ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ガーンカセーッ  イサーン農業フェスティバル

2012年02月03日 20時16分51秒 | 日記
コンケン大学内で大きなお祭り 「ガーンカセー」。
「農業祭り」のような意味。
イサーンは農業が主要な産業。
農業をテーマに農業機械や農園、農産物、植物、
さらにイサーン(東北)の産業のさまざまな展示があるお祭り。
毎年この時期に行われる。
去年のことを思いだし、そうかあれから一年がたったかと思う。


去年は自分で行ったのでただ単に、食べものも店や服の店がたくさん出ていてすごいな
程度でしかなかったけれど、今年は配属先第9特別教育センターの子どもたちと先生とで
遠足のようにして出かけた。
だから、子どもたちの目線や、タイ人の目線で、このお祭りを見ることができた。


広い広い敷地を使ったお祭り。
去年は気づかなかったけれど、畜産物のエリアもあり、豚に牛に鳥にヤギに
ウサギに、犬に、ねずみ、なんとダチョウまで。
すでに動物園と化している。
遠くを見つめるダチョウの目は涼しげに澄んでいる。
     

だけど、最近の暑さといい、人に見られ触られるこの環境といい、
ダチョウにはストレスなんだろうな。
だって、こんなに毛が抜けて、おお・・・かわいそう。
     

ダチョウに負けないくらい澄んだ眼でダチョウを見つめる子。
ダチョウは毛が抜けているけれど、この澄んだ眼にはそんなものは映らない。
     


暑さでぐったりしているのか? この鳥は。
     


鶏がたくさん。
     
このあと、興奮した子どもたちのうちの一人が走っていって突撃し、
この籠をひっくり返したために、鶏の数羽が逃走。
「コートーカ(すみません)」と子どものかわりに謝ると
「マイペンライ!(大丈夫)」とさらりと言って笑ってくれる優しいタイ人たち。
怒らないし、嫌な顔もしないんだなあ。
    

「恐竜よ。ホラ。」と先生が言うのでびっくりしてみると
これは、恐竜じゃなくて牛、牛!
子どもは「へええー、すごいやー。」と言わんばかりにしている。
これは、牛!
     


でも、恐竜よ、と言われると信じたくなるほど迫力のある牛の骨。
     


生きた牛は暑い中モーモーなく。
牛飼いでも何でもない少年が、牛の間に入り込んでいる。
     


ねずみ・・・ じゃなくて名前があったと思うけど、忘れた。
タイで日本語が出てこなくなった。
     

「暑い、暑い、水をくれ~」
     



パグまで売られていて、値段は8千バーツ。(24000円程度)
「出たいの、出たいの、ここを出たいの-!」
ガジガジかじって脱出を試みる。
     



タイ美人がなにやら作っている。
      

蚕の繭を使って、花を作っていた。
  


タイ美人が持っているのは 蚕になる前の虫。
これも、日本でなんて呼んでいたか、忘れた。
     


おいしそうに、桑の葉にかじりつく。
     


蚕から糸を紡ぐ光景も実演中。
蚕には白と黄色があるって、知らなかった。
  

   


 こうやって糸を紡いで作った絹で、タイシルクの服が作られる。
      



植物もたくさん展示。
幹がたくましい、暑さにも雨のない乾季にも強そうな花。
     


日本にあるある、これ、ある!
    



暑い暑い、暑いよう。
みんなバテてしまうので、1時間ほどで切り上げてセンターに戻る。
     



タイ人のみんなと行くと、タイ人目線で見られて、
あれこれと、去年とは違うおもしろさを感じた 
タイ・コンケン生活最後のガーンカセー。