磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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児童文学創作シリーズ つるのとぶ日-ヒロシマの童話-

2008年11月23日 | 読書日記など
『児童文学創作シリーズ つるのとぶ日-ヒロシマの童話-』
   大野允子、他・著/鈴木義治・絵/講談社1977年

もうアップしているつもりでしたが、忘れていたようです。
--この本も有名な本です。



■目 次■
川のほとり 大野允子  3
兵たいさんのくつ 宮本泰子  13
ないていたさくらの木 宮本泰子  21
夜のくすのき 大野允子  27
びんの中のお米 宮本泰子  33
かげをわすれた人 宮本泰子   39
雪のふる日のこと  49
グリーンの車 大野允子   63
三郎のきょうのできごと 山口勇子  81

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カッパは死んだ 大野允子  93
大きいぼうし 宮本泰子  105
白いひげのおじさん 御手洗旬江  113
きんぎょ 宮本泰子  125
洋子の旗 山口勇子  133
おばあさんの店 宮本泰子  157
つるのとぶ日 大野允子  165
金のクルス 大野允子  175

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「つるのとぶ日」について 菅忠道  200
あとがき  202

図書館の人の説明文。
「抄録 「おばあさんの店」は正田篠江さんの話をもとに書いたとの記述有り。正田篠枝氏より、「おばあさんの店」後年発行の『ちゃんちゃこばあちゃん』(正田篠枝作 榎本めぐみ絵 太平出版社 1980)からの盗作という指摘有り。詳しくは『目をあけば修羅-被爆歌人正田篠枝の生涯-』水田九八二郎著 未来社 1983 参照」


「グリーンの車」大野允子・著。下「」引用。

「運転手のずかたがまどをよこぎってきえた。のびあがると、まぶしく光ったグリーンの車が見える。
「いやらしい車!」
 ミヨは、きげんが悪い。-略-」

そのグリーンの車は、ABCCのもの……。
母をつれていく。ある日、ミヨもその車に乗りABCCへ……。

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「カッパは死んだ」大野允子・著。下「」引用。

「『光の家(いえ)』は、小さな町の畑の中にあった。教会のとなりの二かい屋に、戦争で實りをなくした子どもたちが、三十人ほど、養育されていた。みんな不幸な子どもだったが、カッパとよばれるツトムにくらべれば、まだまだ、しあわせだった。-略-」

原爆孤児の話。

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佐々木禎子をモデルにした話。サダコ
「つるのとぶ日」大野允子・著。下「」引用。

「きっと、くるはずよ、つるのとぶ日が、ね。)
 つるをささえたサダコの顔は、生きている少女のようにわらっていた。
(……つるのとぶ日なんて。)
 いいかえて、カズエはうつむいた。くるわけがない、といいたかったのだ。
 しかし、あとはなんにもいえないで、カズエは顔を、くしゃくしゃにさせていた。」

もくじ

つるは飛んでいるじゃないでしょうか?

そして、世界の子どもたちから、折り鶴が送られてきていますよ!









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