ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

初夏の慈眼寺

2012年05月07日 | 俳句雑考

渓流の木下闇にあって、楓の若葉にはスポットライトを浴びたように日が差していた。画像は6日、慈眼寺で撮影。

   さしのべし手に染むばかり若楓      濤美子

多くの若葉のなかで、楓は格別だと思う。

糸蜻蛉

 嫩葉に糸蜻蛉がとまっていた。

    止まり切つたれば剛直糸蜻蛉        克 己

かよわいはずなのに、糸蜻蛉は針金でできているように剛直にみえた。