磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリ・クライシス-史上最悪の原発事故Photo全記録- Take books

2008年11月10日 | 読書日記など
『チェルノブイリ・クライシス-史上最悪の原発事故Photo全記録- Take books』
   広瀬隆(解説)/奥原希行(本文)/
     ウラジミール・シェフチェンコ(撮影)/竹書房1988年

よく見る写真がある……。
--事故現場の写真……。



■目 次■
プロローグ 祝福された地からの転落  14
PART1 何故、情報は混乱したのか?
 ★ゴルバチョフの対応  18
PART2 フィルムが放射能をとらえた!!
 ★空中撮影  26
PART3 一○○○トンの屋根が吹っ飛んだ!
 ★事故の瞬間  38
PART4 敵を《石棺》に葬ってしまえ!
 ★復旧作業  52
PART5 「家畜を捨てろっていうの、あんた!」
 ★大脱出  66
PART6 異常な状況で感覚が麻痺してしまう
 ★放射能汚染  78
PART7 女の子はおびえたようにカメラを凝視した
 ★大地と人間  98
PART8 そのとき、あなただったらどう行動したか?
 ★志願者と裏切り者  114
PART9 後世の人びとに忌わしい“遺産”が残された
 ★黒い石棺  126
解説 帰らざる故郷
 ★1988年4月26日チェルノブイリ2年目の“春”
   広瀬隆  145
クレジット   150

「原子力帝国」下の母親……。下「」引用。

「傍らから、がっしりとした肩幅が広く、見るからに気丈そうな顔立ちの母親が言葉を添える。「あの子たちには、満足しているわ。一歩も逃げようとしないで、最後まで頑張った。立派よ。……あたしのことまで、心配してくれてる。きっと元気になるわ。元通りというわけにはいかないでしょうけど……。国家のために尽くしたんだもの」
 国家のために……そういえば、かつてわが国でもさかんに《お国のために》という言葉が使われた時代があった。そして、その言葉のために、いかに多くの命が失われて行ったことか。
 国家意識が何物にも優先する体制では息子たちの命が奪われかけた母親でさえ、やはりこのような言葉が自然に口をついて出るようにになるものなのか? たとえそれが周囲を慮(おもんぱか)った建前にしか過ぎないとしても……。」

こんなものが存在しているなんて、そもそも民主主義国家ではないという人たちがいる。

--「公害と原発のあるところに民主主義はない!」

事故を想定して、訓練を考えないといけないという……。


そして、子供たちへ、声の手紙……。下「」引用。

「キャンプ先の子供に向けて“声の手紙」を吹き込む母親--「いつかお父さんと一緒にそちらへ行きます・・・私たちのことは本当に心配しないで・・・」

キャンプ先などとは聞こえはいいが、“疎開”と書いている方が適切かと思う……。

日本では、“疎開”もできるか? 疑問である……。

こんなことになるのは、原子力くらいだろう……。

電気しかつくりだせない原子力……。

他にも電力をつくりだすことができるというのに……。

それも高価であるというのに……。









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