ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

一日の活動の流れ

2010年09月15日 20時44分27秒 | 日記
★☆★ さちえ 第9特別教育センターでの週(一日)の予定 ★☆★
          仏歴2553(2010)9月現在 この先変更の可能性大


  
8:20  出勤 自転車にて汗だくで、配属先に到着。
         「サワッディーカー」 あいさつは必ず全員に自分からを徹底。 にっこり笑って。
      


      これが、出勤簿。出勤時間、昨日の帰宅時間、サインを書く(タイ語)
 
        



8:30   アクティビティ。中庭に全員集合。
     といっても、まだこの時点では来ていない子もけっこういる。
     国旗を揚げる。いろーーんな歌を歌いながら決まった振り付けをしてダンス、体を動かす。
      
     私も一生懸命覚え中。まだ歌って踊れる曲は4曲しかない。



 9:00  教室へ

       月・火  自閉症クラス
       水    決まってない。
       木・金  聴覚障害クラス

     カウンターパートが考えてくれたこのスケジュールでぐるぐるセンター内を回っている。
     履歴書に、手話がちょっと出来ることを書いたら、週2日、聴覚障害クラスに
     いくことになっていた。
     タイの手話はまた違って、全く役に立ってない私。
     だけど、私が吸収するものは大いにあり。
   
     クラスは 自閉症クラス2つ  知的障害クラス3つ  身体障害クラス1つ
     聴覚障害クラス1つ。 欲張りだけど、実は知的障害クラスにも行きたい。

           オーティスティック=自閉症  
       



          


10:00  おやつタイム 30分間 これも勉強のうち。
     
     




11:30  昼食
     子どもたちと親が食べるのをよそったり、声かけたりしつつ、
     ちょうどいいぐあいのころに、自分も食べる。
     一日の一番の楽しみ♪
          

      今日のメニューは キュウリの肉詰めスープ・唐揚げのチリソースかけ・バナナのココナッツ煮
           
      バナナのココナッツ煮は アロイマーック!(とてもおいしい!)
      とーってもあまくて、ちょっと酸っぱくて、おしいったらない!




13:00  個別指導
     あらかじめ指名されている子どもと話す練習や考える練習。
     主に自閉症クラスを見学。
     しかし、指定のクラスに行っても、子どもがいない場合がよくある。
     なぜ?と聞くと ①先生の仕事が忙しい  ②子どもが休みたい
     のどちらか。
      
     今の私はほぼ見てるだけ。 できそうな補助をしているのみ。
    


15:00  自分の机に戻って、考えタイム。 学習材のこと、自分のこれからの活動のこと。
       
     特に活動のない時には、ここで過ごす。  でっかい私の机もある。


16:30   終了 自転車で帰宅。
      このとき、雨にやられるときあり。
      全身びしょびしょ。 

      タイでの時間はゆっくり流れる。

フアラムポーン駅

2010年09月15日 17時49分15秒 | 日記
タイ鉄道の要。
バンコクのフアランポーン駅。
      




  
語学学校に通っていたとき、フアラムポーン駅見学があった。
切符を買うときの尋ね方や、買い方を 事前に学習してから、実際にやってみるもの。
     


駅には、やっぱり 王様の肖像画。
タイ人は王様をとても愛している。

「私たちは王様を愛している。」
と書かれたTシャツを着ているタイ人をよく見かける。
    


フアラムポーン駅は各地への列車が出る駅で、タイの中心の駅。
ここから、北部のチェンマイまでも行くことがきる。
しかし、列車は遅い!
時間も1時間くらい平気で遅れる。
日本だったらありえないけど、それが あり得ちゃう。
だから、早く行きたい人はもっぱらバスを利用する。


さあ、切符を買って出発。
   


景色を見ながら、列車が進む。

  
  
やっぱり、列車には列車のよさがあるなあ。
エアコンもないけど、風に吹かれながら心地いい。
このレトロな感じ、列車マニアにはたまらないはず。


スラム街。

   

そびえ立つビルと、エアコンのガンガン聞いた室内。
ブランドの数々。
そのすぐそばで、バラック小屋のような建物に集まる人たち。
急激に発展するタイ。
そこには貧富の大きな差が生まれる。

 貧富の格差、タイの抱えている問題の一つを見た。

手応えが

2010年09月15日 00時54分56秒 | 日記
午後の時間はいつも、子どもと先生1対1の個別学習。
いつも見学させてもらっているけれど、
「さちえ教えてみて。」「出来るよ、簡単よ。」と言われ続けてきた。

「簡単よ」と言われるのがいやで、簡単なはずがないでしょう、教えるということは
とても難しいことだといつも思ってた。
簡単って、どうしてそう言えるの?
どの子にも同じことをやっていいならば簡単かもしれないけれど、
そんなことしに私はここに来たのじゃないし、と、もんもんと考えることが多かった午後の時間。
よく子どもを観察して、ちゃんと準備をして臨みたいと思ってきた。

だからこれまで、
「さちえ、教えてみる?」と言われても言葉を濁してきたのに、
今日は断れない状況になってしまった。
先生ひとり、しかも別件で保護者が来て忙しそう。
子どもは放置。
あれ、私がやるしかないじゃないの。

おそるおそるやってみるけど、このタイ語であってるのかなと自信がいまいち持てないから声が小さい。
自信のない人を子どもはすぐに見抜く。
ぜんぜん、私の言葉に耳を貸さない。
というか、自閉症のその子の世界に私が入れていない。
てごわい。子どもも、自分のふんぎりも。

忙しそうにしている先生が、時折子どもに大きな声で指示を与える。
すると、その声に反応して言われたことをやろうとする子。

うーん、ショック!
というか、悔しいというのかな。

子どもを観察すること、子どもの動きを待つこと、子どもの興味の方向を見極めること、
そしてやる気にさせること
自分はそれができると思ってた。

準備も何もしてなかった、観察も出来ない急だった、だけど
やっぱり、もっとできたはず。
自分の遠慮も、踏み込み方も足りない。
目の前にいる子に、私を見てもらってない。

何をしてるんだろうという失敗感をずっと感じてた。

何より、子どもの反応。
こんなに手応えのない気持ちは初めて。
くやしい。
くやしいぞ。 
自分の中に悔しさのバネができてる。
子どもの中に入りたい。声を届かせたい。一緒に勉強するときに笑わせたい。
このバネをつかって なんとか、なんとか。

最初からうまくいくはずがないと、言ってくれた人がいました。
日本での経験があることで、私はできるとおごってたかもしれません。
ここは、私の最初。
最初からうまくいかない。
だから、これからうまくいくように、これからのことを真剣に考える。