皆さんは、お肉料理がお好きですか?
私は好きですが、がっつり派ではありません。
日本で初めて食べた羊の肉が悪かったのか、
羊の肉は、あえて食べたいと思ったこともありませんでした。
しかし、ここに来て、
その私の好物に「ラム(子羊の肉)」が堂々入り!
11月、さすがに寒くなってきた頃。
今日はラムを使ったお料理をご紹介いたします。
●ノルウェーの代表的料理・フォリコール
ここ暮らして3年。
フォリコールが、ノルウェーの代表料理
というのにも納得するようになりました。
フォリコールは、Fårikål。
Får:羊の肉、i:~の中に 、kål:キャベツ
この3語がくっついてできた名前。
つまり、「キャベツの中の羊のお肉」。
その名の通り、
たっぷりのキャベツと羊(ラムが多い)のお肉を
コツコツ2,3時間煮込んだお料理です。
味付けは、塩とコショーのみ。
ただし、胡椒の実を丸ごとふんだんに使います。
このシンプルな味付けは、素材の旨味を最高に引き出し、
柔らかくて、実に美味しい。
秋は羊の肉もキャベツも旬。
山から帰ってくるラム2kgが1500円ほど、
キャベツは1玉100円もしないほどで、
スーパーにゴロゴロ出ます。
安くて、簡単で、美味しい!
ノルウェー人はこの季節に1回はフォリコールを食べる、
と言っても過言でないかも。
●フォリコールのはずが、意外なお料理に
先日、もう一回フォリコールを作ろうか
と思っているところに、義妹夫妻が来訪。
ついでに、料理好きな義弟は、準備していたラムで
別の料理を仕込んでいってくれました。
まず、とりだした鍋にびっくり!
うちのキッチンにあるにも関わらず、
使ったことがなかった鍋。
どうやって使うのか?
この鍋でラムの表面を焼いて、
塩コショウ、タイム、ローズマリーなどハーブを少々。
そこに野菜を入れて、ガラスの蓋をして、
鍋ごと(!)180℃のオーブンで焼くこと2.3時間。
焼きあがってから、
作っておいたブラウンソースを絡めて、出来上がり。
美味―い!!!
ラムが、さらにもっちり柔らかくなって旨味が出ている。
これには、驚きました。
それにしても・・・
私:あの鍋があんなふうに使えるって、知らんかったん?
相方さん:アハハ・・・今日、思い出した。
この冬は、相方さんを当てにせず、
料理をもっと学びましょう!
夏の山では、自由に過ごす羊たちに出逢います。