ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

この先行き止り

2006年12月13日 | 俳句雑考
枝道の入口に「この先行き止り!」の標識が立ててあった。
のぞくと、落葉に日があたって、あたたかそうだった。

自転車をおりて歩きすすむと、自然林に北風が遮られていて、やがてハイキング気分になった。
道はながくつづいたが、だれにも会わなかった。

溝川が横断し、板が渡してあった。
板が渡してある以上は「行き止り」ではないと考えた。道はまだまだつづいていそうなので、自転車を抱えて渡ろうと思った。「行き止り」が見たかった。
渡ろうと思ったが、足が前にすすまなかった。
画像は11日、印西市草深で撮す。

   冬木立遂に逃げみち無くなりぬ   沙 千

男として、あるいは女として、責任をとらざるを得なくなったという心境句かもしれない。