ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ワット・プラタート・ドイステープ

2010年09月29日 23時00分54秒 | チェンマイ
モン族の村の帰り、チェンマイのシンボル、
ワット・プラタート・ドイステープにも足を伸ばしてみた。

1384年に建造され、ブッタの遺骨が納められているという。
チェンマイ市内から西へ約15km、ステープ山の中腹、
標高1000mにある。  
市内から山道をひた走る。

   




タイのお寺のいいところは、どこもだいたい拝観が無料なところ。
日本の京都も大好きだけど、京都は見て回る寺ごとにお金がかかるから
いつも、美しいけれどお金を吸い取っちゃう街だと思ってた。
その点、タイは、タダで寺を満喫できる。


本道までは、2匹のナーク(蛇神)に囲まれた300段の階段を上る。
  


   蛇というよりも、竜のよう。 鱗の緑がきれい。
   触ってみると、ひんやりして気持ちいい。

   



   ちょうど何かの催しがあっていて、民族衣装を着た子どもたちがたくさん。

   



   手を合わせる姿が美しい。 大人びた表情にどきっとする。

  


 

  改装中で、仏塔は櫓(やぐら)が組んであったけど、それでもお日様の下、その輝きはまぶしい。

    


  金色の傘の下から見上げた空は、金色をはね返してきれいったらない。

     

     

   ならすと幸せになるという鐘。
   この鐘のことを教えてくれた人が「全部ならしてくるように」と言った教えを
   忠実に守って実行。 

   



  エメラルド大仏
  



 僧侶軍団を発見。片手にカメラを持っているところを見ると、
  この寺の僧侶でなく、 観光僧侶だな。 さすがシンボルの寺。

   


 周りを3周回って、祈りを捧げる僧侶たち。
 尼僧(女の僧侶)もいたけれど、男女きっちり分けられていて、男性が終わらないと
 女性は入れないみたい。

  


  やっと 尼僧の番。
   あ! 頭かいてるとこ撮っちゃった。 ごめんなさいーい!
   



   ソムタム(パパイヤサラダ)や、グイティアオ(タイ風ラーメン)、ケーキ、唐揚げなど
   料理の振る舞いもあって、タダで食べ歩き、満腹-。
   タイのお寺って ほんと素敵。




   帰り道、道に横たわる何かが・・・

   


   犬? 道の真ん中近くに堂々と寝そべって、車の方がよけて通るお犬様。

   


  大仏並みにどっしりと構えた 立派なお犬様でした。

天下のバンコク病院 歯科医療

2010年09月29日 20時02分00秒 | 日記
タイにある 「カラメ」というキャラメル。

  


おいしいんだけど、これ食べて銀歯がとれちゃった。
ちょうど1ヶ月と少し前のこと。


私のいるコンケンにも歯科はあるけれど、
日本語が通じるところがいい、通じなきゃ嫌だ!
先輩隊員が、とれた銀歯を詰める治療で、
麻酔も何もなく、すごく痛い思いをしたと言っていたのを思いだし、
ゾゾゾゾ と背筋に悪寒が。


歯のことで、もう怖い思いはたくさん!
あー 親知らずの時の恐怖がよみがえる・・・
だから、
総会出席のために、バンコクに上京した機会を利用し、
日本が語通じて、歯科医療世界のトップクラスに位置するバンコク病院歯科センターへ。

    


さすが、さすが バンコク病院。

完全個室で、丁寧な丁寧な対応。
日本語通訳が必要となると、個室にスピーカーホンで
日本語通訳中継が入る。
通訳に伝えて、通訳が医師に伝えて、医師からまた通訳、そして患者(私)に。

いつもなら、相手の話すタイ語の3割くらいが分かれば、だいたいのところで
返事しているけれど、
こと、医療に関しては、中途半端な返事は絶対に出来ない!
何されるかわからんのに、知ったかぶりできるか!

ところどころ聞き取れる「注射しますか?」などの単語。
なんですって?! 注射どこにするの?! 私に何を確認してるの?!
今回ばかりは、ひたすら
「マイカウジャイ マイカウジャイ」(=わかりません!わかりません!)
を連発して、ことあるごとに日本語通訳につないでもらい、日本語でしっかりと説明を受けながら進めてもらう。

だから、治療を進めるのにすごく時間がかかるけれど、
安心。


2時間以上の時間をかけて、丁寧な丁寧な治療が終了。
細かい作業を、少しずつ少しずつしてくれているのがわかり、
聞いていたタイ人の手先の器用さ、歯科医療の高度さを実感。
終わったとき、先生が ハアーッと深いため息をつくものだから
「ヌーアイマイカ?」(=疲れましたか?)
と聞くと
「ハア・・・ ヌーアイ・・・」(=ハア、疲れた・・・)
なんて正直な!!!
日本の医者なら患者に言わないだろう、この一言。


治療の技術も対応も、日本よりいい と、思った今回の歯科治療。
そうえば、アメリカの歯科医がバンコクに治療にやってくると聞いていた。
やっぱり、タイって途上国じゃないな、と思う。

ただし、このバンコク病院 治療費は かーなーり 高い。


銀歯をもう一度作ってかぶせる治療
約8000バーツ。 日本円にして2万4千円。

歯科医療費はJICAから年間10万円負担してもらえるけれど、
歯1本でこの値段だったら、運悪く立て続けに歯の不調があったとき
足りなくなる値段だと思った。

 

そのほか、親知らず抜いて以来、調子の悪い歯があるので
それも見てもらい、3日通って
 治療費 計18000バーツ  日本円で5万4千円。

た・・高い!
さすが、天下のバンコク病院。
治療費は病院によって異なるし、日本よりもビジネス的な思考が強く
あれもこれもと治療を進める傾向もある。

18000バーツって、タイの平均的な月給を超えてるんじゃ?
こんなに歯科医療費が高いと、払えない人はどうするのかなあ、
と、もらすと、先輩隊員が
「行かないんじゃないのかな。それか安いところを探すか。」
貧富の格差が激しいタイ。

問題はたくさんあるんだと思った歯科受診でした。


 これも、問題だと思う! 
 歯科センターの中にこんなにおいしそうな、虫歯の元凶になりそうなお店があるなんて
 日本じゃ信じられなーーーい!