時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

江戸東京博物館で「隅田川」&ちゃんこ鍋

2010年10月16日 22時08分31秒 | お出かけ
先週の日曜日、父がウチのほうに遊びに来るというので、「博物館でも行かないか?」ってことで両国にある『江戸東京博物館』へ。
特別展の「隅田川」へ行きたかったので誘ったのでした。



偶然にも数日前、BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」でとりあげられ、「行きたい!」気分が上がっていたところ。

さて、江戸東京博物館へは、昨年の9月にはとバスを使って見学に行ったのですが、ツアーの一部だったので隅々まで観ることができなかったので、今回はじ~っくりと見学。
まずは常設展。
実物大に復元された日本橋を渡って江戸ゾーン。
父は歴史も好きなのですが、建築物についても大好き。
大名屋敷の復元模型や町民の家屋の模型などについて、あれこれ薀蓄。

それらの奥に展示されていたコレがちょっと気になって…



カメラOKな展示は嬉しいですね。
で、このデザインされたモノはというと…
『村梨子地唐菊唐草葵紋散蒔絵薬箪笥(むらなしじからきくからくさあおいもんちらしまきえくすりだんす)』江戸後期(1746~1841)
薬箪笥という箱状の側面のフタみたいなものなのですが、説明文は…
『村梨子地に唐菊唐草の文様と葵紋が蒔絵される。
同じ意匠の調度は他に知られていないが、江戸東京博物館には同意匠の長持が寄贈で収集されている。本薬箪笥と長持が同意匠で存在することから、同意匠の調度は他にも制作され、婚礼調度の一群が存在したと推測されるが、所用者は定かではない。』
というモノだそうで、綺麗に残っているものなんですね。

次は屏風。
手前が江戸で、奥に富士山、という鳥瞰図(俯瞰図)。



この絵が描かれた当時、こんな高さから江戸の街並み~富士山という構図を自分の目で見て、というのはウソですよね。平面な地図を立体化した、とでもいうのか。
でもそれぞれの位置関係がわかりやすい…。って実のところ微妙にズレているんですが。
地図大好きな人には面白いかも?



徳川家康公銅像です。こんな画像も撮影OKなんて…ケータイ待受画面にしちゃおうかな?

「江戸における一年の支出分類」というのがありまして、1860年11月から1年間の支出の割合が展示されており、衣料費27%、食費20.2%、小遣娯楽費18.9%、交際費16.2%、居住関係費4.9%、医療・衛生費2.9%、その他9.9%、だそうです。
そしてその年の6~11月の勤務日数が!
6月(am10~正午頃)…6日間
7月(am10~正午頃)…ゼロ!
8月(am8~正午頃)…13日間
9月(am8~正午頃)…11日間
10月(am8~正午頃)…8日間
11月(am8~正午頃)…9日間
…って。どうなの?!江戸時代!

その後、三井越後屋、両国橋西詰、棟割長屋、の模型、助六の舞台…と以前も観たのですが、再度観ても、また新鮮。

と、ここで、お腹が空いちゃったのでお昼ご飯タ~イム。
お昼は、同博物館施設内の7階にある『桜茶寮』にて(別ブログへ)。

さて、食欲が満たされた後は常設展の「東京ゾーン」へ。

戦時中、父は疎開せずに城東区(現在の江東区の東側)あたりに居たそうですが、やはり実体験をした父のホンモノの言葉は重いですね。
それらを思い出させてしまう展示品がたくさん…。爆弾模型、焼夷弾筒、東京大空襲の被災資料などなど。
その後の展示品は昭和の品々。
脚付きテレビや洗濯機、ラジオなどなど。


スバル360


ダットサントラック G222型

以上で常設展は終わり。
併設されている『企画展「徳川御三卿」』に。
が、ちょっと早回し~。
特別展の『隅田川』へ。
こっちがメインです。
博物館のすぐそばに流れる隅田川に関する絵を特集です。
屏風や版画、北斎や広重、隅田川をテーマにいろんな絵が展示されていました。
なかでも『伊達騒動 隅田川高尾吊し切りの図』と『両国橋夕涼花火見物之図』はすごい。
「影からくり」という絵で、明るいところでみると普通に見える絵なのですが、暗くして裏から明かりを照らすと花火の部分だけ浮き上がってイルミネーション状。
どちらも江戸後期~末期の作品ですが、こんなテクを当時持っていたなんて!

ということで、今回も堪能しました。

陽もとっぷりと暮れ、お腹が少~し空いてきたかな?というところで、ココは両国、「ちゃんこ鍋」っていうのを食べよう!となりまして…。
両国駅前すぐの「霧島」へ。



さて!ちゃんこ鍋!
父と奥さんとで3人。でもすっごっくお腹空いているわけではないので2人分に。
お店のオススメは味噌味。ということで味噌ちゃんこ鍋に決定!

いやいや美味しかったです~。




髷が飾られていました。



コメント
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