磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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短歌長崎8 原爆被爆集 第四十五集

2008年10月09日 | 読書日記など
『短歌長崎8 原爆被爆集 第四十五集 第四号 通刊第五一八号』
      短歌長崎s51年

現代人には忘れてしまった歌の心とでも申しましょうか、素晴らしいものがあるように思えます。



今の文学界にもこのようなことをきちんと続けておられる方がおられるのでしょうか?

なかなか良いものに思えます。

短歌というものが、人格をはぐくんでいるのではないかと、よんでいてそう思うのです。

欲望の追求で後先のことも考えないのが、純文学などという身勝手な論理も好きにはなれないボクです。

やはり、キリスト教を信じておられた方たちのところに、キリスト教国の方が原爆を落されたのは、クリスチャンでもないボクにも理不尽に思えます。下「」引用。

「平和をば祈る御堂も一瞬に廃墟とする基督を祈る人等の国が」中須賀三好



御堂とは天主堂のことであり、教会といってもいいかと思います。

キリスト教は聖書の解釈をどんどん身勝手にやってきました。

平和憲法下で核保有可能などという人たちがいる如く。

キリストは人を殺すことを許されてはいませんね……。

また、体験者ならではの作品があります。下「」引用。

「白骨のちらばる写真見るごとに今も死臭の匂ふが如し」浜崎シヨ


語ることは再度体験すること……。

楽しいことならいいけれど。ボクは『メリー!地蔵盆』を何度も書き直しましたが、楽しいことなので、楽しかったですよ。

その逆もまた可なりということでしょう……。

歌のなかには「法華経の声」などと出てきますが、仏教の聖職者たちはどのように考えておられるのでしょうか? ちっとも情報がありません。

以前、紹介した本では、栗原貞子が非難されていましたが、やはり無視でしょうか……。


カナダ首相に対することも書かれてありました。下「」引用。

「被爆民は白人でなくてよかった記せしカナダ首相に憎悪こみあげ」山道正登


人種差別がなかったとはやはり思えませんね……。






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