磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「ご冗談でしょう、ファインマンさん」

2008年05月25日 | 読書日記など
『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」I
   ノーベル賞物理学者の自伝』
     R.P.ファインマン(著)/大貫昌子(訳)/
       岩波書店1986年、1987年12刷

--こどもなのにホテルのラジオ修理を頼まれていたという。
それくらい不景気の時代だったと彼は書く。
いくら不景気でも、ふつうはできないのでは?

--MITの学生だったころ、全米一のMITの大学院希望していた。
ところが、教授はプリンストンにしろといわれたという。

装置はMITの方が上だが……。下「」引用。

「プリンストンの実験室から、どんどん報告が出ているのかに思い当たったからだ。彼らは実際に自分たちの手で造りあげた装置で研究しているのだ。だからこそどこに何があり、何がどう働いているかが、ちゃんとわかっているのだ。」

寛大なアインシュタイン。下「」引用。

「アインシュタインは、すべてが彼の理論通りにならないかもしれないということをよく知っていて、他のアイデアに対してとても寛大だったのだ。」

index

「下から見たロスアラモス」下「」引用。

「「下から見たロスアラモス」とは文字通り下っ端の目で見たロスアラモスという意味だ。-略-マンハッタン計画の仕事を始めた頃は、まだ博士号さえ持っていなかった。」

ロスアラモスには協力精神があったという。下「」引用。

「ロスアラモスでは協力の精神が徹底していて、みんな何か改善すべきことであれば、必ずそれを指摘することを本分としていた。」

大佐のオフィスは粗末な木造の二階。
--しかし、重いスチールの金庫。
ビキニに移動した大佐。金庫は開かない。
しかし、ロスアラモスには、その専門家もいたという。

もくじ



『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」II
   ノーベル賞物理学者の自伝』
     R.P.ファインマン(著)/大貫昌子(訳)/
       岩波書店1986年

ハンス・ベーテはまるで計算の神様みたいな人だったという。

--ブラジルで日本人のそろばんを売り歩いている男にあったという。
たし算はファインマンが敗けたという。
しかし、かけ算、そて割り算ではその差がなくなっていったという。
3乗根ではファインマンが勝ったという。下「」引用。

「僕はここで気がついたのだが、彼は数というものの内容割り会はしていないのである。そろばんではいろいろな算術上の組合せを覚える必要は全然なく、あのそろばん玉を押しあげたり下ろしたりすることさえ学びさえすればいいのだ。-略-僕らは基礎的算術の点ではそろばんよりのろいが、その代り数というものの内容は理解しているわけだ。」

「摩擦ルミネンス」についての教え方。下「」引用。

「「摩擦ルミネンス」。摩擦ルミネンスとは、結晶体が潰されたときに発する光である。」-略-だがもし「暗い所で砂糖のかたまりをペンチで潰してみれば、青い光が見えるはずだ。それ以外の結晶体でも、このように光を発するものがあるが、なぜそれが起こるかは不明である。この現象は摩擦ルミネンスと呼ばれている」と書いてあれば、誰でも家に帰って試してみることができる。」

--来日する著者。ホテルではなく旅館に宿泊を希望する。
日本の風呂は複雑なものと解釈している著者。
風呂に誰か入っていた。それは湯川教授だったという。


「訳者あとがき」。下「」引用。

「ファインマン先生とお知り合いになったのは、二○年近くも前の保育園の親の集いである。」
「今年二月、スペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故原因追求のため、大統領に指名された調査委員会の事情聴取一般公開の席上で、視聴者の目の前で行われた先生の「ミニ実験」もまたその良い例であった。」









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