田舎の風習

2006年01月08日 | 彼と家族のこと
彼の実家に帰ってお葬式など法事をしていた間中、
いわゆる地元の風習なるものに遭遇。

聞いたことのない言葉と習慣に目を白黒させてきました

亡くなってから、ご遺体を一度自宅へ帰してもらい、
自宅で親戚一同集まり、枕元でお坊さんにきてもらいお経を上げてもらいます。
これが枕経(まくらきょう)というものらしいです。

その後、仮通夜。
近所の親戚に自宅へきてもらい、簡単なお通夜。
軽くお茶とおつまみを振る舞います。

次の夜、お通夜。
会場を冠婚葬祭の業者のところへ移し、
会場を設営してもらい、お香典やお花、お供え籠などをかざり、
本格的なお通夜です。

次の日はお葬式。
お通夜と同じ会場でやるのですが
参列していただいた人数はなんと200名!!
お坊さんは6名、お焼香台も6台!!!
おじいさんは地元の名士って言うのもうなずけます。

式の後は出棺、火葬、お骨拾い、納骨、お墓の前でお経をあげ、
終わり次第協力いただいた皆さんにお茶を振る舞う。

初七日は自宅にお坊さんと近所及び親族に集まってもらい
お経とお説法。その後はお礼に会場を料亭に移してお礼のお食事を振る舞います。

そのほかにも、お通夜などにきていただいた方へ
お菓子や果物などをお渡ししたり
何十人ものお参りのひとにお茶をお出ししたり
座布団の用意、お部屋の準備、香典返し、
親戚に手伝いにきてもらったり、留守をお願いしたり、
バスやタクシーの手配、お坊さんへのお願い、お礼、
年賀状をいただいていた方へ、亡くなったことをお知らせするために
住所の確認をしてはがきを作ったり・・・
やることは本当に山ほど。(本当に大変なのはご両親・・・)
本当に、かるい社葬なみの規模の葬儀でした。
地元の風習もさることながら、お祖父さんの人脈と人柄が本当にすごかったんだなぁ。。。。


私は親戚や近所の人の顔がわかるわけではないので、
座布団の準備、お茶やお茶菓子の準備、お買い物の手伝い、お部屋の片づけ、
家族の食事の準備などなど、わかる範囲での手伝い。
それでも、料理一つ作るにも鍋の場所もわからないので
結構大変だったりして
なかなか大変な日々でした。

しかし・・・すごいなぁ
今までは本当に親族とごく親しい友人だけのお通夜とお葬式しか知らなかったし、
今現在は東京で住んでいるから地元の風習なんて初めて知ったし。
改めて彼のお家の大きさを知りました。
すごい。

こんな嫁で大丈夫かしら???


年末の事件

2006年01月08日 | 彼と家族のこと
ええ。。。。。
新年早々しばらくご無沙汰いたしました。
なんだか12月から寒い寒いと思ったら、
ものすごいですねぇ。

実はですね、大晦日に義祖父が亡くなったので
急遽予定外の帰省をしたり、お見舞いや病院につめたり、
葬儀の準備から初七日まで。
何やら嵐のような日々をばたばたとすごしておりました。

というわけで久しぶりの更新で、
暗めの話題からのスタートとなりますが
今年もよろしくお願いいたします


義祖父は、結婚以来遠方に住む私たち夫婦に
毎月、地元の近況をはがきでお知らせしてくださる、
とてもまじめで丁寧なおじいさんでした。
結婚して、近くに住めばもう少したくさん時間を過ごせたのに、
と思うところも多いのですが・・・。
81歳で、つい最近までお元気だったのに
病気で入院してからはあっと言うまでした。

なくなる時を家族、親族全員で立ち会うことができたのは
唯一、良かったと思えます。
みんなが集まりやすいように、年末を選んでくれたのかもしれません。

彼はずっと一緒に暮らしていたおじいさんだけに、
あまり涙は見せないけれど
もう少しいつもの生活になって落ち着いたら
悲しい気持ちも増えるのかなぁ。
そのときに少しでも支えられますように。

それにしても涙もろい私は
彼以上になくなる時やお葬式の時に泣いてしまった・・。
やっぱり、近しい人が亡くなるというのは悲しいですよね。
だけど、そのせいで私より悲しいはずの彼が
素直に悲しみを表に出せなかったんじゃないかと
ちょっと心配も・・・。