ヒストリーテレビ2007年6月4日
100年のテロリズム第一回
「テロの遺産」
20世紀からはじまり、21世紀になってもなくならないテロ。
テロリストたちはより経験をつみ、より残酷になった……。
【テロリズムの定義】
・困難になってきている。
【歴史を見ても】
・変革を求めテロに走る。
・テロは新しいものではない。
【西暦一世紀】
・狂信者という意味の“ゼロト”は、ローマ帝国に抵抗したユダヤの一派に由来する。
・ゼロトはシイカという短剣を使い、暗殺した。
【アサシン(暗殺者)】11、12世紀
・イスラム教徒のアサシンは、十字軍を中東から追いすために作られた。
・アサシンは宗教上の行為で、死亡すると殉教者となる……。
そんなテロリストたちに《大量殺戮兵器》が手にされるのは時間の問題だという。
★★★20世紀のテロリストの出発点★★★
・18世紀のフランス革命には、恐怖という遺産もあった。
恐怖を意味するテロリズムという言葉は、フランス革命から使われた。
・ジャコバン党のロベスピエールは恐怖によって支配した。
・恐怖と美徳の結合をロベス・ピエールは主張した。
マリー・アントワネットなど1万7千人の公開ギロチン死刑。
はじめは国王の処刑からはじまった。
医師が人道的処刑法発明=ギロチン。
さいごは、ロベス・ピエールもギロチン台にのぼった。
・このケースが、テロリズムが国家によって承認された初であったという……。
【ロシア】
・絶対的権力を握ったロシア皇帝のパーティ。
45キロの爆薬をためこんでいた。
11人が死亡。皇帝は死ななかった。
一般の人でなく、悪政をしくものを的(まと)にしていた。
・しかし、後、アレクサンドル二世は爆破で暗殺された。
・アレクサンドル三世が、テロリストたちを処刑した。
・殉教者の第一世代といわれているという……。
こういう考えはロシアやアイルランドだけではないという。
・次の世代に革命は引き継がれていく……。
この時代、《民主的な方法》などでは通用しない。
意味のある方法は爆弾か銃を手にするしかなかったという。
【アナーキスト】
・ウォール街で爆破事件を起こす。
・政府転覆することはなかった。
【第1次世界大戦】
・アナーキストによる皇太子暗殺ではじまる。
【1917年ロシア革命】
・新しいリーダーがあらわれる。
『赤いテロの貴公子』=レーニン。
20世紀テロリズムの父とも呼ばれている。
・レーニンは、ロベス・ピエールを尊敬。
アナーキストとの違いは全体ということを考えて行う。
・ボルシェビキで国家をつくると、計画的にブルジョアにテロをおこなう。
・レーニンは政権に敵対する者に死を宣言し、公開処刑した。
「赤色テロ」といわれて、ブルジョア階級の壊滅を目的とした。
・革命のためなら、国民の9割にテロをしてもかまわない。
・国家が主導する少数派ではないテロがおこなわれた。
・テロを合法化する法律をつくり、脳卒中で死亡。
【スターリン】
・スターリンの手法(公開処刑、強制収容所など)はすべてレーニンの教え。
大ぴらにテロリズムを行う。
【アイルランド】
・第一次大戦、アイルランドはドイツの味方となる。
・IRAは独立国家アイルランドの宣言を読む詩人(パトリック・ピアス)。
・パトリック・ピアスは自らをキリストに。
・敗北。2~3千人投獄。罪のない人も逮捕し、関係のない人も英国を恨む。
・諜報機関が必要と考えた。
・英国諜報機関にスパイを送り込み、混乱させた。
・特殊部隊をつくり、重要人物を暗殺。
・ゲリラ戦を展開。警察署、公共の建物、裁判所などが狙われたという。
・IRAがテロをすると、武装警察ブラック&タンズがあらわれIRAや支援者に報復をし、それを繰り返した。
・オーストラリアなみの独立国と一部がなる。
・指導者マイケル・コリンズは売国奴と、過激派に殺された……。
・彼の名前は歴史から消されていた期間もあったという……。
だが、これでテロリズムが終わったわけではない。
IRAは地下にもぐった……。
唯一残された手段がテロ。
index
100年のテロリズム第一回
20世紀からはじまり、21世紀になってもなくならないテロ。
テロリストたちはより経験をつみ、より残酷になった……。
【テロリズムの定義】
・困難になってきている。
【歴史を見ても】
・変革を求めテロに走る。
・テロは新しいものではない。
【西暦一世紀】
・狂信者という意味の“ゼロト”は、ローマ帝国に抵抗したユダヤの一派に由来する。
・ゼロトはシイカという短剣を使い、暗殺した。
【アサシン(暗殺者)】11、12世紀
・イスラム教徒のアサシンは、十字軍を中東から追いすために作られた。
・アサシンは宗教上の行為で、死亡すると殉教者となる……。
そんなテロリストたちに《大量殺戮兵器》が手にされるのは時間の問題だという。
★★★20世紀のテロリストの出発点★★★
・18世紀のフランス革命には、恐怖という遺産もあった。
恐怖を意味するテロリズムという言葉は、フランス革命から使われた。
・ジャコバン党のロベスピエールは恐怖によって支配した。
・恐怖と美徳の結合をロベス・ピエールは主張した。
マリー・アントワネットなど1万7千人の公開ギロチン死刑。
はじめは国王の処刑からはじまった。
医師が人道的処刑法発明=ギロチン。
さいごは、ロベス・ピエールもギロチン台にのぼった。
・このケースが、テロリズムが国家によって承認された初であったという……。
【ロシア】
・絶対的権力を握ったロシア皇帝のパーティ。
45キロの爆薬をためこんでいた。
11人が死亡。皇帝は死ななかった。
一般の人でなく、悪政をしくものを的(まと)にしていた。
・しかし、後、アレクサンドル二世は爆破で暗殺された。
・アレクサンドル三世が、テロリストたちを処刑した。
・殉教者の第一世代といわれているという……。
こういう考えはロシアやアイルランドだけではないという。
・次の世代に革命は引き継がれていく……。
この時代、《民主的な方法》などでは通用しない。
意味のある方法は爆弾か銃を手にするしかなかったという。
【アナーキスト】
・ウォール街で爆破事件を起こす。
・政府転覆することはなかった。
【第1次世界大戦】
・アナーキストによる皇太子暗殺ではじまる。
【1917年ロシア革命】
・新しいリーダーがあらわれる。
『赤いテロの貴公子』=レーニン。
20世紀テロリズムの父とも呼ばれている。
・レーニンは、ロベス・ピエールを尊敬。
アナーキストとの違いは全体ということを考えて行う。
・ボルシェビキで国家をつくると、計画的にブルジョアにテロをおこなう。
・レーニンは政権に敵対する者に死を宣言し、公開処刑した。
「赤色テロ」といわれて、ブルジョア階級の壊滅を目的とした。
・革命のためなら、国民の9割にテロをしてもかまわない。
・国家が主導する少数派ではないテロがおこなわれた。
・テロを合法化する法律をつくり、脳卒中で死亡。
【スターリン】
・スターリンの手法(公開処刑、強制収容所など)はすべてレーニンの教え。
大ぴらにテロリズムを行う。
【アイルランド】
・第一次大戦、アイルランドはドイツの味方となる。
・IRAは独立国家アイルランドの宣言を読む詩人(パトリック・ピアス)。
・パトリック・ピアスは自らをキリストに。
・敗北。2~3千人投獄。罪のない人も逮捕し、関係のない人も英国を恨む。
・諜報機関が必要と考えた。
・英国諜報機関にスパイを送り込み、混乱させた。
・特殊部隊をつくり、重要人物を暗殺。
・ゲリラ戦を展開。警察署、公共の建物、裁判所などが狙われたという。
・IRAがテロをすると、武装警察ブラック&タンズがあらわれIRAや支援者に報復をし、それを繰り返した。
・オーストラリアなみの独立国と一部がなる。
・指導者マイケル・コリンズは売国奴と、過激派に殺された……。
・彼の名前は歴史から消されていた期間もあったという……。
だが、これでテロリズムが終わったわけではない。
IRAは地下にもぐった……。
唯一残された手段がテロ。
index