『文藝春秋 2011年8月特別号』
木俣正剛・編/文藝春秋2011年
特集名 永久保存版 心に灯がつく人生の話
「20キロ圏の神社が消える? 政教分離の原則が神社復興への公的資金活用を阻む」斎藤吉久(宗教ジャーナリスト)。下「」引用。
「福島第一原発から北方に約七キロの海浜に、双葉郡浪江町請戸(うけど)地区という古い漁村がありました。大津波で、全世帯四百三戸がほぼ壊滅したといわれます。
真っ青な太平洋に臨む、広い浜辺には、荒波を鎮め、豊漁をもたらす神として、少なくとも千数百年の昔から漁民たちに崇敬を集めてきた苕野(くさの)神社がありました。毎年二月下旬に行われる安波(あんば)祭は、下帯姿の若者たちに担がれた樽神輿が冷たい冬の海に入り、大暴れする勇壮さで知られました。-略-」
「三十社以上が流失もしくは全壊」 下「」引用。
「「会津地区」と「中通り地区」では主要建物の一部損壊が広範囲にわたって発生したものの、全壊は報告されていません。とくに被害が集中するのは「浜通り地区」、相馬・双葉・いわきの三支部で、福島第一原発から半径二十キロ圏内の警戒区域の約二百社については、原発事故によって立ち入り調査ができず、被災の実態すら分かりません。しかし、少なくとも三十社以上が流失、もしくは全壊したと考えられています。」
宗教と政治など。下「」引用。
「たとえば、関東大震災と東京大空襲の犠牲者を悼む東京都慰霊堂は、公有地にあり、年二回の慰霊法要があり、年二回の慰霊法要が都内の五つの寺の持ち回りで行われています。長崎の二十六聖人記念碑は長崎市の市有地に立地していますし、小泉内閣以降には首相官邸で「イフタール」というイスラムの断食明けの食事会が行われました。
しかし、宮中祭祀や神社となると、政教分離の厳格主義が頭をもたげてくるのです。」
戦争中のことがあるからでしょうか? 国家神道がなしたことは、忘れてはならないことと思います。それに、神社は電気会社から大口の寄付をうけ、原発推進だったと書く人たちもいますね。
しかし、長崎では宗教用語が碑に書かれてあると、別に宗教用語に関わらないものでも削除されたという。だが、御用学者やABCCについての非難はしないのが左翼イデオロギーらしい……。御用学者もイデオロギーの奴隷たちも、権威主義という共通点があるからだろうか?
もくじ
「【震災怪獣】モンスター・ボランティア」開沼博士(東京大学大学院博士課程・社会学者)。下「」引用。
「破られた金庫、泥酔するボランティア、募金詐欺……被災地で本当に何が起こっていたのか」
「【機密文書発掘】ロッキード事件の陰に原発あり」有馬哲夫(早稲田大学教授)。下「」引用。
「一九七○年代の原子炉建設ラッシュとロッキード事件とは意外な関係がある。-略-
同じような建設ラッシュが先進国で同時に起こっていたため、日本はウラン燃料の調達に苦心しなければならなかった。このような状況下の七一年に通産大臣に就任し、ウラン燃料の安定的確保のためにさまざまな方策を講じたのが、のちにロッキード事件で有罪となる田中角栄だった。」
原爆乙女を取り上げた上坂冬子のことが書かれてあったが、上坂は原子力推進派。電力会社との関係が強い作家でもある。
index
「日本の「電池」が切れるとき 組織というものは四十年でダメになる」司馬遼太郎(作家)。
「親子で読み続けたい「被災地の子供たちの作文」」森健(ジャーナリスト)。下「」引用。
「子供たちの作文集『つなみ』は、どう読まれたのか-略-」
子供って作文書いた子だけ? 下「」引用。
「「大人には震災から三ヶ月が経ち、無力感に囚われて、時が止まってしまっている人もいる。けれども、子供の時間はつねに進んでいる。それを作文から教えられた気がします」」
大人との安易な比較もいかがなものかと……。
子供にもいろいろいると思いますが……。
編集あるいは選択もかけているでしょうから、意図的なものが含まれもすると思います。
「今、反原発を口にすることは簡単だが」坪内祐三。
--原発推進派のつくった原子力神話を信じている。
原発文化人といわれても仕方がないのでは?
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木俣正剛・編/文藝春秋2011年
特集名 永久保存版 心に灯がつく人生の話
「20キロ圏の神社が消える? 政教分離の原則が神社復興への公的資金活用を阻む」斎藤吉久(宗教ジャーナリスト)。下「」引用。
「福島第一原発から北方に約七キロの海浜に、双葉郡浪江町請戸(うけど)地区という古い漁村がありました。大津波で、全世帯四百三戸がほぼ壊滅したといわれます。
真っ青な太平洋に臨む、広い浜辺には、荒波を鎮め、豊漁をもたらす神として、少なくとも千数百年の昔から漁民たちに崇敬を集めてきた苕野(くさの)神社がありました。毎年二月下旬に行われる安波(あんば)祭は、下帯姿の若者たちに担がれた樽神輿が冷たい冬の海に入り、大暴れする勇壮さで知られました。-略-」
「三十社以上が流失もしくは全壊」 下「」引用。
「「会津地区」と「中通り地区」では主要建物の一部損壊が広範囲にわたって発生したものの、全壊は報告されていません。とくに被害が集中するのは「浜通り地区」、相馬・双葉・いわきの三支部で、福島第一原発から半径二十キロ圏内の警戒区域の約二百社については、原発事故によって立ち入り調査ができず、被災の実態すら分かりません。しかし、少なくとも三十社以上が流失、もしくは全壊したと考えられています。」
宗教と政治など。下「」引用。
「たとえば、関東大震災と東京大空襲の犠牲者を悼む東京都慰霊堂は、公有地にあり、年二回の慰霊法要があり、年二回の慰霊法要が都内の五つの寺の持ち回りで行われています。長崎の二十六聖人記念碑は長崎市の市有地に立地していますし、小泉内閣以降には首相官邸で「イフタール」というイスラムの断食明けの食事会が行われました。
しかし、宮中祭祀や神社となると、政教分離の厳格主義が頭をもたげてくるのです。」
戦争中のことがあるからでしょうか? 国家神道がなしたことは、忘れてはならないことと思います。それに、神社は電気会社から大口の寄付をうけ、原発推進だったと書く人たちもいますね。
しかし、長崎では宗教用語が碑に書かれてあると、別に宗教用語に関わらないものでも削除されたという。だが、御用学者やABCCについての非難はしないのが左翼イデオロギーらしい……。御用学者もイデオロギーの奴隷たちも、権威主義という共通点があるからだろうか?
もくじ
「【震災怪獣】モンスター・ボランティア」開沼博士(東京大学大学院博士課程・社会学者)。下「」引用。
「破られた金庫、泥酔するボランティア、募金詐欺……被災地で本当に何が起こっていたのか」
「【機密文書発掘】ロッキード事件の陰に原発あり」有馬哲夫(早稲田大学教授)。下「」引用。
「一九七○年代の原子炉建設ラッシュとロッキード事件とは意外な関係がある。-略-
同じような建設ラッシュが先進国で同時に起こっていたため、日本はウラン燃料の調達に苦心しなければならなかった。このような状況下の七一年に通産大臣に就任し、ウラン燃料の安定的確保のためにさまざまな方策を講じたのが、のちにロッキード事件で有罪となる田中角栄だった。」
原爆乙女を取り上げた上坂冬子のことが書かれてあったが、上坂は原子力推進派。電力会社との関係が強い作家でもある。
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「日本の「電池」が切れるとき 組織というものは四十年でダメになる」司馬遼太郎(作家)。
「親子で読み続けたい「被災地の子供たちの作文」」森健(ジャーナリスト)。下「」引用。
「子供たちの作文集『つなみ』は、どう読まれたのか-略-」
子供って作文書いた子だけ? 下「」引用。
「「大人には震災から三ヶ月が経ち、無力感に囚われて、時が止まってしまっている人もいる。けれども、子供の時間はつねに進んでいる。それを作文から教えられた気がします」」
大人との安易な比較もいかがなものかと……。
子供にもいろいろいると思いますが……。
編集あるいは選択もかけているでしょうから、意図的なものが含まれもすると思います。
「今、反原発を口にすることは簡単だが」坪内祐三。
--原発推進派のつくった原子力神話を信じている。
原発文化人といわれても仕方がないのでは?
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