磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「ディベート力」の鍛え方-詭弁を見破り、論破する技術-

2009年07月04日 | 読書日記など
『「ディベート力」の鍛え方-詭弁を見破り、論破する技術-』
   北岡俊明・著/PHP研究所2002年

この本では、二分法をつかうのが、正論であるかのように書かれてある……。
--ボクの知るところでは、それは詭弁だと思うのだが……。



石原慎太郎を称賛する著者。下「」引用。

「成功事例としては、石原慎太郎氏のディベート力を取り上げた。私の見るかぎり、氏は現在の日本最強のディベーターである。「演説」のうまい人は掃いて捨てるほどいる。しかし、石原慎太郎以外に、日本人で本格的なディベートができる人は本当に少ない。演説とディベートでは困難度が桁外れに違うからである。演説は壁に向かって一人で練習できる。しかし、ディベートは討論する相手がいないと練習も本番もない。」

三国人発言も、意見が通ればいいというものだろうか? 下「」引用。

「石原慎太郎「なんで辞任しなければならないのか。私のどこに非があるのか。私は間違ったことをいっていない」
 これは後で述べる「全否定」である。過去に腰砕けになった政治家と決定的に違う点である。終始一貫、全否定で貫いている。これが議論やティベートに勝つための根本原則である。-略-」

いくら強弁を通せても……。

オリンピック招致のときには、マイナスになるのではないか?

いくらアジアということで承認してくれても、さほど応援する気にはなれないのではないか?

小泉支持……。下「」引用。

「小泉首相は自虐的といったが、昔ならば、利敵行為か、売国的行為をする売国奴とさげすまれた。小泉首相も内心はそう思っていたのであろうが、現代風に自虐的といったのだろう。」

今では、郵政のことでも、売国奴といわれているのは小泉……。
詭弁や強弁をつくしても、事実は事実!

「石原慎太郎は全肯定・全否定ができる人」
--これは、ゼロサム・ゲームをしているだけでは?
あるいは、all or nothingの子どもじみた思考方法ではないか?

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女の涙は差別ではないという著者……。下「」引用。

「小泉首相が女の涙は最大の武器といった。これは妥当なことをいったのである。女性蔑視などという低級な批判をする人間がいるが、女性の涙は女性の感情の豊かさのあらわれである。豊かな感情の発露である。涙を見せないような人間は人間らしくない。女の涙は百万言の言い訳に勝るのだ。女の涙はいかなる雄弁よりらも説得力がある。」

そして、さらに。
「女性大臣ではならず者国家を相手に戦えぬ」というタイトルの文章があった。

小泉は片方のならず者、ブッシュのポチといわれていた……。
とても戦ったとは思えない……。ならずの者の経済の支援者あるいは仲間だろう……。

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靖国神社のことでも、論破してないのに、「完膚なきまでに論破する」と書かれてある。
--これじゃ論としても、強弁でしかないのでは?
そこで強弁が通ったとしても、他では大きなマイナスになるだろう……。

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