ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

伊勢丹の九州・沖縄物産展

2010年10月31日 22時03分20秒 | 日記
バンコクにある、日本人御用達百貨店、伊勢丹。

なんとなんと、九州・沖縄物産展とな??!!
5階とな?!
いくに決まってるでしょーーが!!



 
 「いらしゃいませー。」 店員さんが素敵な笑顔でお迎え。


 
 
 さて、なにがあるのかな。九州出身の私がよーく見てやろう。



 
  ウインドウを 「じーーーーーっ」



 
 店員さん「どれがよろしいですかー?」 どれもこれも どれもこれも、おいしそうじゃないかー!



 
 「なに?! これ、宮崎マンゴーじゃないですか?!」



 店員さん「はい、そうです。宮崎マンゴーです。」
 
  タイのマンゴーに立ち向かうとは、なんて勇敢な!? うーん、東国原知事 正気か?!


 
 
 「この宮崎マンゴーのお菓子、おいしそうですねー。チムダイマイカー?」=味見していいですかー?
  ※タイでは、チム(味見)は一般的なことなのです!


 
 「ダイダイ」(できますよ!できます!)  「コップンカー もぐもぐ」(ありがとう。もぐもぐ)
 おいしい! でも、高い! 高すぎ!!

 チム(味見)で十分! タイの金銭感覚に慣れちゃったら、ひとつ150バーツ(450円)もするお菓子
 手が出らん!



 こんなのも。
  
  きゃー! 福岡!
    ふぅー くぅー おぉー かー!

   値段をみてびっくり。 320バーツ?! 1000円くらいします。
   こんなもの、庶民が買えるか!!
 

 
 いったいどんな金持ちが買うんだろう。
   


 屋台では  10バーツ(30円)でおいしいスイカが食べられるタイ。
 高級百貨店では、外国の果物がとんでもない高価格で並ぶ。
 




伊勢丹のケーキ

2010年10月31日 03時46分56秒 | 日記
バンコクにある伊勢丹。
バンコクに住む日本人がどっさり通う、日本人御用達の百貨店。
一時期は、タクシン元首相を支持するUDD(赤シャツ隊)の暴挙にあい、
壊され、燃やされ、見るも無惨だったけれど、改修が進み、今はほぼ全店舗が復活。

伊勢丹にはなんでもあって、紀伊国屋も入っている。
コンケンでは手に入らない日本語の本も、ここなら手に入る。
ただし、日本の倍以上の値段になってるけれど。

この間、バンコクに行ったついでに、久々に足を踏み入れたら、お好み焼きは焼いているし、
いくらおにぎり、しゃけおにぎりは売ってるし、鰹のたたきまであるし、
タイに来て日本食が恋しいと思ったことはないけれど、ちょっとだけグラっと来ちゃったな。


日本語が話せる店員さんも多く、日本通な伊勢丹。


さあ、そんな伊勢丹でシューウインドウに並ぶケーキ。
ちゃんと日本語表示してある。


おいしそうだな~
  


あれ?? この表示、おかしくないかな・・・??
  


こ・・これも・・・ プププ
  


「甘やかすこと」 言いたいとは分かるけど、おかしいって! 
  


ケーキも好きだけど、
一流であるはずの伊勢丹でこれを堂々表示する、そういうタイ人が好き。


初めて路線バスに乗る

2010年10月30日 15時35分19秒 | 日記
バンコクの路線をくまなく走るバス。
これを使いこなせばあちこちいけるけれど、複雑でとても私にはできそうもない
と思っていた。
 

冷房付きのバスは値段も高くなるけれど、冷房なしのバスならば
9バーツ~12バーツ(27円~36円)程度の運賃で、安い!
  


バンコクにはBTSやMRTといった、渋滞知らずの乗り物もあるけれど、それらの運賃はちょっと高い。
それなりの仕事をし、それなりの給料をもらう人しか乗れないだろうな。
格差社会のタイにおいて、BTS、MRTに乗る人はそれなりの人たちだ。

それにくらべて、この路線バスは庶民の味方。


政府の政策の一つである、無料バスもあって、それに当たったときはラッキー。
たまたま、知らずに乗り込んだバスが無料バス。
雨期も終わりに近づいたタイの夕方は、風が涼しく、エアコンなくてもバスは快適。
ああー 気持ちいい。  ごきげん♪
 


はじめての バンコク路線バス。 わくわくどきどきの体験だった。
  


ロッテコアラのマーチ♪

2010年10月30日 13時54分27秒 | グルメ
「ロッテコアラのマーチ♪」

CMでおなじみのこの言葉。
タイにもコアラのマーチがあり、タイ人にとても人気のお菓子。

   ずらーり コアラのマーチ
  

配属先の食堂でも売っていて、
あ、コラのマーチだ!と うれしい驚きで
「ロッテコアラのマーチ♪」
メロディ付きで口ずさむと、辺りが「おおおぉぉ~」とどよめいた。
タイでも、CMでこのメロディとこの言葉のまんまなのだそう。

さて、コアラのマーチと言えば、日本では
 眉毛のあるコアラ
 盲腸の傷跡があるコアラ
これが入っていたら幸せになれる、といってちょっとしたブームになったことがあった。
タイのコアラのマーチにも、入っているのかな?? と探してみるけれど
見つからない。

そもそも、どんな図柄があったっけ?と
ちょっと気になったので、お口の恋人ロッテのHPを見てみると、 
パソコンコアラ、ホテルボーイコアラ、執事コアラ、ケータイコアラ、女子バドミントンコアラ(?)
など、見たこともないような、笑える図柄もたくさんあった。



日本で、コアラのマーチには眉毛コアラと盲腸コアラが入っていて、
それがちょっとしたブームだったんだと配属先の人たちに話したら、
「は?」「なぜ?」「なぜ盲腸なの?」「なぜ眉毛?」
と、理解できないという反応。
誰に話しても、「は?意味が分からない」といった反応。

これは、もう、実物を見せるしかない!
タイでも引き続き、眉毛コアラを捜索してみるけど、あるのかなー???


どこの国のコアラ??
  





これ、コアラのマーチもどき・・・じゃ・・・

  


焼くなり 揚げるなり 好きにして-

2010年10月29日 22時35分29秒 | タイ料理
これは なんでしょう?

    

白い食べものが、こんがりと焼かれています。







これは バナナ。
焼きバナナです。

バナナが豊富なタイ。
普通に食べるなんて、もう 食べ飽きちゃったのでしょうか。

ええーい もう飽きたわい

焼いてみろやい

すると 甘みが増しておいしくて、 これは アロイ!

バナナの品種も何十種類も。
こうやって皮ごと焼く 焼きバナナも。
初めて見たとき、焼き芋だと思った。
     


  ホクホクで つやつやで めーっちゃ おいしそうです。
 
  「いただきまーーーす!」
 

       「あーーーーん!」 バクッ!
         
       味はまるで、甘酸っぱい焼き芋。


ちなみに、揚げバナナもあります。

焼きバナナも揚げバナナもどちらも アロイ。

オップロム

2010年10月29日 19時15分39秒 | コンケン 第9特別教育センター
タイではよく 「オップロム」という言葉を聞く。

日本で言う「研修」に近い意味をもつ、オップロム。
今日は、わが第9特別教育センターは クルー(先生)全員でオップロムの日。
子どもたちはお休みで、外部講師を招き、クルー全員が会議室でオップロム。


私も入ってみた。
副センター長達に、こっちこっちよと呼ばれ、副センター長にサンドイッチされた形で一番後ろに着席。
常に、副センター長が両サイドから、講師の話をさらに詳しく私にフォロー。
でも、よくわかんないけど、もう、わかったふり。
「はあ-。なるほど~。」
とうなずく。

配られたレジュメを見てみると、どうやらカウンセリングについてのオップロムのよう。
朝から夕方16:30までみっちり。
とはいっても、きちきちっとやってたのは午前のことだけで、
午後からはまあー、のんびりしたも。 クルーの半分がいない。
あれ? どこに・・?
廊下でおしゃべり、庭でお菓子を食べ、好きかってやってるみなさん。

途中途中の休憩では、廊下にずらりと甘ーーーいココアとコーヒー、菓子パンに、カオニャオのお菓子が並ぶ。
タイ人は、ちょくちょくちょくちょく、よく食べる。
一回の量は少ないけれど、一日中、ちょこまかと口に何かを運んでいる。
私も甘ーーいココアを飲み、またオップロムへ。

辞書を広げて、講師の話を聞くけれど、集中力がもつのは10分。
あとは、ぼけー ぼけーーーっとしながら、たまにうなずき、わかったふりを欠かさない。
  


日本人ボランティアがこのセンターにいるというのは、ちょっとした宣伝にもなるようで、
センター長達は、外部の人が来たら、いつも私を呼んでうれしそうに紹介する。
今日も、講師が会場のみなさんに話をしながら会議室を歩きまわり、だんだん後ろにいる私に近づいてきたら
すかさず、副センター長達が、
「この子は日本人なのよ。ボランティアなの。ここにきて3ヶ月なのよ。約2年ここで活動するのよ。」
と、説明する。 ちょっぴり自慢げに。 うれしそうに。
講師もそうかそうかと、食いついて、じゃあ前に出てもらおうと、
何かよく分からない間に前に引っ張り出され、自己紹介。
そのほかよく分からない質問に答える。
「この部屋に右左どちらの足から入ったか?」 →「たぶん右です。」 なぜかここでみなさん大笑い。
「何を手に入れたいか?」 → 「タイの特別教育について知識を得たいです。」
よくわからないまま、拍手喝采を浴びながら、自分の席へ。
「上出来よ!」「さちえ、よくできたね!」と口々に言ってもらいながら。
どんなに小さなことでもほめる、タイ人のすごくいいところだと思う。
こういうところって、とても見習いたいところ。

お昼。
センター長から
「クーサーイ 一緒に食べなさい。」
と呼ばれ、応接室で、センター長、副センター長達、講師のお偉方にかこまれてご馳走をいただく。
なんか、特別扱いされてるなあ・・・と、こそばゆいような、ありがたいような、微妙な気分。
これだけ、存在そのものを喜んで受け入れてくれているのに、それに返せる活動が全くまだできていことに
あせる日々。

イサーン料理ずらり。
 ごちそうは たらふくいただきました。

 

おるすばん

2010年10月28日 23時15分15秒 | コンケン 第9特別教育センター
昨日突然言われた。
「明日は子どもたちは来ない。でも、先生はくるのよ。」

何があるの? なぜ子どもたちは来ないの?と聞いてみるけど
その答えがよくわからない。

ま、いっか、明日になれば分かるか。
と思って行った今日。

職員はぞろぞろと2階の会議室に集合。
私も行くかな?と思っていたら 第2のカウンターパート、いつも私の面倒を見てくれる
ピーピーティンが
「さちえ、受付に座って仕事して。誰か来たら、頑張って応対して。」
と、受付を指さして にんまり笑う。

というわけで、お留守番。
だーれもいない、受付で、一人。
  


2階からは音楽やマイクを使った人の声が聞こえてくるけど、何をしているのか一切不明。
私は私で、じゃあ、たっぷり仕事しようと、
書くと約束していて、滞っている山岳民族の村を尋ねたレポートとにらめっこ。
 

お客さんが来たり、電話が来たりするのを、つたないタイ語であたふたと対応しながら。


食堂のおばちゃんがやってきて、
「さちえ、ほら、食べなさい。」 
わあ、あんパン!!! やったー! ありがとう! 食堂のおばちゃん大好きなんだー!
  


今度は、副センター長のロンダルニーがやってきて、
「さちえ、これ、食べなさいね。おいしいわよ。」
わあ! おいしそう! このお菓子、もち米とバナナが一緒に蒸してあっておいしいの! 大好きなんです! 
  


しばらくあと、他の職員がやってきて
「さちえ、食べてね。 ピーピティンが、さちえにもっていくように言ったのよ。」
わあ・・・・ こ・・・ こんなにたくさん・・・
  太るに決まってるわ・・・・・
  


みんなが、2階で何かやっている間、私が一人留守番しているからと、2階で話題にしているようで
ちょこちょこ降りてきては
「さちえ、何してるの?」
「さちえ、こわくない?」
と声をかけてくれる。 こわくない?って・・・ 私はいくつ??って思っちゃうけど
タイの人たちは、一人でいると ピー(精霊かおばけのようなもの)がくるという考えがあるので
真剣にそう言ってくれている。
みんな、優しいなあー


午後2:00 突然の停電。 あ、電気が・・・。
パソコンが使えなくなり、何も出来ないので、読書。
暗闇の中、目をこらして本を読む。
  
1時間後、電気復活。

ゆっくりと時間が流れる中、センターの皆さんからたくさんのお菓子といたわりをもらい
初めてのお留守番をした一日。
なかなか楽しい一日。

だけど、
結局、今日みなさんが何をしてたのかは、わからずじまい~。


カオニャオ マムーアン = もちごめ マンゴー

2010年10月28日 18時44分08秒 | グルメ
 

マンゴは タイではマンゴと言わず、 マムーアン という。

マムーアン、タイのマムーアンは最高。
こってりと甘くて、濃厚で、ちょっとすっぱくて、おいしすぎ。

今はマムーアンの時期じゃないのが残念だけど、
またマムーアンの時期がきたら買いあさり食べあさること 必至。


さて、このマムーアン。
果物です。
皮をむいて、実をカットして食べるのが普通の食べ方。
だけど、マムーアン王国タイには またまたおいしい食べ方があって。


มะม่วงปัน マムーアンパン
 マンゴと氷とシロップをミキサーにかけてシェーキにする。
 甘くて、濃厚で、最高。
 値段は20バーツから25バーツ。 (60円から75円)
      



ข้าวเหนียวมะม่วง カオニャオマムーアン
 蒸したもち米に、ココナッツミルクをかけ、マンゴをのせる。
 もう、もう、誰が考えたの!? この組み合わせ!
 おいしいったらありませんよ!
 やみつきです。
 ちょっとカロリーが高いけど、
 タイにいる間に食べれるだけ食べたいと思う、
 日本ではなかなかお目にかかれない組み合わせのヒット作。

     



マムーアンパンとカオニャオマムーアン
マムーアンづくしで注文。
超こってりです。
日本だとかなり贅沢かなあー。

 天にも昇るおいしさ。 マムーアン最高。
     



授業中だけど

2010年10月27日 23時03分43秒 | コンケン 第9特別教育センター
授業中。
先生は生徒のために真剣そのもの。
というのが
そうじゃなくていいのがタイ。

最初はびっくりの連続だった。
たとえば


授業中だけど、
先生は子どもたちに教えながら、お腹がすいたらお菓子やフルーツを食べる。
口寂しくなったら、お菓子を口に入れる。

 

太鼓を叩いてリズムをとる先生の隣で、お菓子を食べ食べくつろぐ先生。







授業中だけど、
「さちえマムーアン(マンゴ)食べる?」と尋ねられ、
「はい、好きです。」
あとであげるね、ってことかと思ってそう言ったら、
ビニールからマンゴを取り出し、その場で皮をむき始める先生。
「キンユォッユォッ!」(=たくさん食べて)
と、どんどんむいてくれる。
子どもたちも保護者も見ているけれど、気にしてない様子。
授業中だけど・・・・・

  

でも、おいしいおいしいマムーアン(マンゴ)


 こういうのもあり。 とても酸っぱい、めちゃくちゃ酸っぱい果物。
  




授業中だけど、
ものを売りに、突然教室まで来る人がいる。
この日売りに現れたのは、トウモロコシとゆでたピーナッツ。
で、保護者や先生で買う人もいる。
これ、授業中のこと。
 




給食でも、子どもたちに配膳しながら、給食のデザートを立ったまま先生が口に入れている。
お腹がすいたら、がまんしない。
タイ人って、基本的に、我慢しない人たち、待てない人たちだと思う。

最近は、それが私も心地よくて、
デザートを先に食べてしまう癖がついた。
まず、おいしそうと思ったら手を伸ばす、
おいしいおいしいと立ち食いする。
立ち食いしながら、子どもや保護者が来れば配膳もする。
子どもも保護者もそれが別に当たり前のことで
「クーサーイ、おいしい?」と聞く。
先に食べちゃうデザートって本当においしい。
「おいしいです!」
と、心からの言葉で返す。


立ったまま食べちゃえ
食べたいときに食べちゃえ

日本にいたら気にしていた人目を最近じゃ気にしなくなり、
バス待ちの待合室で、歯ブラシを取り出し、
その場で歯を磨いてしまう暴挙。
いけないなあー。

だけど、がまんしなくていいってなんて楽なんだろう。

日本に復帰、できるかな。

 




会議

2010年10月26日 23時35分07秒 | 日記
会議にもいろいろあって、
 
   職員全員が出席する会議と(一般的な職員会議)、
   センター長や副センター長達だけで行う会議と(トップ会議)、
   職員同士で行う会議(ほのぼの会議)。

今日は、職員全員が出席する、月に一回の会議の日。


私も参加することに。

ずらりと並んだ、女性軍団。
こうやってみると、このセンターの職員は女だらけ。
私も、「女性を強く希望」と言われてここにきた。
ここの職員の9割は女性。

    

13:00からの会議で、
みんなが座って待つ中、センター長が現れたのが13:30。

それからは、センター長がマイクに向かって しゃべり、しゃべり、しゃべり・・・・
しゃべり、しゃべり、しゃべり、しゃべり、 センター長がしゃべり倒し。

 

日本の学校の職員会議では、
司会者がいて記録がいる。
今日の会議での提案や確認内容が最初に提示されて
その議事に従って、順に提案者が提案し、それに対してどうだと司会が意見を求めながら会議を進めていく。
だから、それぞれの立場や役割があるのだけど、
ここでは、そういうものが一切ない。
最初から、最後までセンター長だけがしゃべり、ボスだけの独壇場。 
司会はなし。

一人の人間の話をずっと聞き続けるってのは、普通の人間の集中力では数 十分ともたない。
私には特にそう。 だってタイ語。
最初は必至に聞き取ろうとしていたタイ語が、しだいに何の意味もない音声に聞こえはじめて、
眠気と戦うので精一杯。
うとうと・・うとうと・・・。

よく、みんなずっと話を聞けるものだなと思ったら、
かしこまっていたのは最初だけ、
すでにみんな、たいして聞いていなくて、
会議中でも携帯は鳴り、電話でしゃべり、お菓子を食べ、携帯でゲームをし、
隣の人とおしゃべりをし、携帯で自分撮り、写真を見せ合い、
でも、そういう中でもセンター長はマイクにしゃべり続ける。
たまに「プーレン、ハハハ」(=冗談だ、ははは) とあまりうけない(というか聞いてない)冗談まで交えて。

すごい、あっぱれ!


結局、会議の終わりは6:00。
勤務時間終了の4:30は軽くオーバーして、
分からない言語の中、ただただ耳を傾けて聞いているふり、もうだめー と思ったところで 
くたくたになって終了。


タイでは、会議で、下の者が意見を述べる機会はない。

聞いて知ってはいたけれど、肌で感じたな。
何もかもボスが決める。
他は、ボスの発言を聞いて従うのみ。
ボスが絶対のタイ社会。





変わったドナルド

2010年10月25日 23時44分28秒 | 日記
チェンマイに行ったときのこと。

地図を見て座り込んでいたら、どこにいくんだ? と心配げに声をかけてくれたおじさん。

最初は警戒しつつ、だんだん このおじさんはどうやら本当に心配してくれているようだと感じるに至り、
そこにあるお店に親しげに出入りしている様子からも、身元もしれてるなと、ちょっと安心。
「まだ 決まってないんだけど・・・。」
と言うと
「どこに行くにしても、おじちゃんが送ってやろう。」

 カメラを向けるとこのポーズ。 いいおじちゃんだった。ありがとうございます。でも、バイクは乗っちゃダメなの。

 
 タイ第2の都市と言われるチェンマイにも、こんなおじちゃんがいるんだ。



いい天気の中、寺を見て回っていると

   



動物園? あれ??ドナルドもいる。
よく見ると、このドナルド・・・

  



グイッティオ(タイの庶民ラーメン)食べてる。

  

なんというドナルド。 変わり者め。



表現は自由  好きな形も自由

2010年10月24日 18時38分10秒 | 日記
JICA事務所での研修の一つに あった「タイ文化講座」。

タイ人スタッフによる、タイ人とのつきあい方講座。



 ・タイ人は清潔好き。 一日に2回シャワーを浴びる。
  日本人は、口臭や汗のにおいに気をつけて。

 ・タイ人は体に触られるのが嫌い。
  特に頭はぜったいに 御法度。ダメダメ。
  握手も避けて。

 ・日本では軽口の冗談で通じても、タイでは通じないことがある。
  以前、日本の農村に短期ホームステイしたタイ人の女の子を
  ホームステイ先のお父さんが、近所に紹介しに連れて行って、
  『俺の新しい彼女』と冗談を言ったことで、女の子がかなり
  ショックを受けて傷ついて、大問題だった。
  男女の冗談、軽はずみな言動には気をつけて。



のようなことを聞いていた。
が、こちらにきて
女の子達が、よく触ってくるのにびっくり。

車でショッピングに行ったとき。
車の後部座席から降りた瞬間、助手席から降りた女の子が
私に駆け寄って、私の手をひき、
「さちえ、さあ、行こうね。」
と、連れて行きます。
歩いていれば、腕を組んでくるし、手をつないでくる。


タイ人の女の子は、べったりしている子をよく見る。
肩に手を回し、手をつなぎ、女の子同士、とても仲良し。


私も、それは嫌ではなくて、かわいいなあと思いながら
ほほえましく見ている。
手をつながれれば にこっとする。
なんだか、嬉しい気持ち。


たまに、男の子と女の子2人が手をつないでいるという、不思議な光景を見かける。
タイには “女の子になりたい男の子” や
     “男の子になりたい女の子” そして
     “自分は男のままで、好きになるのは男の人”
というのがよくある。
クラスでいうと、1クラスに1名~3名くらいはいると聞く。


女の子になりたい男の子、それをタイでは「ガトゥーイ」と言う。
男の子と女の子2人が手をつないでいた不思議な光景は、ガトゥーイの子だったってこと。

先輩隊員は、
「見てすぐに分かるよ。
 男の子だけど、女の子らしくてすごくかわいいから」
と言いますが
まだまだ修行不足の私。
分からないことも多い。
けど、分からなくてもいいか。分かる必要もないし。


なぜ、そんなにタイは多いの? と よく聞かれるけれど、
タイが多いのではなくて、
タイは、それを口に出して言ったり、表現したりできる環境にあるってことだと思う。

日本にも世界各国にも、同じ数だけいるのに、日本だったら我慢しなくてはいけないことが
ここでは、がまんしなくても 生きていける社会なんだ、きっと。


私の配属先にも何人もいる。
デパートに行けば、たくさん見かける。

みんな 楽しそう。
日本には がまんして、隠して すごくつらい思いをしている人がたくさんいるんだろうな。

生き生きして キャピキャピして 洋服を選んでいるガトゥーイの子。
化粧しているけど、ヒゲがうっすらあるところが、また、チャーミング。
いいなあ、自由なタイ。

表現は自由です。
好きな形も自由です。
自分が何者であっても、自分であることにかわりはありません。
自分の形も、自由です。

いいなあ、自由なタイ。  ますます 好きになっちゃう。

ないものねだり

2010年10月23日 22時47分20秒 | 日記
フルーツの占める面積は タイで広い。

  

スーパーでずらりと並ぶフルーツ
特にフルーツがおいしいのは雨期。

    
日本のスーパーの、野菜売り場とフルーツ売り場をすべて
フルーツ売り場にしたくらいの面積が、スーパーの中でフルーツに
占められています。
いや、もっとかも。

コンケンのデパートの地下。
フルーツずらり。

   


一つだけ、あまりに高額なフルーツが。

   

サクランボでした。
チェリーです。

359バーツ???
日本円で1080円くらい?
高い!!!
あり得ないくらい高い!!!

マンゴーだって30バーツ程度(90円くらい)なのに!

聞いてみたら、チェリーはタイでは作れないフルーツで
輸入しているから高いんだって。
タイにあるフルーツだけで十分なのに、人間って、ないものを欲しがるんだなあ。

東北部 中部の洪水

2010年10月21日 16時15分01秒 | 日記
連日、テレビで洪水のニュースが流れる。

雨が降れば、どこかで洪水が起きるタイ。

今、東北部・中部でその洪水が被害が拡大している。
アユタヤでは河川の水が氾濫し、
東北部の県で道路が冠水。

ニュースでは、腰まで泥水に浸かった人々が映し出されて、
トイレの不衛生や、不衛生な環境による下痢や病気の心配が報じられてる。
被災エリアが拡大しているため、救援物資が十分に行き届いていないのが現状という。
 
防災局によれば、10月11~19日における水害関連の死者数は全国で11人。
農作地への被害状況は、田畑約8000万平方メートル。


今朝方、調整員から連絡があった。
「コンケンの洪水被害はどんな状況ですか?」
東北部に位置するコンケンだけど、今回の洪水被害は免れていて、
私の周りにも、特に何も起こっていない。

配属先の人たちは、隣県の洪水被害に心を痛めていて、
銀行からお金を振り込んで募金活動をしているくらい。
これも、「タンブン」なのだという。

被害にあった県も、このまま大雨が降らなければ、通常に戻るはずなので、
どうか、雨よ、しばらく休んでくださいと、祈るばかり。


調整員が言った言葉。
「とにかく、配属先や周囲の人とコミュニケーションをとって、情報をもらって。
 そして、自分のことを心配してくれる状況をちゃんとつくって。
 いなければ、いないと心配して探してくれるような関係をつくって。
 それが、一番の防衛策だから。」


その通りだと 実感している。
ここで生活する上で一番、自分身を守るためのツールは、人間関係。
いなくても気づかれない存在ではなく、
いないことに気づいてもらえる関係
心配してもらえる関係だ。


歯の次は 目

2010年10月21日 11時14分37秒 | 日記
今日は 木曜日。
曜日の色は オレンジ。
と思って 配属先に行くと、みんな なぜかピンクと赤。
  

やられた・・・
今日は何かがある日。特別な日。
タイ人は暗黙の了解のようなものが多い。
だけど、私はそれが分からないから、自分からぐいぐい情報収集しないといけないのだけど
し損ねた。

聞くと、王様のお母さんの誕生日を祝っているらしい。
朝からお寺の僧侶が来て、庭でイベントをやっている。
      

私は、センター内で静かに過ごす。
服の色が違うからその中に入りにくいっていうこともあるけれど、
数日前から左目に血がたまってしまい、今見るも無惨な赤い目になっているから。


目の異変に気づいてすぐ、JICA健康管理員にも連絡。
翌日、カウンターパートのビュウに病院に連れて行ってもらった。
政府の運営というシーナカリン大学病院は、コンケンのタイ人が医療費無料のため、
すごい人 人 人。
こんな人だらけの病院みたことない。
まるで、市場。
    


あまりに混んでいて、待ち時間4時間と言われ、病院をチェンジ。
コンケンラム病院へ。
  

そこでの待ち時間1時間半。
診察時間 4分。
先生の所見。
「マイペンライ(大丈夫) 1週間したら直る。」
あっという間の診察だった。

力を入れたとき、小さな毛細血管が切れてしまった、だから、自然と血が引くのを待つ。
先週、ちょっと吐いちゃったから、その時だな、きっと と思い当たる。
自己管理できてない、自分が悪い。
情けないなぁー と思う。


一日がかりだった病院から帰ると、センター長も配属先の皆さんもいろいろと心配してくれた。
でも、
タイの人たちすごいなーって思うのは、心配しつつも、
「今日、センター長の誕生日だから、センター長がさちえを食事に連れて行ってあげるってよ。
 きれいな服を着て用意しておいで。」
と、こんな状態なのに、それはそれ、これはこれなのだ。 お構いなく夜はどこかへ連れ回されちゃうってこと。
センター長・・・・っていう タイ社会では上の人の権力が絶対という重さを感じつつ、コレは行かねば、と思いつつ
かなり悩んだ末、断腸の思いでお断りしました。


しかし、そこからよくなるのではなく、それからがピークで、
目はどんどん血が溜まる。
白目がなくなる。
右目にもたまってきた。
打ち身の時も、打ってしばらくしてそこにあざが出来ることを思うと、まあ当然なのだろうけど。


配属先で
「子どもたちが怖がると思うので、今日は教室には行かないで、事務室にいます。」
と言うと、最初は
「だいじょうぶよ、怖がらないわよ、気にしないで!」
と言ってくれていたのが、数日たってさらに 血が溜まっていくと、
「さちえー サワッディーカー」そしてぎょっとして 「ナクルア!(=こわい!)」
と、言われるまでになってしまった。


痛くもないし、かゆくもないし、うつりもしないし、体の具合は本人ほとんど何ともないのだけど、
こういう形相であることで、さすがに気分そのものが落ちちゃう。
食堂にも行きたくないなー 人に顔あわせたくないなー と思って食堂に行かずにいたら
あとで、食堂のおばちゃんがやってきて
「さちえ、どうして今日、来なかったの!? 今日は竹の子のスープと唐揚げだったのよ。」
それから
「どうしてそんな目になっちゃんたんだろう。先週は何を食べたの? 何か悪いもの食べてない?」
「お腹壊してるの? 吐き気はもうないのね? お菓子じゃなくて、ちゃんとご飯を食べなきゃダメ。」


痛くもない
かゆくもない
熱があるわけでもない。
見かけはかなり気持ち悪い状態だけど、たいしたことはない。
だから、なんてことないはずなのだけど、
おばちゃんの言葉が、じんとくる。
いたわりの言葉が心にしみる。
口だけで心配しているのではないのがすごくわかる。

ハーイ レオレオ ナ (早く直してね)


ヨルダンに派遣された友達が言ってた。
「任国に来て3ヶ月目、ちょうど日本で蓄えていた栄養分がなくなって
 体の栄養バランスを崩しやすいときだから気をつけて。」

タイ料理はおいしくて、種類も豊富で、その点他国の隊員よりも断然恵まれているのだけど、
おいしすぎるのも、また困ったこと。
食べ過ぎも、体を壊す要因になるから気をつけないと。


心も体も健康に保てるように、
心配してくれる大切な人たちのためにも、
自分の身は自分で、しっかり管理する。