磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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いじめられっ子

2010年03月25日 | 読書日記など
『いじめられっ子』
   全日本中学校長会長 冨田武忠・編/講談社1980年

古い本には、ひどいものがありますが、これもそうだとボクは思います。
--人権や人道も教えられない人が教育者とは……。
そんな教育をボクらも受けてきた……。もちろん、全ての教師からではないが……。



「まえがき」 下「」引用。

「例年、桜が散り若葉の萌えたつ季節になると、学校教育の第一線に立つ教師たちには、一つの難題が持ち上がる。
 新しい環境にようやく順応し、落ちつきの見え始めた児童・生徒の間に“いじめ行為”が続発するのである。どうやら全国的な現象らしい。
 昨今、いじめ現象の中には、“子供らしさ”の範囲を越えて、社会問題化する事例がふえている。極端な場合には、いじめ行為の被害者が家出をしたり、自殺するケースまで起こってきて、〈いじめっ子〉〈いじめられっ子〉の問題が、大きな教育課題となった観を呈する状況である。-略-」

三者……。下「」引用。

「いじめ現象は、子供社会だけの問題でも、教師と子供の間だけの問題ではなく、子供・教師・親の三者が共に責任を負うべき、緊急課題だったのである。」

全国的現象と書いているのに……。

「“カベ”と呼ばれた在日外人三世」
--「埼玉県上福岡市の事件」中一の自殺。下「」引用。

「私たちは一月から二月にかけて、賢一君を知る同中学の在校生及び小学時代の友人たちのうち、何人かに直接面接した。そして、その中の幾人かは、意外な事実を打ち明けたのである。
「あの子は日本人じゃないでしょ。いじめられた原因は、それですよ。ぼくが直接いじめたわけじゃないけど、“だからいじめ甲斐がある”と(いじめっ子たちが)言っていたのを知っています」」

カベどころじゃないですね……。

ぼくもう我慢できないよ

「金で安全を買った九歳」 下「」引用。

「金さえ差し出せば、いじめっ子たちが殴ることはなかった。殴らないばかりか、C君を“のろま”と呼ぶ連中を痛めつけてさえくれるのである。C君は、父親の生命と引き換えになった金で、身の安全と“旦那”の座を買ったのである。」

「きびしいしつけ」ではなく、“しめつけ”……。下「」引用。

「当世風の“しめつけ”行為は独自の教育観や人間観に裏打ちされたものではない。そして、そのために“しめつけ”がいじめられっ子や子供の自殺を生む養土となっている。」

--過保護5タイプ。
1 拒否型
2 支配型
3 保護型
4 服従型
5 分離型

タイプ別はかくが解決法などは書かない……。そもそも、これも意味があるのだろうか?

「取っ組みあいの大切さ」と本気でかいている。
もし、事故がおきたら、誰が責任をとるのか? 無責任な大人が書いた本ですね。
公務員だったら、血税からですか???







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