すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

雛祭りに思うこと

2017-03-03 | 日本とノルウェー

ノルウェーに滞在するようになってから、

日本の行事を英語で説明すると・・・?と考えるようになりました。
すると、必ずぶち当たるのです。

あれ、本来の意味って何だったっけ?と。

その一つが、「雛祭り」

女の子の成長を願う節句、とされているけど、
どうして、カップルなんだろう?
とか・・・。

雛人形は戦国・江戸時代に、
嫁入り道具としてだんだん煌びやかになっていたらしい。

「内助の功」として、嫁の役割を果たす願いも込められていたからだろうか?
などと考えると、
今の時代に合わないのではないだろうか?
とも思えてきたりする。

私の場合、

離婚して女一人で生きてみて、思うようになったことがある。

この世には、男と女がいる。
この世に女として生まれたのであれば、
一緒に生きようとお互いに思える相手と共に、
女として、そして一人の人間として、自分の人生を全うしたい。

「男」と対になったとき、「女」の力がますます発揮される。

そう願うならば、
「カップル」に違和感を抱くことはなくなった。

 

いずれにせよ、雛人形というのは、何やら風情があり、

慣れ親しんできたせいか、この 季節に飾らないと寂しい。

というわけで、ノルウェーにいても、飾りたくなるのです。

今年は、お友だちに頂いたシャドウボックスの雛人形と
こちらに来る寸前に教えてもらった折り紙の雛人形で。

花を添え明かりを灯すと、なにやら優しい気持ちになってきます。

不思議なものですね。

これを外国人に伝えるのは、難しいなあ、今の私には。

 

 

  

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする