サンデー毎日 5月20日号 永井博士を憶う 式場隆三郎

『サンデー毎日　5月20日号　永井博士を憶う　式場隆三郎』
　　　　　　毎日新聞社s30年

式場隆三郎氏がいなかったら、本は出版されなかったかもしれないという文章を読んだことがあります。式場氏は「裸の大将」のドラマで有名な山下清も、世の中に知らしめ、世の中にうるおいを与えられたといってもいいのではないでしょうか？


　　　　　　　　　
式場氏は同じ科学者であるがゆえに、同じ科学者であるために……と永井博士はそんなことを書いておられましたね。

本を出すのは簡単なことではありませんね。

自費出版をして、本を出したという人もいますが、プロの目と流通……、

そして、売れて評価を得るということは、簡単なことではありませんね……。

一時、評価をえても、後から大変なことになることもありますしね……。


式場さんは、この文章を汽車のなかで書かれています。下「」引用。
「私は永井さんの遺体に永別するためにいま長崎へ向う車中で、この追悼のペンを走らせている。長崎市の名誉市民になった永井さんの市葬は十四日ときくが、今夜はもう口をきけぬ永井さんの枕辺で静かに一夜をおくろうと。汽車はもうあと一時間あまりで長崎につく。
　　　　　　（五月三日午後記）」


永井隆博士も速筆だったのですが、さらに上をゆく速筆が式場さん。

国民的作家と呼ばれる司馬遼太郎さんも驚くべき数を書かれていますね……。

それも内容がある……、素晴らしいと思います。

一つ書ければ、二つ書ける。そういうものかもしれませんね……。


なかなか厳しいものですが、その厳しさが楽しさだったようでもある永井隆、司馬遼太郎……。

どちらも、本好きでしたね……。

【YouTube】山下清









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