磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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恐怖を作る人々

2008年06月30日 | 読書日記など
『恐怖を作る人々』
   林克也・著/大日本雄弁会講談社1958年

この本は小説のようです。
--むかしのSFといっていいのか?



残り4%がフィクションだという。下「」引用。

「『恐怖を作る人々』の素材の九六パーセントは事実で、残り四パーセントが架空(フィクション)です。」

フィクションといっても、ありえるかも? ということを著者は書いている……。下「」引用。

「筆者が十数年わたつて集めてきた“真実の材料”九六パーセントを足場に、一九五五年一月から、一九五六年十一月までを舞台に、物語ふうに書き上げたものです。残りの四パーセントは架空(フィクション)といいましたが、これとても“完全な虚構”ではありません。-略-」

ナチスドイツとは……。下「」引用。

「ドイツが五カ年の戦争をつづけ、多量の軍需工業生産を記録し得たのは、占領地域における莫大な資源・資材・生産設備、農業生産物を強盗したからであった。」

こんなことを言ったら、日本軍はどうなるのか?
--アメリカ軍は? フランス軍は?
どこも似たようなものですね……。

エーテル砲? というのが書かれてありましたが……。下「」引用。

「“エーテル砲”はロケットの弾道や軌道の正確さを左右する装置だ。鋼鉄の砲身・砲架にとって代った“電子と電波の砲身である。したがって目には見えない電磁波の大砲だ。-略-」

ネットで検索しても、よくわかりません……。

京都と長崎の表現は、わかりやすいですね。下「」引用。

「スチムソン陸軍長官は『京都はまずいから除けろ』と命じた。するとカーチス・ルメーが『代りに長崎を加えてくれ』といった。これがスチムソンの手でOKとなり、トルーマンの署名もとった。」



原爆を投下した理由は、ソ連に脅しをかけることだという。

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--ボクの感想……。
戦後も、ソ連をダシにして恐怖をつくりだし……。
結局は金儲けが正しいような気がしてならない……。

それほど、米英の首脳たちは、ソ連を恐怖していたわけでないように思える……。


……筋をかくとおもしろくないと思うので、省略します。







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