ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

にじんだ紙の美しさ

2012年02月17日 23時58分44秒 | 日記
朝のサイバーツに来た僧侶が、なんと12人。
そのうちの10人がずらりと並んでやってきた。
      


迫力の10人ずらりにサイバーツ。
ルアンバパーンの僧侶の遠足状態を思い出す。 (→ 過去ブログ 「ルアンパバーン」
   


お父さんも僧侶にとりかこまれているみたい。
      




配属先に行くと、大好きな食堂のおばちゃん、ピーマラーが
昨日言ったとおり、タイ米を持って来てくれていた。
「さちえはタイ料理が大好きだったから、日本でタイ料理が必ず恋しくなるから、
 その時はこれを炊くのよ。」
って、泣けちゃう。
毎日毎日、ピーマラーの作ってくれたイサーン料理、ソムタム、美味しく食べてきた。
ささえられていると思わない日はなかったなあ。
重いけど、絶対に持ち帰ります。
      
 



金曜日の今日は、聴覚障害クラス。
まず、日本から持って来た100円ショップグッズの金魚すくいで
金魚すくいリレー。
落とさないように走って走って。 
水遊びが好きな子どもたち、手でパシャパシャ、魚を口に入れてしまう場面もあり、
お母さんたちも「食べちゃダメ!」と慌てながらも、大笑い。
    



芸術活動は二本立て。
なにせ、やりたいことがたくさんあるけど、時間がないから。
一つ目は、フィリピン隊員がくれた和紙を使って、しおりを作る。
和紙をたたんで、絵の具をにじませて、開いてみると
      


「わあ、きれい。 こんな風になるのね、すごいね、日本の紙って!」
と、素直に喜ぶお母さんおばあちゃん、先生たち。
   


子どもたちも、色を楽しみ、にじみを楽しむ。
切り紙もそうだけど、どんな風にやってもいい、どんな折り方をしても色の漬け方をしても
おもしろいかたちになる、2つとない作品ができる、そこが醍醐味。
      


にじんだ紙ひとつひとつに、子どもたちの指先がまだくっついているようで
小さな指でつまんで 色をつけ、にじませた この小さな和紙、
なんて美しいんだろうと思う。
      


しおりを乾かしている間に、2つめ。
紙皿2枚を使ってフリスビーを作る。
色紙をちぎり、紙皿に貼って、ホッチキスで止めたらできあがり。
      


作ったフリスビーを。飛ばしっこして遊ぶ。
作った作品に愛着を持ち、それを使って友だちを遊ぶというところが、
このフリスビー作りの活動の、最も大事だと思っているところ。
         


だんだん、コツをつかんできて、ビュンビュン飛ばす。
楽しそうに、友だちと遊ぶ。
      




お昼は、食堂のおばちゃんが
「日本のうどん、食べてみたいのよね。」
と言っていたので、うどんを作る。
     


卵でとじた、うどんのできあがり。
少しずつ、みんなで分けて食べてもらう。
食堂のおばちゃんが言う。
「うどんって、ちっとも辛くない!」
     


あっちいき、こっちいき、てんてこ舞いでひいひい言いつつも、
午後はガイドブック制作のために、先生達と話し合う時間ができて、
念願の時間ができて、嬉しい。
     


残り時間は少ない。
当初の予定通りにはもういかない残り時間。
ガイドブックを作ることの意味、よく考えて優先順位を見失わないようにしなくては。