ティアドロップ トレーラー キャンパーの自作日記

Teardrop Trailer Camperの作製を設計から作業をずっと記録していきます。完成後はキャンプ記録です!!

トレーラーブレーキ、車軸の長さ

2015年04月03日 | Teardrop Camper
トレーラーの重量がブレーキ無しの場合の上限に近いので、安全面から考えるとブレーキを追加する事は必然的なことだと思います。と思い詳しく調べだしたら大きな問題にぶつかりました。車軸の長さが足りずブレーキのハブがキャンパーの壁に干渉してしまいそうです。

今回使用した車軸・リーフスプリング・ハブキットはユーティリティートレーラー用だと思うのですが、通常ユーティリティートレーラーはフレームの外側には車軸に干渉するようなものは無い設計になっています。私のキャンパーは出来るだけ「低く」見えるようにデザインしたので、1インチ程度はフレームの外側にもキャンパーの壁あります。以前アルミスペーサーをハブに追加したのはタイヤと壁の間隔を広げる為です。

先ずは現状のスケッチから。

以前にも少し書きましたが、ブレーキは車軸のブレーキフランジに固定するのですが、ブレーキアセンブリにボルトが付いていて、フランジと接する面が少しくぼんだ形になっています。つまり部品の一部がフランジよりも内側へ入ってしまう事になります。現時点でフランジがキャンパーの壁に少し触れるぐらいの位置なので、ブレーキを付けたら間違いなくブレーキアセンブリが壁にぶつかってしまいます。

そこで必要となってくるのがフランジを外側へずらす事です。

と言ってもフランジは車軸に溶接されているものなので「じゃあずらしましょうか」と簡単に出来る物ではありません。実際ずらすとなるとフランジだけではなくその先のスピンドルも全てずらす必要があります。

こうなってくると車軸を買い換えた方が楽に思えてもきます。しかし買い替えには、①予算の問題、②車軸が余ってしまう、と言う大きな問題が二つあります。①は勿論そうですが、意外と②も重要です。今までも数多く無駄にしてきた部品や材料はありますが、小さくて保管場所が気にならなかったり別の使い道を見つけたりして意外と無駄にはならずに済んでいます。しかし車軸に関しては大きいし、別の用途も考え付かないしで困ってしまいます。

悩んでいたら可能性のある解決法が見つかりました。
車軸を中心で真っ二つにして広げて溶接しなおすと言う方法です。この場合、切った後内径に合わせてチューブを入れて補強します。調べてみますとこれなら自分でも出来そうです。やっぱり今ある車軸を使って作り直すので無駄になる部分が少ないのがいいと思います。

伸ばす長さは各サイドに使っているアルミスペーサーの幅ともう少しタイヤを外側へずらしたいので各サイド1インチ、合計で2インチ伸ばせばいいのではと思っています。伸ばした際にリーフスプリングのシートの位置も一緒にずれてしまいますので、ここは今あるシートを切り取って新しいものを溶接しなおす必要があります。全体的に考えれば小さな無駄だと思います。