磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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1945年8月6日・ヒロシマ チンチン電車と女学生

2006年06月27日 | 読書日記など
『1945年8月6日・ヒロシマ
   チンチン電車と女学生』
      堀川惠子、小笠原信之(著)/日本評論社2005年

戦争になると、男が兵隊にとられて、
女学生がチンチン電車の運転士をしていたという。



ぼくも、働きながら大学へ行きましたね。
夜学に通ったこともあります。

働きながら、学べる『広島電鉄家政女学院』
というのがあったそうです。

戦時中の一九四三年春に開校、
被爆までの二年半で歴史を閉じた。

「幻の女学校」とよばれ、
その存在に光が当たりだしたのは、
つい最近のこと。


広電は今年(2006年)の8月6日をもって、
「650形」の二両を廃車にする予定だった。
取材後、方針変更があり、まだ一年ほどは
現役を続けることになったという。

市民から愛されていたようだ。

同じ年ごろの男子学生が興味津々だったそうだ。
ロマンスも生まれたという。

1945年春には授業なくなったという。
女学生が市電を運転していたそうです。

チンチン電車に無料で乗れるので、宮島に遊びに行く。
その写真には「検閲済」の判子がおしてあったという。
こんなことにまで検閲をしていたのである日本は……。

看護婦特攻隊ということが書かれてありました。
もちろん、患者の看護をするのではなく、
特攻隊であったという。

被爆三日後に復旧、その一番電車に車掌として乗務したのが、赤松春野さん(二期生)だった。赤松さんは被爆孤児になったという。

そのころは、お金のない人からは電車賃をもらわなかったという。



これはテレビ番組で放送されたという。
55分のドキュメンタリー番組『チンチン電車と女学生~2003・夏・ヒロシマ』

ナレーションは吉永小百合さんだったようです。




【関連サイト】
広島市交通科学館へ


都電車内で平和劇上演【読売新聞】'06/7/27


[中沢啓治ヒューマンコミックス]
4.5.チンチン電車の詩


電車内被爆者の証言

被爆電車で上演



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