時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

清水和音 3大ピアノコンチェルトに挑む

2010年08月04日 23時59分59秒 | MUSIC



一昨日(8/2)、『清水和音 3大ピアノコンチェルトに挑む』を聴きに、東京文化会館代ホールへ行ってきました。
なんと一人でピアノ協奏曲を3曲続けてやってしまう!という聴くほうはとっても嬉しいけど、演奏するほうはちょっと大変じゃね?という演奏会。

演目は…

・ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
・リスト/ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
(休憩)
・ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30

アンコール:
・プロコフィエフ/”3つのオレンジへの恋”より行進曲

指揮:大友 直人
ピアノ:清水 和音
管弦楽:東京都交響楽団

ベートーヴェンのピアノ協3番は、ついこないだ(5月末)聴いたのとは全く違ったな~。
ピアノの音が、オケの音が、しっかり耳に届いてきて、通り過ぎてしまうような曲じゃなかったです。
ヴァイオリンの音が、こんなにしっかりと聴こえるオケだったの?という感じでしたね。
都響といえばLFJで何度も聴いてたけど、そんなに印象的なオーケストラに聴こえなくて、でも今回はしっかりと、というか、なんだか艶々してました。
好印象。
もちろんピアノはバッチリ。
ナマで聴きたかったピアニスト。
ちょっとホッペがま~るくなったような気もしないでもないけど、メリハリというのか、とても耳に良い音で聴くことができました。
2曲目のリストは初めての曲。
長調の曲なのに、なんだか暗いような、物陰から覘いているような、やや翳ったところがあるかと思えば、明るい曲調になったりで、でも勢いのあるピアノの音が突き進んで楽しく終わっちゃう。
予習で聴いたCDよりも格段に良かったですね。
休憩後の3曲目。
ラフマニノフのピアノ協3番も以前(一昨年)聴きましたが、あのときはタダだったし、なんだかなぁ、とそのときは思いながら、その後CDを何枚か買って、もう一度ナマで聴きたいね~と奥さんとも話していた曲なのですが、それを清水和音で聴けちゃう!という今回のメイン。
でも3曲ぶっ続けで疲れてないのかな?
なんてことはなく、出だしからちょっと鳥肌。
予習CDではフワフワと始まるものがあったのですが、しっかりした音で始まって、ダダ~ンと最後まで脳みそに響いてきてくれました。

そしてアンコール。
3曲もスゴイの聴かせてくれたから、クールダウンなゆっくりな曲かと思いきや、これまた元気な曲で終わらせてくれました。
今年50歳になるとのことなのに、すごいな…。



今回はピアニストももちろんでしたが、オーケストラも印象が変わりとても良かったです。

来年の夏には、ラフマニノフのピアノ協奏曲全曲(第1~4番)とパガニーニの主題による狂詩曲を演奏しちゃう!というスゴイ企画も予定されているそうで、すごいおじさんピアニストですね。(行きたいカモ~。)


コメント
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