磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発と地球環境

2008年09月21日 | 読書日記など
『原発と地球環境』
   原子力資料情報室/大林ミカ、高木仁三郎、
     西野漠・著/原子力資料情報室1999年

やはり、このころでも、原発は環境に悪いとわかっていたし、地球温暖化を防止できないと書かれてあります。
--都合の悪いことは切り捨てて、そんなことはまるでこの世に存在しないように国策として推進していく。
国策にしても、科学の法則を変化させることはできない……。



うすい冊子ですが、わかりやすく、きちんと書かれてあると思います。

■目次■
I 原発で地球環境は救えない
  「増設温暖化防止」論のどこが問題か  3
II 「長期エネルギー需給見通し」の虚妄  31
III 望ましい電力システムの構築の
   ために「電力改革」を考える  43

気候変動の解決にならないという。下「」引用。

「さらに、原発による二酸化炭素排出の抑制効果も、言われているほどには期待できません。二酸化炭素は、自動車など多様な化石燃料の使用に伴って広く発生し、発電所の占める割合は、日本のデータで約三○%です。ありえないことですが、仮に半分を原子力で置き換えたとしても、気候変動問題の解決とはならないことは明らかです。」

--そのためには、毎年原発を三基ずつくらい超大型原発を建設する必要があるという。
それによる環境破壊やエネルギー・資材の消費拡大効果は、環境保護の目的にも反するという。
--省エネこそ大切だそうです。

「原子力のライフサイクルアセスメント」
--これも危険であり、また不経済であり、いろいろな問題がありすぎますし、環境も破壊しますね。
漁場を荒らして、食料品にまで影響を及ぼしますね。

原子力推進派の数値でさえ……。下「」引用。

「仮に事故の確率が原子力産業の試算のようにもう一桁低くても、原子力に依存するのにはかなりのリスクを覚悟しなくてはならいことがわかります。」









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