ノルウェーに滞在するようになってから、
日本の行事を英語で説明すると・・・?と考えるようになりました。
すると、必ずぶち当たるのです。
あれ、本来の意味って何だったっけ?と。
その一つが、「雛祭り」
女の子の成長を願う節句、とされているけど、
どうして、カップルなんだろう?
とか・・・。
雛人形は戦国・江戸時代に、
嫁入り道具としてだんだん煌びやかになっていたらしい。
「内助の功」として、嫁の役割を果たす願いも込められていたからだろうか?
などと考えると、
今の時代に合わないのではないだろうか?
とも思えてきたりする。
私の場合、
離婚して女一人で生きてみて、思うようになったことがある。
この世には、男と女がいる。
この世に女として生まれたのであれば、
一緒に生きようとお互いに思える相手と共に、
女として、そして一人の人間として、自分の人生を全うしたい。
「男」と対になったとき、「女」の力がますます発揮される。
そう願うならば、
「カップル」に違和感を抱くことはなくなった。
いずれにせよ、雛人形というのは、何やら風情があり、
慣れ親しんできたせいか、この 季節に飾らないと寂しい。
というわけで、ノルウェーにいても、飾りたくなるのです。
今年は、お友だちに頂いたシャドウボックスの雛人形と
こちらに来る寸前に教えてもらった折り紙の雛人形で。
花を添え明かりを灯すと、なにやら優しい気持ちになってきます。
不思議なものですね。
これを外国人に伝えるのは、難しいなあ、今の私には。