ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

考える

2010年09月10日 02時59分03秒 | 日記
今朝はなんだかお腹が痛い。
たぶん昨日のことでお腹が痛いんだな。
おおざっぱなくせに、変なところがデリケート。
すぐお腹がいたくなっちゃいます。
毎年、合唱コンクールの朝はお腹を壊して学校に行ってたな。
担任のくせに。


昨夜、大家さんのジョーさんが、大学生の男女2名を連れて私の部屋にきました。
2人はコンケン大学の獣医学部の同級生。
男の子の名はジョウ。
この間まで私が住んでいた階下に住んでいます。
女の子の名はビュウ。
ジョウの友達で、日本語を勉強しているので教えてほしいということ。
日本人である私と話をしたいということ。
じゃあ今日の6時に、と約束。


3年前に一人で本を買って、日本語の勉強をし始めたそうで、日本語でのあいさつができ、
ひらがながだいたい読めます。
すごい。
3年間、こつこつとやってきたんだ、一人で。
2人で話すときはタイ語です。
だけど、彼女は私のタイ語を分かってくれるし、彼女のタイ語もよくわかります。

2時間半、いろんな話をして、時間が去っていました。
2時間半、タイ語で会話できたということ。
彼女には、私に分かってもらおうという気持ちがあるし、
私も彼女に分かってもらいたいという気持ちがある、
だから、きっとお互いにわかりやすいのだと思います。
人によってこんなに違うんだ。

うちに蟻がいて、トイ レにいつも蟻塚を作ると話したら
ジョウが蟻よけの薬をもってきてくれ、2人で蟻の道に薬を塗ってくれました。


彼女が、ジョウと話すときは、とても早いタイ語になります。
やはり、私と話す時は意識してゆっくりにしてくれているんです。
彼女がジョウに言っていた言葉。
「さちえさん、2ヶ月勉強してからタイに来たんだって。
 すごいよ。 ゆっくり話したら何でも理解できる。」
本当は何でも理解できてはないけれど、“ゆっくり話したら”
と、私に近づいてくれる彼女たちの気持ちがうれしい。
  



そんな、今日は、いろんなこと考えたな。

日本の学校に来ていたALTの先生のこと。
 心細い思いをしていたんだろうな。
 英語が話せる訳じゃないからと、逃げ腰で、話しかけることも滅多になかったけど、
 話しかけてもらうだけで、どんなにうれしかっただろうな。
 もっと話しかければよかったな。

子どもたちのこと。
 理解しないあなたが悪い、なんで理解できないの、って思うことは絶対ダメ。
 理解できるような話し方をしてるのか、理解してもらいたいと思って、私から近づいているのか。
 相手が「出来ない」んじゃなくて
 私が「出来てない」のだと見つめ直さなくては。
 子どもたちは、理解する能力を、絶対にもっている。