ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

バンコクの 通学生

2010年06月30日 21時22分23秒 | 日記
昨日は、バンコク週報というバンコクの日本人向けの新聞社の取材がありました。
インタビューの後、(これが、一人なんと1時間!どれだけの記事??)
写真も撮ってもらいましたが、
この写真でお願いします
と、自分でセレクトさせてもらえる アットホームな取材でした。
取材に来られた方も素敵な女性だったなぁ。
タイにはとても日本人が多いです。


 


 白いシャツの子達が立っている
 ここはなんでしょう?

 



 ここは、駅です。
 駅のプラットホームに立っています。

  



 地下鉄に向かうバスの中から、いつも見る学生達。
 たぶん、高校生だな。
 スカートの上からベルトを巻くのがおしゃれなのか、決まりなのか
 よく、この姿を見かけます。


  
   なんと!
   懐かしのロングスカートがいるじゃないか!
   だけど、ミニスカートもいる。

   個性重視、タイの学生達。

雨 大量

2010年06月29日 19時31分12秒 | 日記
語学の研修が始まりました。
午前中と午後、2人の先生にそれぞれ教わります。
午前中の先生は、日本語がかなり話せますが、午後の先生はタイ語で押し切ります。
初日は圧倒されたけど、とても楽しかった!
でも、ちょっとの発音で、全く通じなくなってしまうタイ語。
タイに来ても、タイ語よりもまだ英語の方が通じるという悲しい日々。
「バンコクから離れてタイ語だけで生活するとできるようになる。」と先輩隊員がいうけれど
本当かなあと思うくらい、今はまだ自信がありません。
でも、先生はとても優しい!
訓練所では詰め込められ詰め込められの2カ月でしたが、
こちらで、それが今、芽を出している感じがします。
あの時習ったあれ、これ、それも知ってる!  そうやって使うんだ!
と、うるさくいちいち先生の言うことに反応してしてしまいます。
訓練所のときと違うのは、私たちの疑問や質問をもとに授業が進み
使いたい表現やその応用を教えてもらって、それを何度もそこで練習させてくれることです。
でも、それも、訓練所での猛烈な詰め込み、勉強してきた素地があるからこそ。
ウィキ先生に感謝です。
先生、今頃東京の語学学校かな。
「JICAで教えるのは私たちが最後だったから、余計厳しかったんだと思うよ」
と、先輩隊員が言っていました。
先生、本当に ありがとうございますー! 

先生、すっごく怖かった時がいっぱいあったけどー!
 感謝してます。



日本からすでに情報がJICA事務所と、語学学校のどちらにも行っていて
「ウィキ先生から、『2人ともまじめでいい生徒だ。よくがんばる。
 だけどサチは発音・声調にきをつけないので、その辺を厳しく注意してほしい。』
て、テレビ電話で言われましたよ。」
と、事務所のタイ人の方から言われました。
ウ・・・ウィキ先生・・・ 先生の怒った顔が目に浮かびます・・
先生、その通りです。
声調に気をつけないので、こちらでも、昨日通じたことが今日通じなかったり、むらがひどいんです!
さすが、先生おみとおし!



 食事はもっぱら外食です。
 タイでは、まずキッチンがついている家が少ない。
なぜなら、それは町中に食べ物があふれていて、
屋台でだって食べ物が充実しているから。
これとこれとこれで、こんな味に作って、と頼めば自分好みに作って

くれます。

私はいつも
 「マイアオ ペッ」(辛くしないで)
「ペッ」は「辛い」
辛いのは無理!

すでに、何度もお腹を壊しています。


さて、ある日のこと。
屋台で夕食。


  ワンワンが静かに寝ているそばでワンワンを踏まないように気を

つけて
   


  細い麺でヌードルを作ってもらいました。
 おいしそう!
    


 すると、スコールが。
 雨だ、大雨だー! そんな中でもおばちゃんは料理を作ります。
   


 すごい雨で、30分待ってもやむ気配なし。
  座ってても横殴りの雨に濡れます。
 しかたなく、立ってヌードルをすすっていました。
 そんな日本人を わはははと 豪快に笑うタイ人。
 しかも 指さしながら。 私も笑いました。
    


  あれ、頭に何かつけているおじちゃん。
  ビニール袋です!

        


  かっこいいいーー!
 そのおもしろさに、大笑いしていると、おじちゃんが、私にも
 「ほら、あげるから かぶれ」
 と、ビニール袋をくれました。

 「コップンカー!」(ありがとう!)


  ビニール袋をかぶって2人で記念に。おじちゃんも写真となると喜んでくれます。

  
  
   
 こんなことしてると、雨でも楽しいな。
 

銀行の通帳だけはぬらさないように、死守してハウスに戻ると・・・

   ギャー!

  道が大洪水に!!!

    
   

  朝、そのへんにあった 犬のうんこもプカプカかな・・・

   
  ザブザブやって帰りました。
  
  緊急にビーチサンダルを購入しよう。

チャットゥチャック

2010年06月28日 22時07分22秒 | 日記
 
バンコクに行って ウィークエンド・マーケットに行ってきました。
通称チャットゥチャック と呼ばれるこのマーケットは
土日だけ開催される バンコク市の規模のマーケットです。
日本人観光客も多く、品物も充実しています。
とても一日で回りきれない広さ!
なんでもそろっています。

午前中はまだ人がこの程度だけど、午後になると ごった返します。
外国人観光客もたくさん。

  




なんだろう、これ。

 

アイスクリームです。
棒アイスシャーベットというのが近いかな。
  

ください、と言うと、筒を逆さにして棒にくっついたシャーベットを出してくれます。

おばちゃん、いい笑顔です。
かわいいなあ。
   



食器屋さんで 気に入ったこの一品。
かわいい ニワトリのマグカップを購入。
間抜けな感じの絵が すごく気に入りました。

  




たくさんの人が買っていた人気のココナッツアイス屋さん。
 


小さなココナッツの殻にココナッツアイスを入れてくれます。
 

アイスの下になっている 白い部分はココナッツの実。
  

ガジガジやって、食べられます。
栄養価が高~い。



スカートを買いましたが、長すぎたので、裾をあげてもらいたくて
ミシンがけ屋さんを探しました。
路地裏で発見。

  
    お母さんの近くにあるのは・・・


 
  まあ、かわいい 双子!

  ぐうぐう寝ています。
 半目を開けたまま寝ています。

  こういう子っているんだよねー
  寝ているとき、目があいている子。
  私の姪っ子がそうです。
  小さいときから、目を少し開けて寝るから、すごくおかしかった。
  大きくなっても、半目をあけて 寝るかわいい姪っ子とだぶります。
  あやつも、目を開けて昼寝してるかもしれないぞ。


暑いし、人は多いし、すごい熱気です。
 ちょっと、飲み物を・・・

  
LEMONと書いてあるのを注文したら、
すっぱいのだと思ったのに、 甘い・・・。
タイの飲み物はなんでも甘いです。
コーヒーもブラックコーヒーなんてないと思わないと。

あまーい! そして、なぜかしょっぱーーーーい!
塩も入ってる-!

あんまり観光客の多いところには行きたくないんだけど、
このチャットゥチャックは 楽しい!



あらーきれいなくつ
     

 寒! さむい! さむーーい!

2010年06月28日 10時28分44秒 | 日記



 北国(JICA事務所)での暮らしは、体の芯まで冷えます。
 風邪引きます。 
 相方(もう一人のタイ隊員)が、ダウンジャケットを貸してくれました。
 外はあんなに暑いのに、ダウンジャケットを着て、まだ寒いこの室内。
 タイには冬がないから、これは冬への憧れか?


  事務所から見下ろすと、車がミニカーみたい。
  ウィキ先生が言っていたけど、タイのタクシーはとてもカラフル。
   

  この正面に見える建物がビールの会社。
  この建物の前で、ついこのあいだ 銃撃戦が行われました。
  事務所近くは商業施設が多く、伊勢丹もあります。
  赤シャツ隊の過激な一部から放火され、閉店していましたが、
  やっと、復旧するそうです。
  


 タイでは、非常事態宣言が出されていましたが、まだ解除はされていません。
 

 
 銀行口座を開設して、携帯電話が貸与されました。
 携帯電話は、これから肌身離さずもっていなくてはいけません。
 JICAから連絡があったとき、それと、自分の安全のためです。

 一日中、どんどん重要な話を聞いて、座っているのは想像以上に疲れます。
 帰りにはくたくた。 しかも、しつこいけど、寒かったし!

  夕食は屋台で食べます。
  うーん! おいしそう!
      

 ウィキ先生がタイに来ているので、先輩隊員にタイでのウィキ先生の連絡先を聞いて電話してみました。
 プルルルル・・・ 
 「hello」
 「サワッディーカー!サワッディーカー!サワッディーカー!」
 「・・・・・ サチ・・・」
 「ええっ? ウィキ先生! なぜ分かったんですか?」
 「『サワッディーカー』を3回も言う人、サチだけだよ。」

 さすが、ウィキ先生!

 バンコクにはいなくて、実家に帰っているとのことで、会えませんでしたが、声が聞けて楽しかった!

うう 感激・・・

2010年06月27日 21時31分43秒 | 日記
ハウス近くのバンコク病院にあるスタバで
ネットがつながると先輩隊員から聞いて、今、スタバに来ています。

 現在 夜7:30
 日本で 夜9:30

日本語しか表示されない私のノートパソコンを
店員さんが苦労しながらつなげようとしてくれること30分。

つながりました!
でも、よく切れる!
そのたびに、店員さんと四苦八苦。

やっと、メールやブログを見ています。

たくさんの励ましメール!
そして、びっくりするほどの書き込み!

みなさん、ありがとうーーー!!!


不覚にも、涙がじんわりーーー 

まだ 来て1週間なのにーーー

 フィリピン組やマレー組、モザン組など、
 みんなで飲んでるとか
 みんなで民族衣装を注文しに行ったとか
 みんなで本屋に行ったとか
 みんなで楽しく暮らしているとか
 いろんな報告を聞いています。

 男女各1名ずつのタイ隊からすると、ちょっとうらやましい。

そんな中、数々の書き込みを見て 感激しました。
今からすべて 読ませていただきます。

みなさん、ありがとうございます。 

JICA事務所 研修一週間

2010年06月27日 10時24分52秒 | 日記
 

最初の1週間はJICA事務所にて研修です。
タイ事務所の活動や、タイ文化について、これからの語学についてなど
もりだくさん。
 前日に、先輩隊員から教えてもらった道をたどりJICA事務所へ。

  
 でかい! このビルの31階に事務所があります。

31階へ
 バンコクって、バンコクって、大都会!!!


 あった! JICA事務所!
   

 「สวัสดีค่ะ (サワッディーカー=こんにちは)」
   
  受付の方が、にっこり笑って「สวัสดีค่ะ(サワッディーカー)」と返してくれます。
 うれしい~。 タイの生のあいさつだ-!


1日目は自己紹介や、担当の調整員とご対面。そしていろいろな事務手続きです。
   


 調整員というのは、たいだい協力隊経験者が多く、これから、私たち協力隊の活動がうまくいくように、お世話をしてくれる方です。
すでに、私の任地のコンケンまで出向いて、受け入れ先(職場)と、打ち合わせまでしていただいています。
もう、住む家も決まっているそうですが、まだ教えてもらえません。
のちほど。

私の担当の調整員は、社会的弱者支援プログラムの担当の男性の方です。
私がこれから活動する仕事内容は、特別支援教育。
障害のある子どもたちのための活動なので、社会的弱者支援プログラムに当てはまります。

    




 事務所ですごしての印象。
 さ。。。。寒い!!!


 ここはスキー場か?というくらいに寒い!
 そとは30度以上あり、室内の温度は、ものすごい寒さ!
 「涼しい」じゃなく「寒い!!」

 タイ人はクーラーが大好きで、室内をキンキンに冷やしてカーディガンを着ています。
 日本人からすると ??? ですが、それだけ冷やすのがもてなしなのだとか。
 それに、どうもタイ人と日本人は、温度感覚が違うようで、タイ人には日本人ほど寒く感じていない様子。
 ビル自体、空調が決まっていて設定が変えられないのだそうです。
 日本人スタッフは寒そうにしています。
 一度は、温度を上げようとアンケート調査をとったところ、タイ人スタッフの猛反対があり、
 実行できなかったのだとか。
 

 寒さに震え、だんだん鼻まで赤くなってきて、最後はガタガタ震えとまらず、
 診療室から毛布を借りてかぶりました。

 さむーーーーい!!! タイに来て「寒い!」って言うとは思わなかった!

 暖かい服なんてもってきてない!

先輩隊員の歓待

2010年06月26日 10時15分08秒 | 日記


バンコクについて ゲストハウスに来ると、先輩隊員が数人
ゲストハウスから出迎えてくれました。
私と同じ赴任地のコンケンで青少年活動をしている隊員もいて
同じ県に派遣される私のために、わざわざ東北部のコンケンから
バンコクまで歓迎するために来てくれたのだそうです。
バスで6時間揺られて。
なんて優しい!!

 ハウスに入ってすぐに、目についたのがコレ。

  

 「ようこそタイへ! 22-1次隊」
  心のこもった手作りです。
 やはり、ここに来るのに、どんな場所だろう、ほかの隊員とうまくやっていけるかな、
  と、不安もあったし、友達との別れで寂しくなっていたし、
  この歓迎はとてもうれしかった! 


 先輩隊員とまずは記念写真。

   
  
 
そのあとは、ゲストハウスの使い方や、
明日から通うJICA事務所までの行き方を先輩たちが教えてくれます。
電車の乗り方、地下鉄の乗り方、バスの乗り方、
そして、夕食もご馳走してくれました。
なんて優しい!

  
  JICA事務所近くで食事です。 さあ、タイ料理食べるぞ。


   
  左:ソムタム(タイ料理と言えばソムタム!パパイヤのサラダです。辛い!)
  右奥:名前忘れた・・(シーフードの春雨サラダ。辛い!!)
  右前:名前忘れた・・・(鶏肉が葉っぱにくるまれて焼かれています)焼かれているのか???
   ソムタムしか名前を覚えていないということを反省・・・。まだまだこれからだ。


 どれも辛くて、特にソムタムで、間違って青い唐辛子を噛んでしまったときには、
 ゴジラのように口から火が出るかと思いました。
 20分くらい、水を飲み続け、口の痛みに耐えていました。


 ビールは、なんと、氷を入れるのがタイ風。
 「これがやみつきになっちゃって。」
 と先輩隊員の言う通り、飲んでみるとさわやかでなかなかGOOD!
    


 次の日に、任期が終わって日本に帰るという隊員も合流しました。
 笑いながら
 「ああ、早く日本に帰りたいな!」
 と言っていたこの方。
 口ではそう言って笑っていても、明日日本に帰るこのとき、
 2年間を振り返って、とても言葉では言い表せない心境だと思います。

 
 その隊員がもってきてくれた、これ、なーーんだ?
   

 「ノーイナー」と言うそうです。 このブツブツ、果物なんです。
 いただいてみると、中は真っ白で とても甘い!
 おいしいいー!


 先輩達が言うには、今はドリアンの時期だから、絶対にドリアンを食べるべき。
 ドリアンはだまされたと思って3回食べてみて。
  1回目「う~ん・・・」 2回目「う~ん・・・」  3回目「・・おっ?!」
 となるから。
 それから、ライチは日本では冷凍しかほぼ流通していないけれど、
 ライチもシーズンがあって、旬のライチは水分が天井に飛ぶくらいみずみずしくて絶品だから食べるべき。


 果物王国タイです。


 このころ、旅の疲れ、緊張からか、急に体調ダウン。
 訓練所で太ってしまったから、暑さを以前より敏感に感じるのか、
 暑さが猛烈に苦しくなってきました。

 気温は35度。
 ハウスに帰って、先輩達がまだいろいろもてなしをしてくれているにもかかわらず、
 シャワーを浴びて、ダウン。


  部屋にはいろんな隊員の使っているグッズがたくさん。
  土日は任地から、このバンコクに来てハウスに泊まる隊員がけっこういるそうです。
    


 あ・・・ 暑い・・・  

 暑さにやられたスタートでした。

成田出発~タイ・首都バンコクまで

2010年06月25日 10時35分39秒 | 日記

  初タイ1日目



  

成田を出るときには、たくさんの隊員が見送りに来てくれました。
ありがとう!
21日出発は、二本松訓練所では 最初の出発組だったので、
まだ出発まで数日ある人や、当日午後の便で出発する人など
わざわざ、遠い成田まで見送りに来てくれたのです。


    
 やっぱり、JICA ポロシャツ!
 2人は、このポロシャツで見送りに来てくれました。


隊員以外で、事前に「見送りに来るよ。」と言ってくれた 私を支えてくれる人。
みんな断ってしまいました・・・・。
たったの2年、見送ってもらうほどのものでもありません!
それに、見送られると、極度に寂しくなってしまいます。
気持ちはつながっているし、気持ちはありがたくありがたく受け取って
私の支えにします。

   
     
 同じ訓練所で寝食を共にした、仲間から見送られ出発口へ。
 それぞれが、今から それぞれの場所へと向かう同志です。
 別れは切ない!
 訓練所で別れ、表敬訪問でまた別れ、もう何度も涙を流して、
 もう涙は出ないと思っていても、涙をこらえきれない寂しさがあります。
 みんな、元気で。


  
 さあ、 タイへ





 成田空港では こんな札をもって、旅行会社の方が待っていました。
 ちょっと笑えます。

  




 タイ隊 2名 異常なし。 出発しまーす!

  



  さあ バンコクへ
  


 バンコクまで飛行時間は6時間。近い近い。

  
   機内のモニタを見ながら エコノミー症候群との闘いです
   あ。。。足がむくむ。。。  たった6時間なのに足が。。。


飛行機は ラオス組、カンボジア組と一緒です。
バンコクに着いたらラオス、カンボジア組はそこで乗換え。
ここでお別れです。
  
   ずらり これだけの人数が。 


 私たちを見送ってくれる ラオスの3人。 
   
  別れるのはさびしい。 でもラオスはおとなり。 
  カンボジアもラオスも、必ず活動の様子を見に行くからね!


 別れ際に友達がさささっと描いてくれた絵  ありがとう~
  


    
 やっぱり ここでもめそめそしながら 歩きます。
 2年分の荷物、これだけって少ない方だと思う。
 タイで何でもそろっているから、荷物は最小限度で。

 入国の際に、滞在期間が90日と公用パスポートにかかれるはずが、
 60日と、間違っていたのを、相方が気づき 申し出て訂正してもらうという
 ちょっとしたハプニングはあったものの、無事入国


   
   JICAタイ事務所の方が待っていてくれました。

  さあ、タイ生活のはじまりはじまりー

サワッディーカー

2010年06月24日 10時23分42秒 | 日記



    さちえです。
    タイにきて4日目。
    こんなになっちゃいました。



   สวัสดีค่ะ (サワッディーカー =こんにちは ウフッ)





  タイでは、このように手を合わせてあいさつし、相手の体にはむやみに触れません。
  これを、「ワーイ」といいます。
  握手よりも、ワーイが一般的です。

  にっこり笑って ワーイして สวัสดีค่ะ (サワッディーカー!=こんにちは!)です。


`

タイ バンコクにて 初日は疲れと体重増加と暑さにやられましたが、
今は、元気に過ごしています。

これから1ヶ月、JICAタイ事務所の研修や、語学研修をしながら
バンコクでの生活です。
隊員ハウス(通称ハウス)で暮らしていますが、ハウスにネットがつながっていない!
事前に、訓練所でもJICAから
「任国に着いたら、日本にいる家族に無事着いた旨を知らせてください。」
と言われていたのに、暮らしているハウスでネットがつながらない!

JICA事務所で、研修が始まる前の時間を利用し
やっとのことで、メールチェックとほんの少しのブログ更新です。
書き込みもたくさんいただき、メールもとてもたくさんの方からいただいていて、もう、うれしいったらありません。
見てはいるものの、返信がまだできていませんが、もう少し待ってください。


さちえ 無事に 生きています!

これからのはじまり   今日出国です

2010年06月21日 10時30分59秒 | 日記
 私の手元にある1枚の紙。
 訓練所でいつだかもらったもの。 いつもらったのか今はわからないけど、書いてある言葉が胸にきます。



    問いかけてみよう。
    宇宙から見た地球は、たとえようもなく美しいという。
    絶え間なく青い光彩を放っている姿を見て、この星が今、ひどく傷ついているとは誰が思うだろう。
    だが、この美しい星は、オゾン層の破壊を始め、砂漠化、酸性雨などに苦しめられ、
    そこに住む人間は、爆発的な人口増加と、それにともなう食料問題などに直面している。
    問いかけてみよう。
    ほんとうに地球は丸いのかと。
    同じ地球に生きながら、どうして南と北では人々の暮らしぶりにこんなに大きな差があるのだろう。
    南の開発途上国と呼ばれる国々に、世界の人口の八割が住んでいる。
    ただ偶然その国に生まれた、それだけの理由で、厳しい自然環境や貧しい経済状況の中で生きる人々。
    それは、遠い世界の出来事ではない。
    心をつなぐ地球人として、若者は旅立つ。





 私が、すごくいいなと思ったのは、ここから 


    なぜ、途上国に支援に行くのか。
    出発前の100人の訓練生に聞けば、100通りの答えが返ってくる。
    一様に彼らは饒舌(じょうぜつ)だ。たとえ言葉すくなでも、話し方には決然とした響きがある。
    帰国したばかりの隊員に、どうだったかと尋ねれば、遠いまなざしで口ごもる。
    そしてぽつりと「暑かった」と答えたりする。
    2年という派遣期間で、何かを成し遂げたと思うなら、それは傲慢(ごうまん)というものだろう。
    ただ、現地の人々と、あるときは笑い、あるときは悲しみ、あるときは反目(はんもく)し、
    草の根として心を通い合わせた日々。
    ほとんど個人的な体験と呼んでいいこれらの日々の積み重ね異常の、
    どんな国際協力があるだろうか。



2年でなにかできるとは思ってない。
日本を代表できる身分とも思わない。
だけど、一人の日本人が、現地の言葉を話し、現地の人と食べ、笑い、ともに生活することで
なにかがつながるんだと思う。
国際協力という言葉は、大きな言葉だけど、やれることは小さなことばかりで、
実は、誰にでもできることなんだとも思う。






修了式でもらったエンブレム。
これを制服の胸につけてタイに出発です。

    


    駒ヶ根訓練所の隊員と、二本松訓練所の隊員、おそろいでつけているこれ。
    隊員の一人が呼びかけて作って販売してくれたものです。

    

    GO FOR OUR DREAM 私たちの夢に向かって出発だ。

  これをつけて、成田から飛びます。 
  成田からこれをつけている隊員にどれだけ会えるだろう。
  


  それぞれに、志した動機があり、背景があり、その肩に背負うものがあります。
  途上国で自分の力を試すため
  人の役に立ちたいから
  世界を見てみたいから
  本当にやりたいことを見つけたい
  いろーーいろです。
 
 「それぞれの夢を叶える旅に出かけよう」 同じ班だったPC隊員が書いていた言葉。

  それぞれの夢を叶える旅に。
   一足先に これから 出発します。
  みんなの任国での充実した報告、いい顔を見られることを楽しみにしています。
  どんなに苦しいことがあっても、
   病気になっても、怪我しても、何があっても絶対に死なないでよ。
   修了式でみんなで声を合わせた「生きて帰る」
   絶対です。


 また、2年後、元気な顔を合わせて、思い出を語ろう。
 家族のみんな、いつでもつながってるから、心配はいりません。無茶もぜったいしません。
 わがまま許してくれてありがとう。

 じゃあ、行ってきます。

成田へ

2010年06月20日 19時02分27秒 | 日記
 昨日届いた郵便物に、辞令が入っていました。
 3月まで勤務していた中学校の事務の先生が送ってくれました。 ありがたい。
            「タイ王国に派遣する」と書いてあります。 身が引き締まる。
   


 福岡空港に向けて出発。 可也山は今日もきれい。
   


 さいごに食べ納めておきたかったのは、牧のうどん。
  福岡、佐賀、長崎の一部に店舗があり、おいしいうどん屋さん。 
  うちの近くに本店がある、超有名店です。 糸島っ子ならだれでも知っている、愛されるうどん。
  横浜にしばらく住んでいた時も、うどんだけは、好きになれなかった。
  なぜなら、牧のうどんがおいしすぎるから。 スープがおいしい!
  量はハンパねぇ多さ。  小さいころから食べなれた大好きなうどんです。
     

    
   景気づけに、いちばん高いスペシャルうどん。
   私の長い牧のうどん人生でも、数えるほどしか食べたことのないまさしくスペシャル。
    ・・・・はりきって注文したけど、量が多くて、食べきれませんでした。



  空港に着くと、 ライオンたちが吠えていました。

     
    「オイ!さちえ! わすれものはないのか!」
 
 今日泊まるホテルの地図と連絡先を持ってくるのを忘れました!


    
     「なにーーー! どうすんじゃい!」                

    
   「おまえ、抜けてるんだから、気をつけろや。」     

  
    「とにかく、今日は飛行機だけは乗り逃がすでないぞ。お前には前科がある。」



 ライオンたちの厳しい叱咤激励を背に、空港内へ。
 福岡空港で、それらしき人を数人見ました。  二本松訓練所で一緒だった福岡人も。

 だれもかれも、別れを惜しんでいます。 目はウルウル。
 タイは近いんだけど、2年間帰ってこられないということが、出発前に苦しい思いにさせます。

 ニジェールに行く隊員、カンボジアに行く隊員、インドネシアに行く隊員、ほか協力隊らしき人が
 みんな、こっちを見ている・・・。 注目している・・・。
 なぜ??

 それは、わがファミリーが一家総出で JICA Tシャツ&ポロシャツだからです。
 まるでJICAの皆様。
  
  
     ジャーーーン

  成田でも、福岡から来た隊員が
   「福岡空港にJICAのTシャツの人がたくさんいた。知らない顔だったから、駒ヶ根訓練所の隊員かな。
    でも、年齢がすごくバラバラだったんだよね。」
  と不思議そうに言っている人が数名。
  それは、私のファミリーでーす!  こんなことしてくれるファミリーが私の自慢。

  

  ずっと、手を振って見送ってくれるみんな。 みんな泣くからいかん。 もう いかんよ。
   
   「元気に戻ってくるからね!」


  さあ、いくぞ!  

さようなら 携帯電話    【日本最終日。 いよいよ明日だ】

2010年06月20日 15時41分08秒 | 日記

昨日 

携帯電話は解約しました。

水没から、携帯のない生活をしたら、すごくストレスフリーでした。

携帯に振り回されずに生活できます。

メールを見ることもない、返さなきゃと思うこともない生活。

すると、携帯そのものをより冷静に見るようになって、「現代人は、携帯にとりつかれてる」、と思っちゃったり・・・。

福岡に戻って、新しく買い換えてほんのしばらく使っていると、私も、すぐに現代人の生活に戻ってしまいました。

朝起きて、1階におりるのに、寝ぼけまなこでも携帯だけはちゃんと握って階段を降りていく現代人です。

解約してすっきり。

番号を変えたくないと、たかが番号ごときにとらわれていた自分がバカバカしく思えてきます。

番号が変わっても、世界のどこにいても、つながりたいと思う人とは、必ずつながれる。

メールがないと、携帯がないとつながれない関係は、自分にとって本当に必要な関係ではない!

ってことで、携帯はもうありませんので、以後、連絡はヤフーのメールもしくはスカイプでお願いします

ヤフーメール分からない人は、書き込みください。 追って知らせます。


最後の夜は 着付け教室

2010年06月20日 02時40分02秒 | 日記
明日午前中に成田空港に飛び、成田で一泊。
21日の午前の便で、タイに向かいます。
フィリピン、カンボジア、モンゴルなどが同じく21日に成田から飛びます。
22日にモザンピーク、23日はマラウイ、28日は中国。
他多数。
これから数日間は、成田空港では協力隊員がうろうろしています。

ネットがあるから、今は便利です。
なにかれば、ネットでメール。
スカイプでテレビ電話。
家族ともテレビ電話。
訓練所の友達ともテレビ電話ができます。
タイは時差-2時間。
時差をほとんど気にすることなく、電話できます。

スカイプ、おすすめです。
ネット電話だから、無料だし、とにかく便利。
使わなきゃ損!というくらい。
スカイプつながっている人がいたら、
ぜひぜひ、スカイプで連絡とりましょう。
一報くださいね。



家ですごす最後の夜は、荷物整理ののち、浴衣の着付け教室です。
タイにはあとで、浴衣を送ってもらいます。
ずっと着ていない、でも捨てることもできない浴衣が何着かあります。
先輩の隊員が、浴衣をもっていくといい、何かのイベントの時に着ると喜ばれると
言っていたので、あるだけ持って行って、タイ人にも着てもらって、
最後はあげて帰ってこようと思っています。

その着付けができなくちゃ、ということで、着付けレッスンです。

   私のかわいいかわいい姪っ子。
   私が小学5年生の時、この世にオギャッっと誕生。
   おむつも替えた。 子守もした。 一緒に遊んだ、妹よりもきっとかわいい、
   かわいいかわいい姪っ子。
  姪っ子を実験台に、スタート。
     

  大きくなったね。 あんなにちっちゃかったのに、こんなに丸く。
  かわいい、かわいい。

  姪っ子の犬も、言います。
    
    「マジ ゆかた 似合ってるじゃん! いいーネッ!」


  家族の女たち、みな実験台に。 自分でも着られないといけないので、自分で着る練習も。
  これだけ練習したら大丈夫かな。 
    
   ゆかたって、いいな。
   日本の奥ゆかしさを感じます。
    いつもは 大股開いて寝転んでいる姪っ子も、しんなりして 超キュート。

 私が着ているゆかたなんて、中学の時、初めて買ってもらった浴衣だけど、まだまだ着られる!
 思い出の浴衣をタイにあげよう。

 ぶーにゃんも登場。  


   「ぶーにゃん、ぶーにゃんも着たいの?」
   「・・・・・・・・・・・。」
 
   ほら、 ぶーにゃん、嬉しそう。 目がすわっています。 こんなに喜んでくれて。











 ぶーにゃんさん、私、明日、福岡を出発です。
 
   
   「オウ、そうか。 気をつけて行ってこいよ。」



 はい、 ぶーにゃんさんには、ホント、お世話になりました。

   
   「ニャ。 いろんなことがあったニャ。」 (遠い目)

 


 ぶーにゃんさん、握手してもらいたいんですけど。

     
   「オウ、達者で暮らせよ。」





  ブーニャンさん! 爪が出てるッス! いたいッスよ!

    

    「おっと、すまんニャ。 狩りの気分だったニャ。 ハンターの血が騒いだニャ。」




  ぶーにゃんさんも、体に気をつけて。 あんまり珍しい物ばかり食べないでくださいね。
  鳩とかカエルとか、カモとか。 もぐらとか。 スズメとか。

    
    「何を言うか。 ハンティングは生き甲斐だニャ。
       そんなこと言うなら石だって食べちゃう。むしゃむしゃ。」




  ぶーにゃんさん、お腹壊しますよ! もう、なんでも食べちゃうんだから!

   「そういうお前こそ、昨日は張り切ってグリーンカレーを作って食べておきながら
     またもや、お腹を壊してたじゃニャいか。 そんなんでタイで生きていけるのか?コラ。」

  どきっ  ・・・今のところ、タイ料理を食べたのは3回ですが、100%の確率で
  お腹を壊しています・・・。
  だって・・・か・・辛い・・・。





  「お前の胃と腸に生き延びる道があることを祈るぞ。」
     
  「爪は引っ込めたニャ。 激励の握手だニャ。」




  ありがとうございます。 ぶーにゃんさん。


    
   「うむ。 我が家はワシに任せとけ。」

  心強いッス!



   
   「チョーックディーナクラップ!(じゃあね、幸運を祈る!)」

 肉球もパッとひらいた その手、たまりません!!

準備完了 やっと     【出発まで1日】

2010年06月19日 20時49分18秒 | 日記
今日のファッション。
 JICA オフィシャル Tシャツ。 これは隊員が作った物ではなく、JICAオフィシャル。

  バックプリントに  Japan overseas cooperation volunteer と書いてある。  フロントには、JICAのマーク。

   





訓練が終わる頃、タイの交通手段について勉強しました。

先生が言います。
「日本では電車の中で財布をポケットに入れて寝ていたり、
 バッグを横に置いて寝ていたりする人がいるけど、
 あり得ない。 タイでは。
 起きたときには、何もかもなくなってるよ。」

「起きたときになにもかもなくなっていたらどうする?
 お金がないと帰れないよね。
 日本だったらどうする? 警察に行くでしょ?
 タイで もしそうなったら、その場で『お金がない!とられた!』って言うんだよ。
 そうしたら、周りの人がお金くれるから。」

 ええええーーーー!
と、びっくりしていると先生は笑いながら
 「泣いちゃうよ。 盗られた悔しさと、人の優しさとで。」


 なんというタイ。
 日本だったら、すられた人に周りがお金をあげる? ・・・あげないだろうなぁ。


「タイのスリは日本に来たら大もうけできるね。」
とまたもや笑いころげる先生。
確かに、日本だったら盗み放題でしょうね。電車の中バスの中。


それから、こんな話も。
「財布を落としたら、どうなる?
 タイだったら、お金はとられちゃう。 でも、財布は返ってくるよ。
 IDが入っているから、住所が分かるからね、拾った人がお金だけとって
 財布は郵送で送ってくれるの。」

 ええええええーーーーー!!!???
 理解できない!!
と、叫ぶ私に
「悪くて、優しい人がいるの。」と笑ってます、先生は。


「お金がほしいだけだから、だから 強盗にあったらすぐお金を渡してね。
 捨て金を10バーツもっておくんだよ。」


はい。先生。
先生から教わったことは、タイ語だけではありません。
タイでの暮らし。
タイ人のこと。

「どうして日本人は一生懸命に恋人を探すの? みんな必死に探してる。
 恋人がいたらもてないじゃない。楽しいことはいっぱいあるのに。」
と言う先生。
「タイ人はがんばらない。がんばるほど仕事しない。日本人は具合が悪くなる時間がないほど仕事する。
 休みの日に具合が悪くなって、月曜日がきたら仕事は具合が悪くても行く。変だね。」
と言う先生。
「太った、訓練所の生活で太ってしまった」と嘆く私に、
「サチ、太ったの?じゃあ、家族が喜ぶね。 幸せで太ったんでしょうって、喜んでくれるよ。やせたら家族が悲しむよ。」
と言う先生。

しかめ面をして余裕をなくしている私に「マイペンライ。」と言ってくれる先生。
自然体で、自由で、楽しいことが大好きで、のんびりしてて、とても優しくて、あっけらかんとしていて、
そんな先生に、人間としての勉強をたくさんさせてもらいました。


先生の教えを感じながら、思い出しながら、これからの私があるように思います。
先生、本当にありがとう。
タイで、先生みたいなすてきなタイ人にたくさん会ってきます。

  

若い力の歌  ~青年海外協力隊々歌~

2010年06月19日 00時41分47秒 | 日記
      若い力の歌  青年海外協力隊々歌


   若い力がここにある  未来の扉開くもの
   日本の明日を築くもの 誇りを胸にいざゆかん
   若い若い力に栄えあれ われら海外協力隊♪

   若い命がここにある  赤道直下新天地
   耕す道は遠くとも   見よ我が技を我が意気を
   若い若い命に栄えあれ われら海外協力隊♪

   若い理想がここにある 今こそ望む新使命
   我らが流す汗と血は  世界を結ぶ虹の橋
   若い若い理想に栄えあれ われら海外協力隊

   若い使命がここにある 明るく清くたくましく
   友邦ともにたずさえて いざうち立てん新時代
   若い若い使命に栄えあれ われら海外協力隊
 




毎週水曜日は、朝の集いで練習し、修了式で隊員全員が合唱した歌。
協力隊が始まった当初の、雰囲気が感じられる歌です。
このさきの2年間、この歌を思い出すことがあるかもしれない。
口ずさみ、励まされるときがあるかもしれない。