おはようございます、裕美です。
男性の妊活に役立つ栄養療法【初級~上級編】加齢対策・食生活改善・サプリメント併用
の続きです。
【サプリメントの効果が感じられない場合】
①1回あたりの摂取量が不足、種類を見直す5)
サプリメントはボトルに書いてある規定量では不足している場合があります。
3~6倍の摂取量が必要なケースも。
オーソモレキュラーの病院で血液解析の指導を受けると適切な種類&適正量が分かります。
しかし、検査代金・指定のサプリメントが高額なのがネック。
これが日本でオーソモレキュラーが普及しない理由と述べている医師もいます。患者が購入しやすい比較的安価な海外サプリで治療をしている病院もあります6)
独学で勉強して、自分で必要なサプリメントの種類・量を決定する手段もあります。
一般の血液検査項目から「どんな栄養素が不足しているのか?」推測する手段7)を私は実践しています。
⇒(過去のブログ☆)
血液検査結果や自覚症状を見ながら、サプリの摂取量を増量させます。
(例:私の場合、リウマチ境界域の血液データ・ばね指を治すために、血液データを見ながらビタミンB群・ナイアシン・Cを3倍まで増量。3ヶ月の栄養療法で完治)
【注意点】すべて増量すればいいわけではないです。増量の際は、オーソモレキュラー栄養療法を自ら学ぶか、その分野に詳しい専門家のアドバイスをもらった方がよいです。
②腸の状態が悪い
花粉症・アトピー・食物アレルギーがある人は腸の状態が悪い可能性があり、サプリメントが効いていない場合があります5)
・小麦のグルテン&乳製品のカゼインを控える(ご飯食、豆乳やアーモンドミルク・オーツミルクへ切り替え)
・糖分を控える(おやつは甘いものではなくて素焼きナッツなどへ。おやつが無くても平気なように3食の内容を見直す)
・加工食品を控える(簡単な手料理で良いのでなるべく減らしていく)
・食物繊維を摂る(野菜・きのこ・海藻・雑穀・玄米・分搗米・イモ類)
・善玉菌など有用な菌を摂る(発酵食品)。但し、発酵食品を摂って、ガスが発生しやすくなったりする人は摂らないほうが合っている、または量を減らす。
【注】酵母のサプリは腸の状態が悪い人には逆効果。
・ビタミンD、A、E、K不足
(ビタミンKは納豆で十分量取れるので、食べられる方はサプリ不要。ビタミンAは妊婦は摂取上限あり)
③たんぱく質が不足
細胞の修復・再生に関わるたんぱく質が不足していると、他の栄養素が上手く働かないと言われています6)
食品で摂れなければ、プロテインを併用。まずは20g×1~2回からスタート6)
プロテインには、動物性と植物性のものがあり、アトピーやアレルギーなどの有無によって使い分けるといいと思います。
【動物性】ホエイ(カゼインフリー)
【植物性】ソイ・ヘンプ・えんどう豆
ホエイは、グラスフェッド(放牧・自然の草を食べている牛)で抗生物質・成長ホルモン不使用の乳が一番良いと思いますが、お値段が高いのでどこで折り合いをつけるか・・・血液検査データや症状に応じて決定するのがベターです。
5)宮澤賢史 医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」イースト・プレス 2018
6)藤川徳美 医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる 方丈社 2019
7)奥平智之 血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術 NHKベストセラーズ 2019