時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

船上から体験!東京水辺ラインのイベントに参加!

2010年11月12日 07時21分56秒 | お出かけ
先日(11/4)、yomikakiさんのお誘いで、東京水辺ラインの『船上から体験!「荒川ロックゲート」と「東京港臨海大橋(仮)」』というイベントに参加しました。以前『ビール工場見学しらせ乗船見学』でご一緒しましたsabatoranekoさんも!
当日は平日ではありましたが、未消化の夏休みを使って堂々と仕事をお休み~。息抜き息抜き!

さて、当日の朝9時40分に両国にある「東京水辺ライン 両国待合室」に集合。
朝から結構な賑わいで、しかし年齢層は高めでしたね。平日ということもありますし。

お昼のお弁当を受け取り、乗船、出発です。
今回のイベント、応募者数が予定(50名程度)よりも多かったらしく、東京水辺ライン所属船の中で一番大きい船=『こすもす』でした。

船内では窓際に座れませんでしたが、ガイドさんのすぐそば、解説を間近で聞きながら…、って、景色を見るにはデッキへあがってしまうわけで…。

さて、両国発着場を出て隅田川を下り始め、JR総武線隅田川橋梁、両国橋、首都高6号線両国大橋、新大橋、清洲橋、隅田川大橋、と順にくぐります。
そして、佃手前の永代橋。



少し前にNHKで放映された「土曜時代劇『まっつぐ~鎌倉河岸捕物控~』」のエンディングだったかな?この風景。

後ろを振り向くと建設中のスカイツリー。
こんなところからも大きく見えるのですね。



さて、佃リバーシティを見ながら左方向へ。
相生橋です。
よくこの橋の上、清澄通りを車で通るのですが、水上から見ると全く違う雰囲気。



隅田川支川から、さらに左方向、豊洲運河へ入ります。
この辺りは、車でも徒歩でも通るところ。
地上から運河を見てると、地面を強制的に区切ってしまい、その地面間を歩くには橋でのみ繋がる不便なモノなのではないか?と思ってしまうのは、地続きであることが前提で育ってきたせいなのかな?

さて第一関門、じゃなくて水門。



メインは荒川ロックゲートではありますが、その荒川ロックゲートを構成する水門とほぼ同構造のローラーゲート式水門、豊洲水門です。
黄緑色の横2連のローラーゲート式水門。
これをくぐって、豊洲運河。
豊洲運河では、豊洲橋をまずくぐり…、この豊洲橋は架け替え工事中で、半分完成した綺麗な橋は両岸の道路を真っ直ぐに結んで通りやすくなりましたね。
その後、勾配のきつい朝凪橋をくぐります。
左へ曲がった後に右方向、東雲東運河へ。
左に潮見運動公園を見ながら進み…
と!!!
左方の空に飛行船?!



え~!?飛行船(ツェッペリンNT)は解体されたのでは?
帰宅後調べたら、宣伝用の飛行船が飛んでいたのですね。
文字列は「MetLife Alico」、機体の絵はスヌーピー。
おっとっと…、これはイベントと関係ないか…。

さて、船は三ツ目通りの七枝橋をくぐり、漣橋、京葉線橋梁。
東雲東運河、砂町運河を進み、明治通りの夢の島大橋をくぐります。
そして、夢の島を右に見ながら進むと…。



この日2つ目の水門。
新砂水門です。
水上からはよくわからないのですが、セクターゲート方式の水門。
地図を見ると、なんと、かまぼこ型(扇型?)の赤いゲートが左右から回転して開閉するタイプ。



地図を航空写真での表示にすると真っ赤なゲートが現れます。

左右にコンクリートの壁が続くちょっと寂しい風景を過ぎると、荒川です。
ちょっとここで船室内へ戻ります。
デッキ上は寒いし~…。
東京地下鉄東西線 荒川・中川橋梁、清砂大橋、そして、葛西橋通りの葛西橋をくぐって…



荒川を遡行して、この日のメインイベント第1弾!



『荒川ロックゲート』に近づいてきました。
しかし、ロックゲート内に船がいるのか、少し待機です。
そして、ゲートが上昇!



皆さん「おぉ~!」と撮影!撮影!
ゲート上昇が終わると通過するわけですが、ここでアクシデント!
いままで水中にあったゲートですから、当然上昇することで滴り落ちるモノがあるわけで、みごとボタボタと頭上に落ちてきて、しかも運悪く、汚れた液体が左手の包帯や上着に直撃!
濃緑色のやや臭い液体が付着してしまいました…。

さてさて、荒川は、この先の旧中川よりも水位が高く、この差を解消するためにこのロックゲート=閘門があるわけでして、荒川側ゲートと旧中川側ゲートとの間の縦(奥行き)65m、幅12mの間で、水による船のエレベーター施設なわけです。
高いほうから低いほうに行くには、このゲート間の水を吐き出して低いほうにあわせ…



写真左が、ゲート内に入った直後。みるみる水位が下がって写真右の状態。
頭上の空が拡がっていたような、明るい状態から、コンクリートに囲まれたやや暗い感じになってしまいました。
そして、旧中川側ゲートが上昇。
旧中川へと入ります。
ここでも上昇したばかりのゲートから水が滴り落ちるので注意!
ゲート通過後、旧中川の平成橋をくぐり、すぐにUターン。
再度、平成橋をくぐって、荒川ロックゲートへ。
次は低い水位から高い水位の荒川に。
旧中川側のゲートが降りると荒川側ゲートの脇から水がドンドン入り、ゲート間の水位がみるみる上昇。
そして、ゲート開放、荒川に再び入ります。

閘門といえば、エジプト・ナイルクルーズで以前経験しておりました。
エスナ水門。
でも規模が違いすぎ。エスナ水門では、水位が変わってる、というのをあまり実感できなかったような記憶…。待ち時間が長かった~くらいの…。

さてさてそして、東京湾に向けて荒川を下ります。
ここでお弁当タイム~。



「なだ万」のお弁当。
まぁ、美味しかったけど、ちょっとビックリしちゃったのは、エビ。
色とりどり~…って、まさかエビが半身になっているとは…。見た目重視なのねぇ。

船は、荒川を下り、葛西橋、東京地下鉄荒川中川橋梁、清砂大橋、国道357号と東京湾岸道路の荒川河口橋、首都高速湾岸線の荒川湾岸橋、そしてJR東日本京葉線をくぐって、東京湾へ。
右手に東京へリポート、左手は葛西臨海公園、ディズニーランド。
東京へリポートの角を曲がり右方向、砂町南運河に入って、若洲橋を通過。
東京港へ進入。
そして、左に向かうと…、2つ目のメインイベント!
『東京港臨海大橋(仮称)』の船上見学!



何度見ても「スゲー」。
昨年の9月にシンフォニーのランチクルーズ船上から見たときも「スゲー」だったけど、そのときはクレーン船もいたしね。
残念ながら工事は遅れていて、まだ中央径間箱桁の架設が済んでおりませんが、まぁ、工事中というのも見たいわけで…。
通過後、Uターンして再度通過。



さてさて、ここでムービーを1つ。




ウチから、乗船しているこの船『こすもす』を撮影できるのかな?と、やってみました。臨海大橋(仮)を船上­から眺める時刻頃を見計らって撮影!
ホントに撮れました!
と言っても1分おきのインターバ­ル撮影なのでほんのちょこっとでした。25秒過ぎあたりに右から来る白い船の直前に右­方向に向かう白くて薄っぺらい小さな船がソレ=「こすもす」、と思います...。



切り出した静止画像の赤丸の中の、ってよくわからんですね…。
映像の右から左に向かう白い船はコレ。



すれ違っております。クルーズ船。これはコレで良いですよ、クルーズ。お食事も良いし。

さて、臨海大橋(仮称)を見学のあとは、左方向へ。
暁埠頭と中央防波堤の間を通過、第二航路海底トンネルの上を通り、右へ向かって首都高速湾岸線のトンネル上を通過、お台場を右手に見て、レインボーブリッジをくぐります。
そして、晴海ふ頭、竹芝の間を通り、隅田川を遡行です。

まずは、毎日通勤で通る晴海通りの勝どき橋。



両端がアーチ橋、中央が開き上がる構造。
少し前まで、これをあげるのに1億円かかるといわれていたのに、今は10億円かかるとか?
現状としては、隙間が埋められ、信号も取り外され、単にグラグラ揺れる橋みたいになってしまったけど、確かに開いたら格好いいだろうなぁ。

勝鬨橋を通過後、佃大橋、中央大橋、永代橋。
永代橋は川面からの高さが低く、デッキ上ではしゃがまなければならない場合も。
そして、隅田川大橋、清洲橋、新大橋、首都高6号線両国大橋、両国橋、JR総武線隅田川橋梁とくぐり抜けて、両国の乗り場に到着、終了です。

いつもは地面(陸)の上から、橋の上から見る川や運河などでしたが、水上から見る橋や陸は、また違う趣になりますね。
足の下にあるのが通常であるものを違う視点で見ることができたわけです。
曇り空で、船上では冷たい風のあたる寒い日でしたが、普段の生活でただ通過するのみで使っている『橋』を船上から見学でき、地面の高低差とは違う水面の高低差を通るための『仕組み』を見学できました。

イベントに誘っていただきましたyomikakiさん、ありがとうございました。
そして、sabatoranekoさん、お疲れ様でした。

コメント (4)
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