いなんです。だから、僕が結婚するとお兄さんはいろんな手を使って僕を刑務所に放り込んでしまいでしょう。」すると、サイババさんはにっこりと笑いながら
「そういう事情なら、君の結婚式をプッタパルティで執り行いましょう。私が、君の結婚式を執り行ってあげるよ。」と言われたのです。でも、チッダムバラムさんは
「スワミ。あなたは僕のお兄さんの事を知らないのでそんな事を言えるんですよ。彼は僕が結婚するって分かればアメリカまで追いかけてきて、結婚式をさせないでしょうね。それに…」と言い続けるのを遮り、僕の頭を愛情いっぱいにポンポンと叩かれてこのように言われた。
「君の今まで言ったいろんな心配事は何にも起こらないよ。君は僕の事を何にも知らないだろう。そのような心配事は忘れて私に任せなさい。」と言われたんや。
それで、チッダムバランさんは「それじゃあなたの言う通り、プッタパルティで結婚式を挙げさせてもらいます。」と言ったんや。

ポニョ:サイババさんが結婚式を執り行うことを約束してもらって良かったぜよ。でもお兄さんが強硬に反対してるから難しいやろな。インドってお兄さんが絶対的な権力を持ってるから。

ヨシオ:そうやな。ババのお兄さんのシェシャマさんも、家族のみんなが尊敬していてほとんどの事を決めておられたな。ババもシェシャマさんと話される時は顔を見られなかったんやて。

ポニョ:それぐらい、お兄さんって尊敬されてたんやな。その分、大きな責任も負っておられるもんな。それから、この話はどうなるか早く知りたいな。さあ、話を進めてくれるか?

ヨシオ:ババはこの後、ケララ州の知事さんに招待されていて行くつもりやったんや。それで、ババはチッダムバラムさんも誘われたんや。ここから、チッダムバラムさんの話に入ります。

ババは突然僕に「ところで明日、私たちはトリバンドラムに行くんだけど着いて来るかい。」と聞かれたんで「はい。」と言うと「じゃあ今日は帰って明日に、旅の用意をして戻っておいで」と言われた。
あくる日、サイババさんとトリバンドラムに旅立ち、そこでケララ州の知事さんの家にみんなで滞在することになったんや。その数日後、カンヤクマリという海辺にある聖地に行った。
チッダムバランさんはその時の様子を、
ババは、岩場のところから海の方へ向かって歩き出しました。とても、急で危険なところで、みんながここは何人も人が亡くなっている所だから、カスツーリさんも一緒になってババが海に行くのを止めようとしたんだけれど、ババは海に向かって歩を進め始めたんや。
僕は、カメラを持っていたのでカスツーリさんが写真を撮れば?と言ってくれたんですが、もう夜の七時近くなっていてだいぶんと暗くなっているし、フラッシュもカメラに付いていないので、ババが海に入る様子をカメラで撮るのをやめたんです。
でも、僕たちの会話を聞いておられたババが「君は私の事をまだよく分かっていないようだね。カスツーリが言ったようにシャッターを押してごらん。」と言われたのですが、僕はすぐに「あなたは、スワミかもしれませんが、だいぶん暗くなって来ているので写真を撮ることは出来ませんよ。」と反論すると、ババは「言われたように撮ればいいんだ。」と言われたのでフイルムを一枚損したなと思いながらシャッターを押したんです。
後で現像してみると、周りが暗いのにまわりの景色が美しくきれいで、まるで昼間のような景色を背景にしてババが写っていたのには驚きました。
それでシャッターを押した後にすぐに大きな波が襲って来たのです。とても大きな波でサイババさんの半身が見えなくなってしまうほどでした。
僕たちそこにいた全員が、この大波によってサイババさんが波にさらわれてしまったんではないかと心配したんです。
それで、波が引いた後ババの元へ行くと、ババは笑いながら「君たち、自分の命の方が大切なんだね。だって、みんな私をおいて逃げて行ってしまったじゃないか。」と言われたのです。
僕はスワミに「だって今来た波はとても大きくてそれはそれは巨大な波でしたよ」と言うと、ババはゆっくりとローブを二三cmめくり上げると。足の周りには大きなダイアモンドが沢山ついているネックレスが有ったのです。ババは「海の神様が私に敬意を表しにやって来て、これを捧げようとしているのに無視出来ないでしょう。君たちは波に飲まれると思って海の神様から逃げようとしたじゃないですか。」と言われたんです。
僕たちは、スワミに許しを乞いました。そのネックレスは知事にプレゼントされましたが、後で大きなダイアモンドがいくつ付いているか数えると、全部で108個も有ったのです。

その後、近くの砂丘の丘に行きました。皆で輪になって座るとババは、今から海をここに呼びましょう、と言われて砂を少し掻き出されました。そこは丘なのになんと水が湧いていたのです。
ババはこの水の味はどうだいと言われたので、少し口に含むと塩辛くて本当に海の水でした。
そして、砂の中からロケットなどいろんな物を出された後、「この場所は何が重要なのか知っている人はいるかい。」と聞かれました。それで、みんなでこの場所はカンヤクマル女神様がお祀りしてあったところで、その女神様の像の鼻には巨大なダイアモンドが付いていて、夜になれば灯台の光ほど眩しく輝き、船が灯台と間違えて座礁して難破したのでその像を取り除くことになったと聞いています。でもその時にその巨大なダイアモンドも無くなったんです。と言うとババはそのダイアモンドを見せてあげようと言って砂の中から取り出されたんです。
それは、本当に巨大で明るく何千ワットの電球にも相当する程の輝きを放っていました。
ある人がそれを私に頂けませんかと頼んだのですが、ババはこれはその当時の王様によって盗まれ、王様が亡くなった後、地面に埋められたのだ。これは、元あるところに戻さねばならないのだ。それが自然の掟なのだ。と言われました。

翌朝、みんなで別の海岸に行きました。スワミはビーチが大好きで長い間、そこで一日中みんなで遊びました。ババは、アラティに使うお盆の上にハンカチをかけられました。そしてそのハンカチを取ると美味しそうなミルク菓子が出て来たのです。
それを皆で分け合って頂いた後、もう一度ハンカチをかけて取ると違う食べ物が出て来ました。
そういう事を何度かしながら神聖な美味しい食べ物を頂いた後、ババは誰か魔法瓶を持っている人はいないかと尋ねられました。
僕は一つ持って来ていて、誰か他の人も持って来ていましたのでスワミに二つ手渡すと、ババは軽く魔法瓶の側面を叩き蓋を開けると熱いコーヒーが満杯入っていたのでした。
それから、しばらくしてサイババさんを車にお乗せして僕はあちこちへお連れする機会が有りましたが、いつも必ずタンクは満タンにして予備のガソリンも常に用意をしておくように言われていました。が、その時はババがどこも行かれないという事だったので満タンにせずプッタパルティに行きました。
ババは満タンにして来たか。今から突然マドラスに行くことになったのだ。と言われました。僕は実は満タンではないのです。と答えるとババは「人生には、何が起こるか分からないんだよ。君はいつもその為の準備をしておかなくてはならないんだ。いつも計画通り事が運ぶとは限らないんだからね。」と注意されました。

その当時、プッタパルティに行く道は大変でした。小さな小川を二十以上も渡らなければならなかったのです。それに水の中には隠れ岩などがあり、そういうものにぶつかると車は簡単に立ち往生してしまいました。
その当時、スワミは緑色のドッジという車になっておられましたが、最後にチットラヴァティ川を渡る時は牛に車を引かせて渡ったものでした。
ババをお乗せして、マドラスに行く途中にあるガソリンスタンドのガソリンは二箇所とも空でした。それで別のところに行こうとしたのですが、道を間違えてしまいガス欠で荒野の真ん中でスワミをお乗せしたまま立ち往生してしまったのです。
スワミは、これからどうするつもりだね。と聞かれましたので、ガソリン輸送トラックが通りかかるのを待つしかないです。と言いました。いや、近くのバス停からバスに乗って街に行き、ガソリンを買って帰って来ますと言って車から出るとババも一緒に出て来られました。
そして、車のガソリンが空で、それを買うところも近くにないんだね。本当にガス欠なのかどうか見てみようと言われてタンクを叩き、キャップを外してタンクの中を覗き込まれました。そして僕にもう一度キーを回してごらん。君のガソリンゲージの見間違いかもしれんよ。と言われたのでもう一度キーを回して見ると何と、満タンになっていたのでした。
それで、僕はスワミにこのゲージは壊れていますね。満タンになっています。と言うと、この車は新車だからそういうことはないよ。キーを回してエンジンをかけてごらん。と言われたのでキーを回すとエンジンがかかったのです。
以前、海岸で魔法瓶を叩いただけでコーヒーが出て来た事が有ったけど、今回は一度タンクを叩かれただけで、ガソリンを満タンにされたんです。
ババは、こういう事はこれっきりだよ。今度から不測の事態にも対処出来るように、いつも準備を怠らないようにしなさいと言われたのでした。



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