時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

LFJ2009~5/3<2公演+α>

2009年05月04日 12時00分00秒 | MUSIC



3日=第1日目の1本目はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」。
ヴィヴァルディの『四季』って超メジャーな曲ですけど、ナマでは聴いたことないです。たぶん。
5/1の前夜祭スペシャルコンサートでは四季の「春」と「夏」を聴きましたが。。。
で、その前夜祭コンサートと同じ演奏者です。春から冬まで。

公演No.113(13:45~)ホールA
『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」作品8』
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)

今回からAホールでは、ステージの両脇壁面にスクリーンが備え付けられて、ステージ上の演奏者をカメラでアップで捉えてくれます。
Aホール、5000人収容って、広すぎですもんねぇ。これは良いアイデア。
でもちょっとチラチラ画面が切り替わっているのが邪魔に感じることもあったりしましたが、しかし!指揮者の顔が映ったり、ヴァイオリニストの表情がアップになったり、音だけではない”モノ”が伝わってきました。
で、ヴァイオリニスト=ネマニャですが、前々日に、聴いて、見て、カンドー!だったので、再度聴くことができて、再度見ることができて、サイコーでした。
音楽の授業で聴くようなペラっとしたものではなくて、四季折々な音の表現を味わえたかな~と思います。


「ネマニャの写真」の写真


さて2本目。




公演No.158(22:15~)ホールD7
『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV988』
シュ・シャオメイ(ピアノ)

夜、だいぶ遅い開演。
遅い上に、この曲。
眠るため、みたいに言われるこの曲を、その日の最終時間帯にプログラムするのも何か意図があるような?と思ったりして。
ゴルトベルク変奏曲をナマで聴いてみたかったではあるけど、なんだかねぇ.....と思っていたところの今回のLFJ。
本当に不眠症のために?と思うこの曲。ナマで聴いたら何か思うかも、と思ったのですが、やっぱり「実験」というか「検証」というか、そういうふうに聴こえてきてしまうものの、リズムが刻めるような、ポロンポロンと音が水のように流れるような曲で、でもやっぱり「こういうのはどう?」と表現の一手段を見せられているように思う曲。
上海出身というピアニスト=シュ・シャオメイは、妙にキューティクルがはっきりした頭(頭髪)で天使の輪?(今は言わないか?)が、照明のせいか強調されて浮かんで見えて、幻惑されるというかなんというか、でも中華なオバサンがピアノから変奏曲を紡ぎだして、曲のせいもあるかもですが注視を強要されているような、つまるところしっかり聴かされました。
しっかり睡眠されている方もいましたが。効果絶大か?
残念なのは、この会場の椅子。椅子が横にいくつか連結されている構造なので、誰かが座りなおしたりすると、連結された椅子全てがギシリと動いちゃって他の方たちに不快感が.....。つまり、自分からソレを発しないように、ジーっとしてなきゃならないのが苦行難行....。
という椅子のせいで、奥さんはこの曲を「苦しい曲」に認定しました。ん~…残念。

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もう1つ。映画を観ました。
当日の有料公演チケットの半券があると観ることができます。
ただし、先着順ということで、開演前に長い時間並ばなければならず(受け入れられないと思しき方、出現!)、忍耐のいることです。
映画は、イングマル・ベルイマン監督「サラバンド」。
バッハの「無伴奏チェロ組曲」が物語のキーになっており、R-15指定。
大人向けでしたね。描写というよりもストーリーが。


コメント
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