夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

シンケンジャー【2周目】第47幕「絆」を見て

2011-01-22 21:16:40 | Weblog
【2周目】も、辛いところを乗り越え、あとは、安心して感涙にむせぶのみ。
そろそろ飛び始める花粉も、この涙で洗い流したいほど。

さてさて。。。。シンケンジャー【2周目】も、そろそろクライマックスです。



長かったウソが終わり、十臓との戦いに没頭していく丈瑠。

駆けつけずにはいられない、茉子、千明、ことは。

そして、侍として身動きできない流ノ介。

「嘘だけではないはず。。。」
「それでも嘘は嘘だ。」
彦馬さんの声も、殿をこちらに完全に引き戻す決定打とはなっていない様子。

タイトル
第四十七幕
「絆」
・・・いつもと違う静かな音楽が、何か悲劇的な展開を予感させるようで、もう、これだけで襟首引っつかまれて、物語の中にグイって引き込まれるような気持ちになります。

これまでも、「正しいか正しくないか」で、判断することが度々あった流ノ介。
【侍として正しいのがどういうことか】に囚われて、身動きがとれません。

これが、源太や千明なら、
「正しくないことが、間違ってるとはかぎらね~俺、気にしねえ~。」
って、言いそうです。でもいちいち引っかかるところが、流ノ介らしい。

そこに現れた一人の黒子。。。正体を明かしたその人は、朔太郎さんでした。

朔太郎さんは、
「アンタのお陰で、また戦う気になったんだ。。。。侍たちや殿と一緒にな。」
と、流ノ介に語りかけます。
「ああ、で、動くに動けないんだろう。・・・アンタらしいな。」

「侍として守るべきは、姫です。これは、間違ってない!
・・・ただ・・・ただ、私は!」

「あの殿なら、命を預けて一緒に戦える・・・アンタが言ったんだ。
・・・アンタが命を預けた殿というのは、志葉家当主という器か、それとも中身か。
人は犬じゃない。主は自分で決められる・・・」

それを聞いていて、自分たちも同じ気持ちです、とでも言うように集まってくる黒子たちが最高にカッコイイ。

「どうか、侍として悔いのなきよう。」

朔太郎さんは、何気に判断のハードルを上げてきます。

つまり、流ノ介の【志】がどこにあるのかということです。


殿は殿で、十臓に最期の一太刀をあびせ、大爆発・・・と思いきや。。。
「それこそが快楽・・・」
と、日曜朝に、子供に見せるのにためらわれるような【エロイ大人の顔】で、軽く舌なめずりをしつつ首だけ起き上がる十臓。
シンケンジャーが子供向けかどうかということは置いといて、この時の十臓のエロイ顔は、完璧にR-20です。
(顔がエロイってすごいなぁ~って思います。子供にはわからん顔やなぁ~。)

日曜朝7時37分なら、モザイクを入れてもいいほどの。。。。快楽ッ!!
(笑)

「所詮、人の世のことは全て、命さえも幻。。。。が・・・この手ごたえだけは真実!
オマエも感じてるはず、何がオマエの真実かッ。」

「・・・真実。。。俺の。」

「よそ見をするな!」
と、荒ぶる十臓。

それを引き止めるように、裏正が動かない!

劇中、ほとんど出てくることのない十臓の嫁でした。
出てきてもストップモーションで、その人となりを表されることはありませんでした。

今回は、十臓の「う~ら~ま~さ~!!」の声とともに、引き抜けない裏正。

ただ引き抜けないだけなのに、十臓の嫁の気丈さがそこから見えるようでもありました。

裏正・・・何でも斬れてしまうような、無敵の裏刃。
ただ、冷静に見ると、ホントは反対側にへんなギザギザのついた、おもちゃのような小道具。
!しかし!これが、【この世に地獄さえ呼び出しかねない狂気の刃(やいば)】に見えたり、【気丈で健気な不破十臓の嫁】に見えたりするのですから、唐橋充さんと清家利一さんの表現力って、半端じゃないですね。

「それはオマエの真実なんじゃないのか。」
静かに告げる殿。
「おまえの剣、骨の髄まで。。。うわぁ~。」

まわりを炎で囲まれ、にっちもさっちも行かない状況の殿。
それを裂いた流ノ介。駆け込む千明、茉子、ことは。みごとなチームワークを見せます。

助け出された殿。その場を去ろうとするその背中に、ことはが勇気をふりしぼって言葉をかけます。
「殿様、(ここで自分の発した言葉にハッとして・・・)うそじゃないと思います。ずっと一緒に戦ってきたことも、お屋敷で楽しかったことも全部。ホンマのことやから。。」
この、ことはの声が震えているところにもう、涙が出てしまうんですよね~。
あと、勝手に脳内でリプレイするんですよ。「ずっと一緒に戦ってきたこと」「お屋敷で楽しかったこと」が。。。いっぱいいろいろありましたもん。

自分の嘘も本当だ、ただの嘘じゃない、とかたくなに拒む殿。
「・・・ったく。」
とつぶやいて、殿に走り寄る千明。不意な一発でも丈瑠がくらうことはありません。
「よかんなよ!バカァ!!」
と、くりだす2発目を丈瑠が受け止めます。するどい洞察をする茉子が、「フフッ」って笑って駆け寄ります。
問題の解決を直感したのかもしれません。
「今ので嘘はチャラにしてやる。だからもう言うな。何もないなんて言うなよ。何もなかったら、俺たちがここに来るわけがねーだろ!。」
熱い千明の真っ直ぐなメッセージは、画面を跳び越して、視聴者である私たちの涙腺も、レーザービームのように射抜きます。
「志葉丈瑠・・・私が命を預けたのはあたなだ。それをどう使われようと文句はない。姫を守れというなら守るッ!ただしッ!侍として一旦預けた命ッ、責任をとってもらう。この池波流ノ介。殿と見込んだのは、ただ一人。これからもずっとッ!」

「丈瑠、志葉家の当主じゃなくても、丈瑠自身に積み重なってきたものは、ちゃんとあるよ。」

茉子姉さんにこれでもか、とたたみかけられて。。。もう、涙を止める理由はありません。


青空の下に残った、【裏正】・・・
旦那の暴走をいさめ、静かに爽やかに散る桜のように淡く消えていく。
気丈であり、爽やかであり、美しい、十臓の妻を存分にアピールする【裏正の最期】でした。





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